「センター試験に漢文は必要か」は「漢文を教える必要があるのか」と地続きでしょ

日本よ、この期に及んで「古文・漢文」が必要だというのか
仰々しいタイトルではありますが、増田の主張は「漢文を教える必要があるのか」ではなく「受験科目として漢文が必要か」、より正確には「センター試験に漢文は必要か」にあるのでしょう。

増田は追記で、はてブのコメントは「漢文を教える必要があるのか」ばかりで、「センター試験に漢文は必要か」を読み取れていない人が多すぎるとぼやてますが、タイトルでミスリードを誘っていますし、主張を読み取れていない人が多いのは、増田の書き方にも問題があるでしょう。

一方で「センター試験に漢文は必要か」は「漢文を教える必要があるのか」と地続きでもあります。つまり、漢文の必要性を説くことは、センター試験に漢文が出題される理由でもあります。ただし、それをつなげるには、100文字では足りないので、昨年の話題ではあるものの、ちょうどセンター試験なので私の考えを書いてみます。

センター試験の国語は、評論文、小説、古文、漢文からなり、それぞれの50点で、200点満点となります。ただし、この200点がそのまま200点となるかは、大学や学科によって異なってきます。
センター試験共通一次の流れをくむ試験方式で、一次試験であるセンター試験と各大学が実施する二次試験の結果により、合否が決定されます。大学によっては、センター試験で受験者の選抜、つまり足きりが行われます。
センター試験の結果をどのように配点するかは、大学や学科によって異なります。一般に、文系の学科では国語や社会などの配点を高くし、理系科目を低くする傾向にあります。理系科目の結果を加味しないこともあります。また、学力試験としてセンター試験のみを利用し、二次試験として論説や面接試験による選抜を行うこともあります。あるいは二次試験をまったく実施せず、センター試験のみで合否を決定する大学すらあります。
つまり、国語ひとつにしても、大学や学科によって、配点や取り扱いが異なってきます。国語は200点満点ではありますが、理系の学科では100点として扱われたり、全く加味されない場合すらあります。

というわけで「センター試験に漢文が必要か」を考えるには、大学や学科によって国語の配点の割合が異なってくることを意識しなければなりません。
先ずは、大学における国語の配点から、国語をどれくらい重視しているかを見てみましょう。

東大は文系、理系ともに国語は200点満点として扱われます。正確には8科目900点満点を110点とし、二次試験の440点と合わせて合否を決定しています。二次試験で、文系、理系のどちらにも国語が出題されます。

京大は、センター試験の国語を足きりのために利用しますが、合否の点数として加味しません。面白いことに、文系はセンター試験の社会が50点、理科が100点の合計150点、理系は社会が100点を二次試験の結果と加味して合否の判定をすることです。理系の理科は足きりにのみに利用されるのです。二次試験の配点が、文系は650点で理系は700点と、東大に比べて二次試験重視となっています。また、東大同様に文系、理系共に国語が出題されます。

その他の旧帝大は、文系、理系共にセンター試験の国語を加味しています。学科によって国語の配点が異なるものの、二次試験ではそれぞれの専門科目のみ、つまり文系には数学がなく、理系に国語がありません。その他の大学も、この方式を採用することが多いように思います。ただし、名古屋大学は、東大や京大のように、文系、理系かかわらず、二次試験に国語と数学が出題されます。

国立大学の二次試験は前期と後期の二度実施されますが、後期では学力試験としてセンター試験の結果のみを用い、二次試験では論説や面接のみを課す大学や学科もあります。また、北見工業大学のように前期試験はセンター試験の結果のみで選考し、二次試験を実施しない大学もあります(なぜか、後期は二次試験がある)。このような大学では、センター試験のみが学力試験として機能しています。
センター試験のみを学力試験としている大学としては、網羅的に科目が合った方が学生を選抜しやすいでしょう。大学の課程において漢文が必要であれば、国語の配点を高くすればよいわけです。

二次試験のある大学だと、東大や、京大、名古屋大学などは、文系や理系を問わずに国語を重視するというよりも、高校までに習ったことをきちんと習熟していることが求められるのでしょう。教養をはかっているともいえます。
二次試験で理系に国語を出題しない大学も、センター試験の国語の配点の割合は異なるものの、やはり高校までに習ったことをある程度は習得した学生を求めているのでしょう。やはり、ある程度の教養が必要であると。
大学までにきちんと勉強できていなければ、大学に入っても大変というか、何も身につきません。もちろん、受験には色々な問題があります。ただし、試験結果のみで判断されるのは、ある意味平等といえるのではないでしょうか。問題は、試験ではかれない能力を持っている人がごうかくできなかったり、試験だけに特化された人ができたりすることでしょう。あるいは勉学できる環境にない人の救済なのかなと思います。

