ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドでマップの達成率が100%になったので感想を書く

コンプリート要素は大体やり切って、ひと区切りがついた。 攻略サイトの力も借りて大体270時間くらい。他のオープンワールド系に較べれば早い方かな。クエストが少ないからだろう。
マップの達成率100%、防具の強化も完了し、大事なものも全部集まった。図鑑は取り逃しもあったけど、ルピーの力で埋めることもでた。そういえば、お金に関してはボウリングで一万ルピーくらい稼いだのだけども結局使い切れなかった。装備の購入や大妖精の泉などお金が必要になるシチュエーションはあったけども、その都度こまめに採取していたコハクなどを売れば乗り切れた。

一番大変だったのはやはりマップの達成率。コログの実はもちろんのことロケーションを埋めるのに苦労した。それに比べると、防具強化の素材集めは楽なもの。というか、コログの実を集めてる間に結構貯まっていたパターンだけども。
ゲームとしてはコンプリートをめざすよりも何度もやり直したい方が面白いんじゃないかなと、二週目をやり始めて思う。RTA向きだし、tipsを知っているため効率的にすすめられるし。

武器の破壊に関しては、雑魚と戦う機会が減るので、徐々に気にならなくなった。ポーチの数がたくさんあってもあんまり意味が無いし、むしろ十字キーの簡易装備変更が面倒になる。十字キーにはお気に入りの武具や薬などに割り当てられれば良かったのにと思う。

マップの達成率100%は本当に大変

マップの達成率はクリア後にマップの左下に表示されるパーセンテージで、神獣、祠、ロケーション、コログの実と連動している。日本で乱立するあんまり役に立たない攻略サイトは図鑑なども含むとか、条件がはっきり書かれてないけれど、マップ左下の達成率はマップに関わることのみが条件。一つ当たり0.08%増加し、120個の祠を全部巡っても10%程度で、要するにコログが7割方を締めている。普通にクリアしても20%くらいで、行っても50%くらいではなかろうか
ロケーションは訪れると明記される地名で、数が表示されるわけではないので取り逃しを判別しづらい。コログの実を全て見つけた後に0.3%ほど残ったので、攻略サイトとゲーム内の地図を交互に見比べながら、ゲーム内の方に載っていない地名を探し出した。さながら間違い探しで、捜索の結果、近くは通ったはずだけども通過してない地点ばかりだったのが驚いた。コログの実と関係の無い地域や橋、集落跡地なんかが見落としやすいかも。

コログの実は、300個までは攻略サイトを見ずに探索。一旦クリアしてから、いくつか気にはなっており、怪しいけども取り方が分からなかった場所の解法を攻略サイトで確認してから、650個くらいまではがんばった。そうこうしてる内にDLCでコログの面が発表され、夏頃まで待っても良いかなと思ったのもつかの間、もう一度マップ中を巡るのもそれはそれでつらいので、攻略サイトを使ってコンプリートすることにした。攻略サイトのおかげで探索はスピードアップしたものの、それでも2個ほど取りっぱぐれてしまい、ロケーションの際と同様に間違い探しをする羽目に。結局、二つともゲーム内の地図からも判別できる石並べだったので早くに発見できたのだが、攻略サイトを見る前に発見できそうな場所でもあったので、真剣に探してるつもりでも全然見逃しちゃうのだなと。

コログ集めは神トラ2のマイマイ探しに近いのだが、マイマイと異なりコログは鳴かないし、なによりもマップが圧倒的に広すぎる。さらに三次元なのできちんと上下左右を見渡さないといけない。岩陰に風船があるかと思えば、足下の岩も確認しないといけないし。裏に回って風車をさがしたり・・・・・・。恐らく最も多いのは岩の持ち上げだけども、その岩が崖の上からも下からも見辛い出っ張りにあると本当に発見しづらい。もちろん、地図で確認できる出っ張りが殆どだけども、それこそ無数にあるし、全部に岩があるわけでもなし。

コログは注意して探してても見逃しやすいし、攻略情報を参照してても尚取り逃しが発生する。攻略情報を用いる場合では、きちんと番号をつけて管理した方が良いと思う。それほどまでに900個という数は多い。攻略本買ってコピーしてそこに書き込むとかが手っ取り早いかも。

大事なモノ集めはミニゲームがな・・・・・・

モンスター討伐はコログ集めのついでに完了。夜にしか現れないスタルノヒックスを見逃してた。
ミニゲームでは流鏑馬が一番面倒だった。爆弾矢を使って力業でクリア。繰り返して遊びたいミニゲームが無い感じ。釣りがやりたかったし、虫取り網も欲しかったなぁ。これまでのシリーズにあるのに、本作にはないものの筆頭としてフックショットがあるけども、今回は崖登りがポイントだけに、あると全然ゲーム性が違ってしまうだろう。登場させるにしても、シーカーストーンのアイテムだと祠の謎解きに組み込む必要があるため、武器になるんだろうけど。

