PC はもっと自由になる
FMV LOOX WL1 と MOFT Snap Float を組み合わせると、自由度が跳ね上がる。
自分な好きな Bluetooth キーボードが使えるし、縦にも横画面でも使える。取り外せばタブレットにもなる。
FMV LOOX WL1 を購入したいきさつを手短に
US 配列のラップトップが欲しかったのに FMV LOOX WL1 を購入した理由 - 最終防衛ライン3
US 配列キーボードが使用でき、縦と横画面に対応したモバイル PC も策した結果、Windows タブレットである FMV LOOX WL1 を iPad のように使うことにした。
スタンドとして高さも出せて、縦画面にもできる MOFT Snap Float を選択。マグネットシールが FMV LOOX に付属するスタンドと干渉することが懸念されたが、どちらも問題無く利用できている。
Surface シリーズでも同じような使い方ができるが、スタンドが少々邪魔になる。
ミニディスプレイみたい
MOFT Snap Float だと高さを出せるので、目線を落とさずに画面を見られて首への負担も軽い。ミニディスプレイ型の PC みたいでちょっとかわいい。
そのまま画面を回転して縦にできるので、長文入力も捗る。スタンドからの取り外しも簡単で、タブレットとして手に持っても使いやすい。
本体が 600 g を切っており厚さも 7.2 mm と極薄のため、電子書籍を読むのも苦にならない。しかし、画面比が 16:9 と縦長なのが残念だ。電子書籍では両端がブランクとなるし、縦画面で使うとやや長い印象を受ける。ただ、ワイドな分だけ横画面だとウィンドウを二つ並べて表示できるなど、作業スペースを確保しやすい。
純正のカバーキーボードを付ければノートパソコンのような運用もできる。
ただし、ラップトップとして膝の上に置くと安定しない。また、スタンドのセッティングがやや手間なのも弱点と言えば弱点でしょう。通勤電車などのロングシートでの使用は不向き。むしろ、タブレットとしてスクリーンキーボードとペンで運用した方がいいかも？
ペンの書き鍵心地は好みだが
ペンはワコム製なので書き心地がすこぶるよいのだが、USB-C での充電なのが煩わしい。マグネットで本体に付けられるのだから、そこから給電できる方式にして欲しかった。充電の必要ない EMR 方式なら、Nova Air のペンと併用できたのに。
PDA 工房のペーパーライク保護フィルムを貼り付けると適度な引っかかりができてよい。
Windows 用の手書きのノートアプリは種類がないのも残念なポイント。OneNote が無難ではあるがベストではないと感じている。GoodNotes の Windows が早くリリースされてほしい。
全体的にクオリティは高い
最低スペックの core i5、メモリ8GB、128 GB の SSD が13万円からと、それなりのお値段するのもあり全体的にクオリティは高い。core i7 を薄さ 7.2 mm に収めているのは驚きだ。
顔認証はスムーズ
生体認証は顔認証のみ。指紋認証が好みではあるが、顔認証のスピードが早いのでストレスは感じない。画面を縦にしても認証できるのは驚いた。
バッテリー容量は少ない
バッテリーは 35 Wh と、Surface Pro シリーズの 45 Wh よりも少ない。使用期間が短いためバッテリーの持ちはまだ分からないものの、富士通「FMV LOOX WL1/G」の実機レビュー！いろいろ使えて万能すぎるタブレットPC！ | これがおすすめノートパソコン によると画面輝度 50 での PCMark 10 Modern Office が4時間50分となっている。
自分が出先で使う場合は、バッテリー節約機能をオンにして画面輝度は 10、Wi-Fi は使わないことが多いため、もう少し長く使えそうだ。
カメラが割と良い
あまり期待していなかったのだが、外向きのカメラが悪くない。資料取り込みなどにも使えそうだ。
内向きは ZOOM などのウェウ会議用としては十分すぎる性能。
総じて自由だが取り回しがピーキーかも
全体的に完成度は高い。バッテリー容量の少なさは懸念事項だが、軽さを天秤にかけるなら、軽い方をとる。薄さもタブレットとして扱いやすい。
個人的に困ってるのは、13.3 インチのワイドなため、今まで使っていた PC ケースだとギリギリなこと。入らなくはないのだが、出し入れに時間がかかる。スタンドと相まって、さっと取り出して使うことができない。しかし、一旦セッティングすれば快適な環境が得られる。自由度の高さ故の不便かもしれない。
スタンドなど iPad や Android タブレットの環境を転用できるので、タブレットとして使える Windows 端末の選択肢がもう少々増えてほしい。