閑話休題
センター試験に漢文は必要か」を考えると、結局の所「漢文を教える必要があるのか」にたどり着くわけです。小中高の限られた学習時間に「漢文」を割くべきについては、以下の記事に説明を譲ります。

漢文学習がどんな役に立つのか、なるべく簡単に解説してみます: 不倒城

金融なり、法律なり、プログラミングなどを教えるべきだとの声もあるでしょう。しかし、世の中の仕組みってのはずーっと同じではなく、徐々に変わっていくものです。その変化に対応できるような教育がなされるべきです。つまり、分からないことを分かるようにする教育。義務教育である小・中学校は、学習の仕方を教える場になっていると私は思います。
この辺は、詰め込み型の日本と、そうではないアメリカなどでは全然違うみたいで、アメリカなどは大t学に入る前までは、レポートの書き方、スピーチの仕方、発表の仕方などをみっちり鍛えるそうです。アメリカ人はかけ算や地理には弱いけど、主張することだけは誰にも負けないってのはステレオタイプかもしれませんが、教育の賜でもあるのでしょう。

ところで、しばし選挙などの制度をきちんと教えるべきだとのツイートを見ますが、その辺はちゃんと社会でやっていると思うのですけどね?高校までの教科書をばっちり頭に入れれば、普通に教養が身につきますし、そのようなカリキュラムになってます。

はてななので、漢文ばっかりやり玉にあがるのでしょうが、数学が苦手な人からしてみると、あるいは一般的には「数学なんて人生で役に立たない」って声の方が大きいんじゃないでしょうか。はてなの利用者なら、数学を勉強すべき理由に疑問を持たないでしょう。「数学はセンター試験に必要ない!」とか書いたら、炎上以前にただのバカ呼ばわりされそうです。

どの科目を教えるべきかは、数学を勉強すべき理由とまったく同じで、概念を取得した方が、より役に立つからです。概念を取得するために、法律や金融などを教えたってよいわけですが、新しいものに晒されながら、それでも長きにわたり生き残ってきた「古典」はそれだけ取捨選択が進んでいます。教育方法も蓄積されています。つまり、効率が良いわけです。そもそも、数学にしたって、理科にしたって「古典」を教えているわけですし。一方で、歴史はどんどん変わるから大変だなぁと思います。理系は理系で、どこまで教えてよいのかの選別が大変ですけども。

というわけで、長々と書きましたが、「センター試験に漢文は必要か」は「漢文を教える必要があるのか」と地続きなので、その疑問の答えとして漢文の有用性を述べるのは、全然的外れじゃないよと。というか「受験科目に○○が必要か」とか言いだしたら、多分どの科目でも地獄を見る。

あけましてマリオオデッセイ

年末に「もっと月の裏側」にチャレンジしてクリアできなかったけど、正月に親戚回りをして帰って来てやってみたらクリアできたので感想を。

年末にツックンのエリアまで到達していたものの、戸板を渡った先で落ちてしまい諦めていました。しかし、実はそこさえクリアしてしまえばその先は簡単だったとは・・・・・・。

月の裏側の「ブルータルズ連戦」や「アスレチックステージ」も難しくて、クリアできる気がしませんでしたが、何度か繰り返しているとクリアでき、自分にとってはほどほどに満足できる難易度でした。「ブルータルズ連戦」も、最初の帽子を縦に重ねる緑が苦手なだけで、他はそんなに難しくもないのですけど。


月の裏側のアスレチックステージで痛感しましたが、マリオオデッセイは帽子が万能過ぎ。

新要素のキャプチャーはバリエーションが豊かで、セノビーなどは意味も無くのびてました。横にのびるシマハナチャンも微妙にクセになる。

個人的にはツックンが好きです。敵を付くのは剣豪の研ぎ澄まされた突きのようでありながら、壁を付いてバネみたいにボヨヨーンとジャンプできるのはかわいい。このギャップが好きなのかも。

