Pixel Fold は高い?

今月はもう Pixel Fold の記事しか書かないし、なんなら来月もそうするぞ。

さて、25万円が高いと言われている Pixel Fold ですが、昨今の物価高から比較するとそこまで高くないのでは?むしろ、相対的に安いまであるかも。
そんな、Pixel Fold ですがようやく日本での発売日が7月27日に確定しました。

変わる発売日

Google 純正の折りたたみスマートフォンが開発されていると2020年頃から噂されていましたが、2023年5月11日にようやく発表されました。
当初、日本での発売は7月中旬頃でしたが、予約開始日である6月20日における Google ストアの配送予定日は8月初頭となっていました。三大キャリアは7月末と発表していたので、Google ストアとキャリアの発売日が微妙に異なっていました。

7月中旬になると各社で動きがありました。7月18日に docomo が7月31日に発売すると発表。その後に SoftBank が続きます。19日に au は7月27日に発売すると発表。すわ、au が最速か?と思っていたら、20日SoftBank もそれに追随。docomo だけ発売日が遅いことが危惧されましたが、21日に docomo も 27日の発売とアナウンスしました。
Google ストアで予約していた私は、キャリアの発売日の方が早いとやきもきしていましが、程なく Google ストアの配送予定日も7月27日以降に変更されました。
恐らく、キャリアも含めて発売日の調整が7月21日頃に整ったのでしょう。

スマートフォンタブレットの二台持ち

折りたたみスマートフォンは25万円はお高いです。ただ、2020年の GALAXY Z Fold 2 も25万でした。最近の円安ドル高などの影響を考えると、2023年現在の25万円は当時と比べるとむしろ割安かもしれません。

折りたたみスマートフォンの魅力は、スマートフォンでありながら小さなタブレットとしても使える点です。つまり、スマートフォンタブレットが一つになること。そこで、スマートフォンタブレットの二台持ちする場合と価格と比較してみましょう。ちなみに、割引や下取りなどは一切考慮しません。

2020年だと二台持ちの方がお得

GALAXY Z Fold 2 が発売された2020年だと、iPad mini 5 (64GB) の Wi-Fi モデルが4万5千円で、セルラーモデルが6万円でした。iPhone 12 は、64GB が8万5千円で、128GBだと9万円と10万円未満。Pro Max でも、64GB が約12万円で、128GBが約13万円です。
Pro Max の 128GB と iPad mini 5 の 64GB/セルラーモデルでも約19万円と高めの組合せでも、25万円の GALAXY Z Fold 2 と比べてもお安いです。

2023年だと二台持ちと肉薄

そろそろ iPhone 15 が発表される頃合いですが、2023年8月現在で比較します。
iPhone 14 は最低容量の 128GB が約12万円です。iPhone 12 の 128GB よりも3万円もお高くなっています。Pixel Fold と同じく三眼カメラと搭載した Pro は15万円からとなります。
2021年9月発売当初だと、お得感のあった iPad mini ですが、現在は少しお高めに。64GB の Wi-Fi モデルが約8万円で、セルラーモデルが約10万円となります。
組合せの妙はありますが、iPhone 14 と iPad miniWi-Fi モデルなら20万円から。使い勝手としてはセルラーモデルの方が近いでしょうから、その場合だと約22万円です。iPhone 14 Pro と iPad miniセルラーモデルだと 25 万円となります。ちなみにこの組合せは、容量が 196GB と Pixel Fold の 256GB よりもやや少ないことを付記しておきます。

Apple 製品と比較するのはおかしいとの声も理解できます。それでは Google の Pixel で概算してみましょう。
Pixel Fold と同じ三眼カメラの Pixel 7 Pro だと容量 128 GB が約 12 万円、二眼の 7 なら約 8 万円。
Pixel Tablet は容量 128 GB が約8万円となります。7 Pro と合わせるなら 20 万円くらいで、7 の無印なら 16 万円程度。
ただし、Pixel Tabletセルラーモデルがありませんし、約 11 インチのディスプレイは Pixel Fold よりも大きいです。使い勝手が Pixel Fold と異なってきます。Android には 8 インチ前後のハイエンドなタブレットがほぼありません。残念ながら Lenovo Legion Y700 は、日本で発売されていません。つまり、日本の Android 端末において Pixel Fold は唯一無二のサイズ感なのです。

という言い訳

やっぱり25万円は高いですよ。それなりのゲーミング PC が買える値段ですし、かなりよいラップトップも購入できちゃう。
ただ、iPad mini 6 とスマートフォンの二台持ちを考えると、価格差は縮まってきます。Android でも8インチ前後で、もう少しまともなタブレットが出てほしいです。