Ghost of Tsushima は気になっているタイトルだったが、PS4 も 5 も持っていなかったのであきらめていた。
Steam 版が今年の5月にリリースされたので、ELDEN RING の DLC 後にやってみた。
対馬中を楽しく探索できたので、オープンワールド好きとしては大満足。冥人奇譚以外の実績はすべて取得したくらいには楽しんだ。
ざっくりした感想は、塔に登らない和風アサシンクリード。アサシンクリードの方は弥助の件でずっと燃えてるが。
島の風がいい風情
オープンワールドに限らずフィールドが広いゲームでは、プレイヤーが迷わないようにするためミニマップを表示することが多い。ミニマップは便利であるが、ともするとヒントではなく答えを示してしまうことも多い。また、ゲームによってはミニマップが世界観とあっていないこともある。
Ghost of Tsushima では風が目的地を案内してくれる。文字通り作品に、いい風情を出している。
最初は、風の吹いてくる方向に向かっていたけども!
黄金の導き鳥も適度な距離感でプレイヤーを誘導してくれる。馬の操作性もよいのもあり、対馬を楽しく探索できた。
ブレス・オブ・ザ・ワイルドもティアーズ・オブ・キングダムもなぜあんなに馬の操作性が悪いのか……。
島が舞台なのもオープンワールドに向いている。
オープンワールドでは、世界の端から出られないように急峻な山や深い谷を配置するのがセオリーだ。地形としてはかなり不自然である。そこに、見えない壁が用意されていると興覚めである。Ghost of Tsushima は対馬であり、また蒙古が襲来しているため島から出られない理由付けがある。
誉れをとるか冥人となるか
戦闘は受け流しを使うのが基本かと思われる。多勢を相手にする場合には暗具を使うバランスだろう。適度にチャンバラができて楽しい。槍なども使ってみたかったが、チャンバラとしての面白みが減りそうだ。
また、敵陣に乗り込む際に一騎打ちで誉れを得るか、冥人としてステルスキルを選べるのもよい。
初回では誉れを尊び率先して一騎打ちをしかけていたが、ストーリーが変わることもないので二週目からはステルスキルを狙った。その方が、冥人の型を発動させやすくサクサク進む。
関係ないかもしれないが、一騎打ちのおかげで、スト6での差し込みなどがうまくなったように感じた。
「調べる」が不満
不満点としては、本編やサブクエストでの「調べる」や「足跡」。「調べる」場所が分かりにくいことが多々あった。また、足跡が順番通りに追いかけないと表示されないのも不満であった。足跡があるであろう先に視線を向けても表示されず、そこに近づくと見えるようになるのにはずっと違和感があった。そもそも足跡が見えづらいのも不満だ。「調べる」にしても「足跡」にしても、レッド・デッド・リデンプションのように集中で目立つようにしてもよかったのでは?と思う。
その他の不満点としては、DLC をプレイすると鎧の強化素材である「絹」が足りなくなること。2周目に入ると「幻の花」が導入され「絹」の入手数が増えるが、進め方によってはそれでも足りない。どうせ交換アイテムは余るのだから、もっと「絹」を交換できてもよかったのではと思う。
「花」といえば、すべてを入手できない作りになっているのも残念だった。DLC プレイ時に障害物と重なりどうしても入手できない「花」があった。まぁすべてを集める意味はないのだけども。
総じて満足
不満点はあるものの2周して3周目もやろうかと思ったくらいなので、全体としては満足。ただ、難易度を変更してまでプレイする気にはなれなかった。実績に含まれていたら最高難易度も挑戦したかもしれないが。