ダイナソーはもうちょっと広いエリアで縦横無尽に暴れまわりたかった。ニュードンクシティとか月とか。


ステージの構成も良くできていて、ローカルコインやムーンなどがほどよく配置されています。物陰に隠れていたり、視点を変えてみたり。通りすがると見逃すけど、注視すると見付かるくらいの絶妙な隠し具合。分からない場合は、オウムやキノピオからヒントも貰えますし。


壁の中の2Dステージも面白かったです。神々のトライフォース2でも、3Dと2Dを行き来するギミックがありましたが、マリオオデッセイの方がファミコン版と最新版の3Dを行き来している感覚があり、より楽しかったです。画面を傾けると、隠れたコインやムーンが見え隠れする2.5Dっぽい演出にも感心しました。


好きなステージはニュードンクシティや森の国。高低差のあるステージが好きなのかも。でも、ロス島は毒沼が多いから嫌い。

面倒くさかったムーンはなわとびとビーチバレー。なわとびはタイミングが掴めなかったのでバイクに乗って100回を達成しました。ジャンプの高さは一定になるけど、なわとびに入るのが難しい。ビーチバレーは2Pコンでチャッピー操作でクリアしました。どちらも、100回もやるのがたるい。


マリオの新作として、万人におすすめできるタイトルではありますが、二週目をやるほどではないというか、別の楽しみ方を探さないといけないかなと。

RTAなどは、程よい長さと難易度かもしれません。もちろん、世界記録は狙いませんけども、2時間、あるいは1時間半くらいは練習すれば行けそうです。

攻略サイトやWikiよりも攻略動画見るでしょ?

攻略サイトやWikiよりも攻略動画見るでしょ?
ゲーム市場は死んだ
攻略wikiっぽくない「自称攻略wiki」を見かけるようになった - シロクマの屑籠

現在のゲーム攻略の主戦場ってテキストベースではなく動画。つまり YouTube とかじゃないですかね?と思ったので。ついでに、2000年前後の攻略サイトの話とかしたい。

すべてはYouTubeに集まる

ゲームに限らず、最近はガジェットのレビューにしても、レシピにしても、YouTube の方が注目されるんじゃないでしょうか。

言語が分からなくても、動画なら一目瞭然でインパクトもある。スマホのバッテリーをDIYで交換するときも、YouTube のお世話になりました。

HUAWEI P9 のバッテリー交換をキメた - 最終防衛ライン3

ゲームに話を戻すと、攻略などは海外のゲームのフォーラムの方が熱気があり情報も早く量も豊富ですが、そこから必要な情報を探し出し、読み込むのは大変です。でも、動画なら、その通りにやれば一発です。もちろん、操作が難しくて再現できないってこともありますけど。
攻略法を紹介する方としても、画像とテキストで事細かに説明するよりも、動画を配信した方が楽でしょう。
特に最近は、3Dゲームが多くゲーム内で視点を移動し見渡す必要があるので、静止画像よりも動画の方がわかりやすいです。

攻略Wikiでも、YouTube動画を紹介していることがよくあります。ただまぁ、「攻略Wiki」とすればSEO的においしいから「攻略Wiki」と名乗っているだけで、正確には「Wiki」ではなく「Wikiもどき」だと思いますが。もどきがSEO対策のためにWikiを名乗るのはよいとしても、内容が充実してないくせに検索の上位にくるところは滅んで欲しいです。

この「攻略Wiki」でも攻略動画を紹介していることがあります。テキストで説明するよりもわかりやすいし、YouTube動画を埋め込むだけなので手間もかからないし。

個人、グループ、そしてみんなのWiki

ゲームの攻略サイトは、昔からありましたが、個人ホームページがほとんどだったので、その多くは内容が充実していませんでした。中には恐ろしいほどにゲームに精通している人が作った攻略サイトや、やりこみや縛りプレイのレポートなどもなどもありましたけど。
私が今も利用していて現存するサイトとしては、1999年開設の nJOY(エンジョイ):マップ付きでわかりやすいゲーム攻略サイト は説明が丁寧な上に詳しいので、夢をみる島聖剣伝説2をやりなおし、やりこみ要素を確認するときなどに訪れています。

コンシューマなどは、攻略本の情報を引き写しただけのサイトもありました。掲示板などで攻略が盛り上がっていたのは、どちらかというとPC向けの美少女ゲームだったような気がします。RPGなどはネタバレが絡んでくるので、欲しい情報だけを探したり、尋ねたりするのがなかなか難しかったです。

