クソゲーはコミュニケーションゲームだ

楽しむためにゲーム買ったんだから、クソだクソだとネガティブに批判する前に楽しんでみようぜ!

ディスク割って何が楽しいのかね

ディスク割るのも趣味は悪いが楽しみの一つと言えなくもない。個人的にはもったいないと思うし、バカじゃないのと思うけど。ディスク割ったで思い出されるのは重装機兵ヴァルケンなんだけど、コレに関してゲームの出来が酷すぎるので分からんでもない。最近だとラスト・レムナントだろうか。

クソゲーの楽しみ方

クソゲーを買わないために僕らが、あなた達がすべきこと。できること。 ではクソゲーを買わない方法、あるいはクソゲークソゲーだと思わない方法が書かれています。クソゲーを買わない方法は事前に自分で調べること。とは言うものの、発売日に買う場合はクソゲー判定が難しい。そして、安心感のためシリーズ物を買ったのに地雷だったということもある。そもそも、期待度の高いゲームほど落差が激しくクソゲー呼ばわりされることも少なくない。先にあげたヴァルケンや、海腹川背Portable*1はオリジナルの評価が高いゲームだったのに、移植失敗によりクソゲー化している。海腹川背Portable に関しては体験版の時点でダメ移植だと分かってましたが。
そもそも、クソゲーを完全に回避するにはゲームを買わないという選択しかないわけだ。あるいは、発売日にゲームを買わない。しかしながら、発売日に買ってプレイしたいのは人情。そして、なるべく事前情報を仕入れずにプレイしたほうが楽しいという一面もあり、クソゲーに出会ってしまうことは少なくない。そこで、クソゲークソゲーなりに楽しめば良いわけだ。正統派としてはクソゲーなりに面白さを探し出す点。スペランカーはしばしクソゲーと呼ばれますが、死ぬ高さを知れば十分に楽しめる。アンリミテットサガはプレイしたことありませんが、非常にとっつきにくいゲームではあるもののやり方を知った人は何度も繰り返してプレイしている。ダメなゲームならダメなゲームなりの楽しみ方があるし、もしかしたら自分が本当の面白さに気づいていないだけかもしれないのだ。自分で選びお金を出してゲームを買ったんだから、ディスクを割るよりも、面白く楽しんだ方が得だ。なぜなら、楽しむために買ったのだから。
しかしながら、仕様上の問題で楽しめないのはいかんともしがたい。スペランカーは死ぬ条件を知ると楽しめるが、コンボイの謎は敵の弾が小さすぎる上に背景と同化しカモフラージュ率が高いのでバランスが崩れているとしか思えない。シャイニング・ティアーズのようにゲーム内容は良くても、ロード時間のFAQができるほど読み込み時間が長いのは如何なものか。*2このように仕様の問題でクソ化したゲームはいったいどうやって楽しめばよいのだろうか。

人柱 みんなでデバックしようぜ!

ガジェットやソフトウェアの初期ロットは不具合があったり、tips などが蓄積されて無かったりと、自身で利用法を探し、カスタマイズする気力が無いと使い物にならないことがある。また、初期ロットが売れないと不具合も解消されないし、次の生産が始まらないことから初期ロットを買う人はしばしば人柱と呼ばれる。私は、ウィルコムスマートフォンである、W-ZERO3を初期ロットで買いました。まさに人柱です。デフォルトでは使いづらくて仕方がありませんでしたが、2ちゃんねるやその他サイトを巡り、環境設定を変えたり、自分でソフト入れたりしてカスタマイズすることで使いやすくしていく過程は面白かったです。まぁカスタマイズし尽くしたら飽きて電話とメールしか使ってませんでしたが(笑)。
W-ZERO3はカスタマイズする過程を楽しめなかったらクソ製品ですが、楽しめれば自分にとっては愛すべき製品になります。クソゲーでも同じことが言えるんじゃないでしょうか。クソゲーでもどうやれば理不尽な仕様から抜け出せるのかとか、クソゲーなりに楽しめる方法とか。幸い今ならとりあえず2ちゃんねるに行けば、クソゲー鳴りの楽しみ方や、致命的な服アイなどの情報は回収できるし、wikiにまとめられていたりする。これは、PCのエロゲにはよくあること。というか、エロゲには開発費、開発期間のためか地雷がままある。エロゲを買ったらバグ満載。攻略できないキャラがいたり、ゲームとして成立していなかったり。そういう点を2ちゃんねるの板を中心にみんなでデバックするのは結構楽しい。( ;^ω^)<へいわぼけ: 【18禁ゲーム】メインヒロインのエンディングに絶対辿りつけない不具合が判明 における>>61や>>95のように。みんなでデバックすることで、一体感がある。徐々にパッチが出ることでゲームが完成に近づく。というか、開発陣が板見てるだろうという親近感もある。ただまぁ、これはコンシューマでは難しいけども。ってそもそも、この楽しみ方もおかしいのだけども。

しかしながら、痛いニュース(ノ∀`):“CG14枚、HシーンでCG無し” 「魔法少女アイ参」が凄すぎてエロゲ板が祭りに のように、ここまで酷いと最早どうしようもない。どうやら、ディスク内にCGすら入ってない様子でパッチで直ぐに修正できるレベルの問題ではないっぽい。ここまで酷いならば、祭に乗って楽しむくらいしか無理だろう。
祭に乗るといえば、2008年 次点 - クソゲーオブザイヤーWiki くらいに楽しまないとダメかもしれない。すごいクソゲーに出会えた事を逆に喜ぶくらい。最近だと、メジャーWiiパーフェクトクローザーがヤバすぎる件:アルファルファモザイク がすさまじかったらしくクソゲーオブザイヤーにおける今年最後の隠し玉で大賞有力候補とされている。

最後に

というわけで、クソゲーの楽しみ方は、デバックしたり理不尽な攻略法を皆でさぐったり、本当にダメでもそのダメさ加減を皆で笑ったりというコミュニケーションを行うことかなと。ディスク割るのはディスコミュニケーションかな。