JBL Club Pro+ は人に勧めたくなるイヤホン

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ガジェット記事しか書いてねぇな、というわけでワイヤレスイヤホンを買ったので感想を残しておきます。

YouTuber 絶賛

外音取り込み機能のある完全ワイヤレスイヤホンが欲しかったので、昨年末くらいから色々と物色していました。そんな折に、ガジェット系の YouTuber たちがこぞって JBL ClubPro+ を絶賛しており、さらに Amazon の初売りセールで 10% 引きだったので購入しちゃいました。
ノイズキャンセリング、外音取り込み、ワイヤレス充電まで対応して2万円ってのはかなりコストパフォーマンスがいいので、YouTuber たちが絶賛するのもうなずけます。確かに、人に勧めたくなるイヤホンです。ケースもコンパクトで手に収まる感じがいいですね。

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人気が出すぎて在庫切れになっています。界隈ではステマ疑惑があるようですが、ステマなら在庫がなくなるみたいな売り方はしないでしょう。

私は、ガジェットが好きで家電量販店に行くのが趣味でしたが、新型コロナでそうも行かなくなりました。購入前に、各種レビュー記事を読んでいましたが、最近はそこに YouTube が加わりました。サイズ感などはやっぱり動画の方が分かりやすいです。


これはもうNO.1だ! 音質も最高だし、使い勝手も超良いノイキャン完全ワイヤレスイヤホン「JBL CLUB PRO+ TWS」レビュー

ノイキャンよし、外音取り込みよし、通話よし

ノイズキャンセリングや外音取り込み機能を有するワイヤレスイヤホンを使ったことがないので、他との比較はできませんせが、私としては必要十分といった感じ。私の用途としては、イヤホン装着中に人に話かけられても反応できることで、その点はクリアできています。また、片方だけ外すと自動的に音楽が停止し、付けると流れ始めるのが地味に便利です。
外音取り込みはマイクっぽい、機械っぽいとの感想もありますが、私は割と自然に感じました。自分の声が機械っぽく感じますが、マイクを経由した自分の声を聞き慣れていないのもあると思います。外音取り込み時に車の音などが、やたら大きく聞こえることもありますが、聞こえないよりも聞こえた方が安全でしょう。また、風が強いと風切り音もしますが気になるほどではありません。
ノイズキャンセリングは完全無音とは行きませんが、イヤホンをきちんと装着すると連続的に鳴っている低音のノイズはかなり軽減されます。突発的な音まではキャンセルできないので、人の声などは聞こえることがあります。私の環境だと、メカニカルキーボードの打刻音が高音なので軽減できない感じでした。

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通話品質もよく声をきちんと拾ってくれますし、ノイズキャンセリングを使えば周囲のノイズが消え相手の声も聞き取りやすくなります。ただ、テレビ会議をやるなら PC を使うのでマルチペアリングに対応していないのが残念です。この辺は、ビジネス用を謳っている JBL Tour Pro+ に期待したいところ。

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音質は好みだが、イコライザーありきのイヤホン

音質は好みなので、色々なイヤホンを聞き比べるのが一番ではありますが、量販店が近くにないと色々と難しいですよね。また、コロナ禍ではなるべく外出したくありません。
私は、以下の YouTube チャンネルで、各メーカーの方向性を確認しました。

わにきちチャンネル - YouTube

Club と銘打つだけあって、クラサウンドが好きな人は気に入るんじゃないかと思います。ステージなどではなく、ハコで聴いている感じに近いかも。音の一つ一つがしっかり聞こえます。逆に言えば、調和していないと感じる人もいるでしょう。私は、一音一音しっかりと出ている SFC の頃のゲーム音楽が好きなので丁度いい調整具合に感じます。

アプリからイコライザーの設定を細かく設定できます。むしろ、イコライザーの設定ありきのイヤホンだと思います。5つのプリセットがあり、それぞれで方向性の違いが明瞭にわかり、かなり面白いイヤホンです。

遅延少なめ

アプリから接続方式を、接続重視のノーマル、音質重視のオーディオモード、遅延を減らすビデオモードに変更できます。

YouTube 程度なら、わざわざビデオモードにしなくても遅延は気にならないです。むしろ、ビデオモードにすると音ゲーなど瞬時に音の判断が必要なゲームでも限りはプレイできるレベルかも。ほんの少しだけズレがあるにはありますが、激しいアクションゲームでもない限り、プレイに支障がでるほどではないです。


【まさかの弱点なし?】JBL CLUB PRO+ TWSが想像を超える完成度だった件。

操作感は悪くはないが

イヤホンはタッチ操作で、左右それぞれにアプリで音量や曲送りなどに変更できます。タッチ感度は良好。私は、右をノイズキャンセリングや外音取り込みの変更に、左を Google アシスタントに設定しています。
アシスタントとして、Google とAlexa を選択できます。私は、Google アシスタントにしており、Google Buds のように、音声による通知の読み上げ、二ュースや天気予報を聞いたりできるのが便利です。GALAXY Z Fold2 を取り出さずに扱えるのがいい感じです。

ただ、左右にそれぞれ一つずつしか割り当てられないのが残念なところ。Googleアシストに設定しておけば音声でコントロールできますが、人のいるところではサイレントで操作したいところ。


2020年最強の座を奪う?!JBLの完全ワイヤレスイヤホンが想像以上に良すぎた…

イヤーピースは浅め

イヤーピースは遮音性に関わってくるので、なるべく耳にあったものを選びたいところ。
最初から付いてるイヤーピースが少し浅めなので、付け替える場合は似たような形状のを選ばないとケースにきちんと収まらなくてなります。