2000年前後から、2ちゃんねるなどの大型掲示板の登場により、集合知によるゲーム攻略が加速した感じがあります。RPGなどでは、2001年開設の 極限攻略データベース のように数人の管理人により運営され、またネタバレに配慮した攻略サイトが増えていきました。

坂口博信 堀井雄二

2000年に発売されたファイナルファンタジー9坂口博信さんが攻略本を出さない方針だったのもあり、攻略サイトでないと知りたい情報が得られない状況も。FF9チョコボのお宝などはゲーム内のヒントで見つけることができるようになってはいますが、攻略サイトのお世話になった人は多いんじゃないでしょうか。エクスカリバーIIなどはネット情報がないと、そして取れない人が多かったんじゃないかなぁ。まぁ、私は挫折しましたが。

その後に、レンタルWikiサービスが開始され、誰でも編集可能な 攻略Wiki が乱立していきます。大体2005年前後で、無料ブログサービスの開始時期とほぼ同じ頃合いとなります。

攻略から解析へ

ゲームの集合知として、よりディープな方向に進んだのが「解析」です。特にレトロゲームに顕著です。
ゲーム内の乱数や、攻撃力の計算式を統計から逆算したり、ゲームをハックしてデータ上にしか存在しないアイテムやモンスターを見つけ出したり、バッファを解析したりなどなど。バグの解析なども行われ、20年前に発売されたゲームのバグが新たに見つかり解析も行われています。それによって、新たなやりこみが報告されることも。

52回全滅バグ、10秒クリア―― 「FF6」超絶やり込みプレイヤーに話を聞いたらやっぱりすごかった (1/2) - ねとらぼ

バグではありませんが、松野泰己さんが、タクティクスオウガに仕込んだものの、やり方を忘れてしまった裏コマンドが存在することをツイートしたら、そのコマンドを見つけた輩がいて、集合知マジすげーなと。

松野泰己氏すら覚えていなかったSFC版『タクティクスオウガ』裏コマンドが19年越しで発見される | インサイド

ゲームの解析文化に関しては「サガフロンティア解体真書」の影響も見逃せないだろうなぁと。攻略本についても語りたいことはあるけども、それはまた別件でじっくり語りたい。

動画によるマッシュアップ

ゲームのやり込みは昔から行われいましたが、ネット上ではテキストベースのレポートが主でした。
しかしながら、ゲームは動画の方がインパクトがあります。2005年に開始したYouTube以前から、ゲームの動画配信は行われていましたが、やはりYouTube以後に活発になりました。

TASもYouTubeなどから知った人も多いでしょう。TASなどは先の解析の賜物ですが、最近はRTAが盛り上がっています。人間が操作しているのに、TASをほぼ同じ動きをしていたり、昔のTASの記録を抜いたりと、ちょっと意味が分からない世界に突入しています。特に、任意コード実行によりエンディングを呼び出したり、果てはゲーム内にゲームを作ったりと常人には理解できない領域です。この任意コードを人力で実行する人もいてカオスです。

スーパーマリオワールドをクッパを倒さず謎のミニゲーム経由で爆速クリア - GIGAZINE

動画とゲームは相性がいい

ゲームは動きこそが面白さなので、その面白さを伝えるには動画が最適です。ネットワークの発展で、誰でも動画を配信でき、いつでも見られるようになりました。動画によって、思いも付かなかった遊び方が提供されたりも。

冒頭にも述べたように、YouTubeに色々なものが集まっています。
ゲーム関連動画も多く、メーカーが公認しているケースもあります。PS4は本体のみでゲーム動画を配信したり、録画したりできます。Nintendo Switchは30秒の録画のみですが、ゼルダやマリオにスプラトゥーン2くらいなら十分な尺です。

というわけで「攻略サイト」や「攻略Wiki」よりも、ますます「攻略動画」の方がメジャーになってくるんじゃないかなぁと。

追記 2017/12/22

自分がいつ頃から攻略動画を見るようになったのかを記憶を遡ってみるに、おそらくメタルギアソリッド3(2004年12月16日発売)の頃で、BIG BOSSの攻略法やら、ケロタンの泣かせ方などで利用していたように思う。

最近だと、マリオオデッセイでどうしても取り方が分からないパワームーンなどは動画を見ている。ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルドだと追加コンテンツの剣の試練での立ち回りは動画を参考にしました。


