Xiaomi の折りたたみ端末 Mi MIX FOLD がすごい

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30日の夜に行われた Xiaomi の新製品発表会を見ていたら、噂の折りたたみ端末も発表されていました。
その名も Mi MIX FOLD。

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折りたたみ方は GALAXY Fold や HUAWEI Mate X2 と同じく内折で、折りたたみ時には外側に配置された細長いサブディスプレイを使用する方式。HUAWEI Mate の外折りの方式ならディスプレイが一枚ですみますが、ディスプレイが傷つきやすいなどの問題があるので現状では内折りがベターでしょう。

内側ディスプレイにはインカメラはないようで、ノッチやピンホールもなく全面がディスプレイになっているのも嬉しい仕様。GALAXY Z Fold2 のピンホールが気になるシチュエーションはあまりないものの、やはりないほうが嬉しいです。
ディスプレイの解像度も2K相当でリフレッシュレートは 120 kHz。外側はなんと 180 kHz と、ディスプレイのクオリティにも期待できます。 大きさは 8.1インチと 、まさにベゼル無し iPad mini といった風貌。

折りたたみ端末でありながら、価格は 9,999人民元(約17万円)と、既存の折りたたみ端末である GALAXY Z Fold2(16,999人民元 = 約28万円)と比較するとかなりお安いのは流石の Xiaomi といったところ。GALAXY Z Fold2 を気に入っており、今後もしばらくは折りたたみ端末がリリースされそうで安心しました。今後は価格も下がってくるでしょう。

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Mi MIX FOLD は折りたたみ機構だけでなく、中身もかなり優秀です。SoC は Snapdragon 888。
液体レンズが内蔵されており、形が変化することで3倍から30倍の光学ズームが可能。しかも、カメラ用のCPUまで付いている気合いの入れよう。

音にも拘っており、クアッドスピーカー、つまりスピーカーが4つも搭載されています。3D音源にも対応しているようです。
端末単体でデスクトップモードを起動できるのも、痒いところに手が届きます。GALAXY のタブレット端末なら可能なので、GALAXY Z Fold2 でも実現して欲しいところ。
少々気になるのは、折りたたみ機構。恐らく HUAWEI Mate X2 と同じく開いた状態と閉じた状態のみで固定化されるのでしょう。Galaxy Z Fold2 の折りたたみ途中で開いた状態を保持できる機構は、厚みは増すものの色々便利なので、その点は残念です。

Introducing Mi MIX FOLD, Xiaomi’s first foldable smartphone – Mi Blog

折りたたみ端末でディスプレイが広く綺麗で、新機構のカメラに、音にも拘った端末なのに現行の折りたたみ端末よりも安いのは価格破壊すぎます。
OS は Android 10 でグローバル展開もするようですが、日本用には販売しないかもなぁ。
どちらにせよ、GALAXY Z Fold2 を買い換える際に、Xiaomi を含めて、その他のメーカーも折りたたみ端末を出してくれていると嬉しいな。