ワニが死んでn日が過ぎました

いきなりのブログ失礼します。
久光さやか、29歳の未亡人です。
お互いのニーズに合致しそうだと思い、投稿してみました。
自分のことを少し語ります。
2020年3月20日、わけあってワニを亡くしました。
自分は…ワニのことを…死ぬまで何も理解していなかったのが
とても悔やまれます。
ワニはゲームセンターに頻繁に通っていたのですが、
それは遊びの為のではなかったのです。
プロゲーになるために、私に内緒であんな危険な100日間を過ごしていたなんて。
n日が経過して、ようやくワニの死から立ち直ってきました。
ですが、お恥ずかしい話ですが、毎日のコロナな夜に、
身体の火照りが止まらなくなる時間も増えてきました。
ワニの残したコラボは莫大な数です。
つまり、グッズは幾らでも出てきますので、
私のブックマーク欲を満たして欲しいのです。
ご承諾頂けましたら、もっと詳しい話をしたいと
考えています。ブクマ、待っていますね。

バズるための100日

いつごろから見始めたのかは定かではありませんが、私のTLでは初期の頃に流れていました。その頃既に「100日後」のパロディが誕生していたので、バズる予感はありました。そもそも、「100日後に死ぬ」ってミームが強すぎる。ところで、他の100日で完走したものはあったのかな。
毎日更新されていく安心感と、商業作家でであるきくちゆうき氏のクオリティから、書籍化されるだろうと考えた人も少なくないでしょう。ただ、100日目に怒濤のグッズ展開と、いきものがかりとのコラボPVが発表されるのは予想外でしたが。

最初は死因に思いを巡らせていましたが、持病は無さそうだし、病気の暗示もないので、病死はなさそうだと感じていました。日常が坦々と綴られるので、事故などに巻き込まれて突然死ぬのだろうと推測していました。自殺も突然ではありますが、それにしてはワニの内面が描かれていない。また、災害の可能性もありますが、その場合は「100日後に死ぬワニ」と「ワニ」と限定するのも不自然に思えます。100日の間に車に轢かれそうになるヒヨコを助けるエピソードなど交通事故への暗喩が何度かあったので、交通事故に当たりを付けていました。結局、100日目にワニの死因は明示されませんでしたが、ヒヨコがコマにいるので交通事故死なのでしょう。

100日目に発表せざる得なかった

100日目が3月20日の祝日だったことも関係しているのでしょうが、その日の内に色々なコラボが発表されました。ワニは毎日19時に更新されており、100日目もいつもの時間に更新されましたが、同日の20時以降に怒濤のコラボ発表があったので、リアルタイムで見ていたら余韻とかそんなレベルではありませんでした。

100日に設定したのは、バズさせるために絶妙な期間だと思います。テレビが大体的に話題にし始めるのが、大体3ヶ月くらいかかります。カメントツ氏の「こぐまのケーキ屋さん」は6日で書籍化が決定し、その3ヶ月後に出版しているので、書籍化の期間としてもギリギリ間に合うはずです。

世界最速書籍化マンガ『こぐまのケーキ屋さん』カメントツ インタビュー - マンバ

100日に設定したのは賢かったのですが、「100日後に死ぬ」ため、色々な発表が100日後でないとやりにくい縛りができてしまいました。いきものがかりも含めて、種々のコラボは関係者ががん頑張った結果なのだろうと思いますが、結果的に100日経たないと諸々を公表できない縛りが炎上を招いたように思います。

先に述べたように、100日目の3月20日金曜日は春分の日で祝日です。この手のバズは熱しやすく冷めやすいので、土日に商機をかけるには、その日に発表するしかありません。しかし、19時に更新していたので、余韻なんてかます暇も無くコラボを発表するしかなかったのでしょう。ただでさえコロナウィルスの影響のある中で、先の見えない状態です。結果的に、外出の自粛要請が出たので炎上はしたものの、ある意味で正しかったのかなと思います。

コロナウィルスの影響下で準備できたわけがないなどと言われていますが、私とし疑問なのは、割と関係先が多そうなのに、100日以前に情報が漏れていない点。これは、ある意味で関係者が底まで大きくないことの証左かもしれません。ただし、書籍化の発表は大体的では無いものの、98日目に小学館のサイトに公開されていました。
100日後に死ぬワニ | 小学館

ステマではなくない?

電通との関係や、100日以前から企画が動いていたのではという疑惑が取り沙汰されています。商品化の発表時期は権利者が自由に行えばいいわけで、ステマとされる理路がよく分かりません。もちろん、関係者がバズらせれるためにアカウントの水増しや購入などを行っていればアウトでしょう。ただし、バズってるアカウントのため、それ以外の業者がフォローしている可能性もあって、それら区別するのは難しいでしょう。大体的にばずってバズってるアカウントや話題がある時を狙ってアカウントを大量に作成するのが手口かもしれませんし。可能性の話をすると、幾らでもこじつけることもできますし、擁護することも可能です。

「100日後に死ぬワニ」の商標登録出願はグッズ会社と作者の共同出願(栗原潔) - 個人 - Yahoo!ニュース

100日のジレンマ

自分にとってはRTで流れてくれば見る程度のマンガではありましたが、きくちゆうき氏にお金が入り、今後の仕事につながればと願っています。

『100日後に死ぬワニ』に激怒 - lady_jokerのはてなブログ みたいに、怒っている人もいましたが、自分にとってはそこまでの作品ではなかったなと。また、100日目で死んだワニくんで100日目からカネを稼ぐのが悪い3つの理由。|森哲平|note なんて話もありましたが、死をどのように扱おうが不謹慎だとか冒涜してると感じる人はいるでしょう。予想通りに不合理なワニの炎上 - 本しゃぶり でも説明されるように、キリストですら3日後に復活してるんだから、期間を置くべきだったというのは理解できます。ただし、先にも述べたようにそれでは商売のタイミングとしては遅すぎたとも思います。個人的には「100日後に死ぬ」と銘打っているのだから、100日後に追悼だのなんだと騒ぐ前に、一日一日をワニために追悼しながら読めよって思いました。

「100日」はバズらせたり、種々の準備期間としてはギリギリ間に合う賢い設定期間でした。しかし、「100日後」にしか種々の発表をできないスタイルの作品であり、さらに余韻が必要だったのが、商売か炎上かの二択になってしまったように感じます。

100日後に死ぬワニ炎上ニュースまとめ - まなめはうす