剣の試練 マスターモード ノーダメージ 攻略・解説

タブレットは100円ショップの皿立てに置くに限る

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題名以上に、特に説明することはないのですが、タブレットやら、薄いノートPCなどは100円ショップで売っている、立てかけるタイプの皿立てを利用すると便利です。それなりに安定しているので、ひっくり返ることもありません。視認性も良く、使うときにさっと取り出して、終わったらまた立てかけてるだけ。

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iPad mini 3 と Kindle Fire HD 8 と 10、そして Surface Pro 3 を立てかけてみました。普段は、Fire HD 8 と 10 くらいしか立てかけていませんけども。スマートフォンも5インチくらいあれば横に置くことができます。
薄いものなら何でもよいので、キーボードとか3DSなどを立てかけてもいいかもしれません。

12月14日だったので、私のスマホ遍歴をまとめてみた

12月14日だったのでスマホ遍歴をまとめてみた
今日(12/14)は誕生日なので、13歳からこれまで、36年間のパソコンの変遷をまとめてみました - 勝間和代が徹底的にマニアックな話をアップするブログ

ココログからはてなブログに引っ越した勝間和代さんが、PC遍歴を書いていたので、自分も書きたいなぁと思ったけど、同じことやっても面白くもない。勝間さんの誕生である12月14日には W-ZERO3 が発売された日でもあるので、スマホ遍歴でもまとめてみようと思う。もう15日ですけど。

ところで、勝間さんははてなブログに来てからPCのことばっかり書いてるので、ココログから引っ越して正解というか、ココログに書いても誰もついてこないでしょうね。はてなならおっさんホイホイで、結果的にはてなブックマークが賑わっています。やはり、適所に適当な話題を書くべきですわ。

12月14日といえば 2005年に W-ZERO3 が発売され日でして、日本でスマートフォンが発売されてからちょうど干支が一周した12年目になります。本当は10年目の2015年に記事を書こうと思ってたんですけど、忘れてました。

W-ZERO3発売から10年。 – すまほん!!

ちまたでは、iPhoneが発売された2007年がスマートフォン元年とか言われていますが、それ以前から概念もあったし、存在もしてました。

スマートフォン、いつ買いました? 購入時期・機種でユーザー層に特徴 - ITmedia NEWS

2005年 W-ZERO3

2005年に、公式ストアの予約戦争を経て W-ZERO3 を購入しました。それ以前は、今は無きDDI pocketAir-H" Phone を使っていました。W-ZERO3 でようやくフルブラウジングができる!といきりたったものです。

実録!これが、W-ZERO3予約戦争の真実だ! - 最終防衛ライン3

とにかくでかい端末で、操作していると DS ですか?と聞かれることがしばしば。ただ、面積は 70 mm x 130 mm なので昨今の5インチ端末と同じくらい。iPhone 8よりは大きく、8 plus よりも小さいくらいです。ただし、厚さが 26 mm もあるので、通常の3倍の厚さがあります。

スライド式のフルキーボード使い勝手が良く、今でも欲しくなることがあります。ただ、ペン式のタッチパネルは、手書きで文字入力をすることもできましたが、今から考えると使いにくいですね。ペンを使わないと、OSを操作できないのは不便です。

2007年 Advanced / W-ZERO3 [es]

アドエス買ったどー - 最終防衛ライン3
W-ZERO3 が発売された翌年の7月に より小さなサイズの W-ZERO3 [es] が発売開始になり、ぐぬぬと悔しがりながら我慢して、W-ZERO3 を使い続け、2007年7月19日に Advanced / W-ZERO3 [es]、通称アドエスを購入しました。

サイズは、当時の携帯電話よりも少し長いくらいで、初代に比べて、持ち運びやすくなりました。キーボードも小さいながらも打ちやすく、後にiPhoneと二台持ちしていた時もメールはアドエスで書いていました。テンキーもあるので、電話としての使い勝手もよかったです。

iPadをまねたクルクル回転できるホイールがありましたが、使い勝手が微妙でしたね。あると便利なのですが、感度があまりよくないので、細かな操作まではできないといった感じ。

2009年 iPhone 3GS

2008年に iPhone 3G が日本でも発売されましたが、当時に触った感覚としては割ともっさりしているなぁという感触でした。コピー&ペーストもできなかったので、スルーしていました。

