ドラえもんのひみつ道具の入手法

ドラえもんひみつ道具ドラえもんがお小遣いで買っている」

原作にも月賦の話などありますね。セワシドラえもんのび太元に送り込んだ理由が貧乏な状況を打破するために、のび太をしっかりさせ借金を作らないようにするためでしたからね(ジャイ子との結婚を避けるためなのですが、現在ではしずかちゃんと結婚することになっているので、ドラえもんがいる理由はもう無いのですけど)。つまり、ドラえもんのひもつ道具も自ずと安いものになるのでしょう。
安いので原作でも不良品や故障品、欠陥製品の話があったような。(不良品は未来デパートが回収に来る話だったと思います)
中古品や旧モデルの製品も多そうで、たとえばスモールライトとガリバートンネルではガリバートンネルの方が旧式の機械っぽいですし。また、ドラえもんとドラミちゃんのタイムマシンを比べると、ドラえもんの方が明らかに古そうですし。

で、ココからが本題。ドラえもんの出すひみつ道具はうまい事できている場合とそうでない場合があります。バイバインはその両者の特性を持っていますね。その理由は以下参照。

ドラえもんバイバインで宇宙の果てに放逐された栗饅頭の行方
http://planet-d.hp.infoseek.co.jp/cache2ch/2004/1105.html
ふえるわかめ
http://planet-d.hp.infoseek.co.jp/cache2ch/2004/1106.html#2
via. 電脳遊星D
http://planet-d.hp.infoseek.co.jp/

結局バイバインで増えた栗饅頭は宇宙の彼方で自重で崩壊しブラックホールにでもなるのでしょうが、このバイバインが良くできているのはバイバインをかけた物体を破壊した場合にはバイバインの効果が失われるという点。
もし、対象物が破壊されても効果が持続した場合は上のふえるわかめに則りのび太は・・・
この、対象物が破壊されたらバイバインの効果が失効するというのは良くできていますが、際限なく増え続けると言うのはある種の欠陥商品でしょう。例えばスモールライトには制限時間がありますし。

そういえばあるSFにも似たような話がありました。記憶を元に書くので細部に違いがあるかもしれませんが、オチは同じです。

ネタバレなのでドラッグ反転で
人類が恒星間移動を可能とし銀河系全体を支配している頃の話。
どんなに科学が発達しても食糧問題と言うのはあるわけで、この時代でも食料を確保することは最大の問題でした。人工食品はあるもののやはり本当の食品の味には適いません。しかし、本当の食品は高くて一般人には中々手が出ません。
そこで、ある大手食品会社が某惑星で発見された生物に目を付けた。その生物はどんな過酷な状況でも生存可能で繁殖力もある。超雑食性であるのでゴミを食べさせれば簡単に殖やす事ができる。その食品会社はその生物を牛肉のような味へと品種改良し、来期より売る出すべく早速試食をしたのだが、その試食をした人々が失踪するという事件が起こった。
当局がライバル食品会社が絡んだ誘拐事件と睨み捜査を開始。先ず件の食品会社に赴き聞き込み調査を行う。捜査員はその折に例の開発中の生物のステーキを試食し。久しぶりに人工ではない本当の食品の味を堪能する。
捜査をしていく内に誘拐の線は薄く、失踪した理由は以前分からないにも関わらず、同社で試食をした社員は次々に失踪していく。
一向に捜査が進まないことに頭を悩ます捜査員。そこで、あることに気がつく。「あの生物は、どんな過酷な状況でも生前可能だという。そんな生物が果たして焼いただけで死ぬのだろうか・・・」。そう思うのもつかの間、その捜査員は体内に入ったその生物に食べられてしまうのでした。

書きたい事を、つらつらと書いていたら長くなってしまいました。