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価格コムに、ヌアールの Magic Ear+ TW がいい感じとの口コミがあったので購入しました。問題なくケースに入り、フォームタイプなので遮音性もばっちりですが、カサカサな私の耳垢がガッツリとこびりついてきます。また、長時間つけるてくるとフォームが耳を圧迫して痛くなるので、残念ながら自分には合いませんでした。

kajetblog.com

そこで、上記で紹介されていた、final の Type E のイヤーピースにしたら遮音性もばっちりで、ノイズキャンセリングで軽減しづらい高音域のノイズもシャットアウトされました。耳垢もつきにくし、耳も痛くならないし、それでいて落ちにくい。ポイントがつくので、Amazon で買いたかった・・・・・・。

なぜ YouTuber の評価が高いか

YouTuber が JBL Club Pro+ を絶賛する理由の一つは価格でしょう。2万円前後で、ノイズキャンセリングと外音取り込みがきとんと使えるレベルの製品は、オーディオテクニカの ATH-CKR70TW 2 くらいしかないと思います。残念ながらワイヤレス充電に非対応なので見送りました。タッチ操作と物理ボタンが付いてるので操作性が良さそうなだけに残念。

AVIOT の TE-D01m だと1万3千円ともっとお安く外音取り込みに対応していますが、ノイズキャンセリングはかなりマイルドで音楽再生用には十分だけどってレベルのようです。外音取り込みに関しても、レビューを見聞する限り音楽を聴きながら使用するのは厳しい感じ。

JBL Club Pro+ の弱点としてはマルチペアリングに対応してないくらいです。また、コストパフォーマンスで考えると非常に優秀ですが、これより高額なイヤホンと比べると突出した性能はありません。


セゴ的ベスト!?JBLの2万円で買えるハイエンド完全ワイヤレスイヤホン「CLUB PRO+ TWS」が音質・性能ともに神コスパすぎて喜びで涙が止まらねぇよ【レビュー】

今ならどれを買う?

もう5千円から1万円出せると選択の幅が広がります。
ノイズキャンセリングなら、BoseQuietComfort Earbuds 3 が優秀で、やはり3万円くらいします。AirPods Pro も同程度の価格帯です。
SONY の WF-1000XM3 もいい感じで、現在は2万5千円前後とお買い得になりましたが、2019年モデルなので、そろそろ新しいモデルが販売されそう。ちなみに、SONYApple の空間オーディオのような立体音響として 360 Reality Audio をリリースし、WF-1000XM3 も対応しまた。お買い得ではありますが、ますます新しいモデルが出そうで買い時が悩み所です。

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全体的な性能は Jabra Elite 85t の方が良さそうですが、価格が2万円台後半から3万円なので JBL Club Pro+ より高性能なのは当然といえば当然。MOMENTUM True Wireless 2 は音質よ良さで評判ですが、こちらは3万円後半から4万円なので、これで音質が悪かったらどうなのよというレベル。ちなみに、今なら同等の音質の初代モデルが2万円で購入できますが、ノイズキャンセリングはついてません。
音質にこだわりたいなら FALCON PRO も候補に挙がってきますが、こちらも3万円前後になります。


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コストパフォーマンスもいいけれど

外音取り込み機能が欲しかったので、上記の製品をずっと検討していたのですが、価格面でやや尻込みしていました。外音取り込み機能を体験したことがないので、使い勝手がよく分からない。故に、比較検討のしようがなく取り敢えず試してみたいなという感じで悩んでいました。Apple ユーザーなら、迷わず AirPods Pro なんでしょうけど。

オーディオテクニカは好きなので、ATH-CKR70TW 2 もありだったのですが、決め手に欠けるという感じ。特に、ワイヤレス充電に対応してないのが残念でした。AVIOT も好きな音ですが、流石に価格が価格なので機能は一段下がるだろうなと。

SONY の WF-1000XM3 もありだったのですが、サイズが大きいのが気になっていました。360 Reality Audio が発表される前だったので、その後だったら悩んでいたでしょう。そのタイミングだと JBL Club Pro+ が品切れな上、迷っていると Galaxy Buds Pro の詳細が明らかになってきます。GALAXY Z Fold2 を持っているので、Galaxy Buds Pro だと色々と便利ではあるんでしょうけど、同じメーカーでがっつり固めたくない気持ちもあります。SONY を避けたのも wena3 を使っているからってのあります。

人に勧めやすいよね

ノイズキャンセリングと外音取り込みを試してみたい、という人にはお手頃価格だと思います。まさに、私がそのような観点で購入しました。この価格帯で、両方がきちんと機能する完全ワイヤレスイヤホンは多くはありません。さらに、音質も通話品質も十分で、ケースもコンパクト。ワイヤレス充電も便利です。この辺が、YouTuber としても推しやすい所以でしょう。

マルチペアリングに対応してないのが唯一の弱点かなと思います。操作性がもっと良ければとも思いますが、他のメーカーと比べて格段に劣る、と言うわけでもないです。
細かなことを言えば、コーデックとして aptX に対応していないのが気になる人もいるでしょうが、SBC や AAC でも音質そのものに大きな違いはありません。JBL Club Pro+ は接続が途切れることもありませんし、遅延も少ないので、aptX に対応して無くても問題無いと思います。

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