2009年になり、WILLCOM 03 に続く新しい端末が出ないかなぁと思っていたら、全く音沙汰がありません。そろそろ2年使い続けたアドエスを買い換えたい頃合い。そんな中、iPhone 3GS が発売され、触ってみると 3G とは違ってヌルヌルに。なにより、当時はまっていた青空文庫のリーダーが充実しており、使い勝手も良く読みやすい。また、回線速度としても PHS の 128kbps は厳しくなってきたので、iPhone 3GS を購入しました。

2009年の8月30日で、投票を済まし、iPhone を手に入れて、いろいろ設定していたら夜も暮れ、気がついたら政権交代していました。

電話やメールアドレスはウィルコムと紐付けていたので、iPhoneアドエスの二台持ちにしました。当時は、二台持ちをする人が多かったですね。

2011年 iPhone 4s

そのまま当たり前のように iPhone 4s を発売日に購入。カメラの画質にも感動しました。ディスプレイが Retina なので撮影した写真がやたら綺麗に見えるで、写真を撮る機会が圧倒的に増えました。それ以前は、旅行ですら全然写真を撮らなかったのに。
スマホにカメラの性能を求め始めたのは、この頃からでしょうか。その後に乗り換える Xperia Z3 や HUAWEI P9 も最後の決め手はカメラでした。

この iPhone 4sはなんと、3年半も使い倒しました。iPhone 5s の時に乗り換えようか迷ったのですが、iPhone 5 の時点でたいした感動がなかったのが大きいです。性能的にも 4s で十分ですし、サイズ感としても 4s の方が手になじみました。

同年に、ずっと使い続けていたアドエスを、通話とメールしかできない PHS端末へ機種変しました。フリック入力に慣れキーボードでなくてもそれなりに長文を入力できるようになったのと、アドエスの画面にヒビが入っていたので仕方が無いです。4年間がんばってくれました。

さらばアドエス こんにちはSOCIUS - 最終防衛ライン3

2015年 Xperia Z3

パーソナルタブレットに最適なNexus7(2013) - 最終防衛ライン3

iPhoneを使っていた頃から、ゆくゆくはAndroid 端末を使いたいなぁと漠然と考えていました。Mac を使っていないので、Apple 製品を使うメリットがあまりないんですよね。現在は、メールにしても写真にしても、Google のサービスにどっぷりつかっています。
ただし、初期の Android はかなり残念な仕上がりだったので、二の足を踏んでいました。そんな中、iPhone 4s を機種変更する代わりに購入した Nexus 7 (2013)は、自分にはインテントとの相性がばっちりで、Android 端末への機種変の決め手になりました。

iPhone4sからXperia Z3に乗り換えた - 最終防衛ライン3

Nexus 6 にするか、やはり iPhone 6 にするかと、いろいろ悩みましたが、カメラの性能と、Android Ware を使いたかったので、Xperia Z3 を購入しました。カメラとしては、シャッターボタンがあるのが格別に使い勝手がよかったです。

しかし、この Z3 とは相性が悪く、結局3回も壊れました。3回目は自分の過失なので仕方が無いですが、内2回は端末の熱暴走の結果なので、本当に相性がよくない。内2回は保証期間内だったので無償で交換、修理ができましたが、3回目は諦めて HUAWEI P9 へ乗り換えました。

Xperia Z3が熱暴走してバックライトが死んだので修理に出した - 最終防衛ライン3
Xperia Z3を修理した(3ヶ月ぶり二度目) - 最終防衛ライン3
Xperia Z3の画面が割れた(故障は3度目) - 最終防衛ライン3

この間に、ウィルコムがワイモバイルになり、そしてPHSでもMNPできるようになったので、IIJへと乗り換えました。

2016年 HUAWEI P9

HUAWEI P9を買った - 最終防衛ライン3

画面が割れちゃったので、Xperia Z3 から HUAWEI P9 へ。購入の決め手はやはりカメラで、ライカのデュアルレンズだと、いい感じの風合いで撮影できます。CPU が独自で3Dゲームには弱いですが、スマホゲームは Pokemon GO くらいしかやらないので特に気になりません。
このP9は気に入っており、わざわざ自分でバッテリーの交換をしたほどです。そろそろ、一ヶ月ですが、すこぶる快調。まぁ、バッテリーがへたったのも Pokemon GO で酷使したからなんですけども。

HUAWEI P9 のバッテリー交換をキメた - 最終防衛ライン3

来年あたりに、新しいスマホへ買い換えたいですが、今のところは、HUAWEI Mate 10 Pro か、Pシリーズの最新機種あたりにしたいなと思っています。