防具強化のための素材集めもコログのついでにそれなりに収集できたので、そんなに苦労しなかった。意識して集めたのは古代のコアやガンバリカブトくらい。ヒケシアゲハはテリーから買い付けたけども。ガンバリカブトはウオトリー村の近くにたくさんいるので、夜にシーカー装備でセンサーもつければすぐに集まる。コアもガーディアンで盾パリイの練習してると集められるし。
ドラゴン狩りも行ったが、赤い月に関係なく毎日同じ場所を同じ時間に通過するため、割とすぐに集めらる。コログ集めの後にやったので拍子抜け。星のかけらも赤い月の度に武具を集めるためにライネルを狩ってたら結構貯まってた。

最終盤になると強い敵がいなくなるというか、折角集めた強い武具を披露する相手がいないのが残念というか。こちらが縛って相対的に敵を強化したり、あるいは敵に強い武器に与えたりすることはできるんだけど、手に入れた強い武具を試す相手が不足している。カースガノンなんかも再戦できたり、ガノンも英傑の支援無しで挑めたらよいのになぁと。その辺はDLCに期待したいものの、第一弾はちょっと違う感じ。

印象に残った祠ねぇ・・・・・・

祠の説明として「ゼルダの醍醐味であるパズル要素を詰め込んだ」としばし言われるのだけども、どうにもピンとこない。ゼルダの醍醐味は世界を巡ることだと思っていているので、オープンエアことオープンワールドこそが正当な進化だと感じる。スカイウォードソードなどは広いようで、各地点は断絶しているしマップの使い回しもあるし。試練は結構楽しくはあったんですが。

印象に残った祠の謎解きはあんまりない。解けずに悩むこともほとんど無かったからだろう。携帯モードで遊ぶことが多かったので、ジャイロ機能を使ったカラクリが面倒だった記憶はある。コントローラーを本体から外し、テーブルモードなりTVモードに切り替える必要があるからだ。切り替えても、動きがもどかしいし。あんまり数がなくて良かった。

双子山の二つの祠や、星座の数を使った、物理エンジンをあんまり使っていない祠の方が謎解き感があって楽しかった記憶がある。物理エンジンを利用した謎解きは、解けないもどかしさではなく、先のカラクリ同様に物理エンジンを制御できないもどかしさだからかもしれない。ビタロックは上手く飛ばす方向を制御できないし、物体を叩いていると武器が壊れちゃうし。
あるいは、序盤に訪れてしまった「極位」の試練の間の方が達成感はあった。よくあんな装備で倒していたなと思う。

神獣としては、一番最初に訪れたゾーラの象が記憶に残っている。象の鼻を動かせるのはなんだか楽しかった。未だに正式な解法が分からない端末がある。それぞれの神獣の仕掛けが楽しかったのだが、リトの鳥は、結構簡単に解けちゃったなぁという感じ。

エストなど

エストはもうちょうと欲しいというか、長めのお使いイベントがあっても良かったんじゃないかなぁと。
ウツシエの記憶は良かった。色んな地点を巡る中でアングルから特定の地点を探し出すのはかなり面白い遊びだった。水曜どうでしょうの絵はがきの旅みたい。
また、ストーリーの仕組みとしても上手く機能している。ただ、ウツシエをきちんと見ないと、ゼルダがヒロインとして輝かないのだけども。

メニューは改善の余地があるよね

オープンワールドなのでメニュー周りがゴチャゴチャしてるのはしょうがないものの、もうちょっとなんとかならなかったのか。ただし、終盤になるにつれメニューを頻繁に開かなくなるためどうでもよくなる。 武器に関しては取りあえずたいまつとコログのうちわと、ライター代わりの炎の剣、および強い剣があればそれで十分とな感じ。

コログ集めやモンスター討伐の段階になると、そんなに敵と戦わなくなるため武器も盾もそんなに消耗しなくなる。イワロックは面倒なのでウルボザの怒りで処理してた。ヒノックスは弓矢を使い、コログ集めでも弓矢が必要なので弓矢の補給の方が重要。そのため赤い月の度に、ライネルとゾーラの里付近のリザルフォスが狩られる。

ポーチの容量はたくさんあるのに、武器も盾も消費されないため破壊要素がほとんど気にならなくなった。そもそも白銀の雑魚を相手にするのも面倒になってくるので見逃すし、人助けもしないし、面倒くさいガーディアンはレーザーのパリイで倒せばいいし。
ポーチの容量が増えるよりも、武器、盾、弓を大量に保管できる倉庫があった方が嬉しいなぁといった感じ。ポーチの容量が増えると十字キーでの簡易装備変更はあんまり快適じゃないし。中盤にかけて武具にも追加効果が加わってくるため簡易メニューバーではじっくり探せないし。矢のつけ替えだけはずっと便利ではあったが、十字キーはもっと有益な使い方があったのでは。
武器のつけ替え頻度は減るものの、防具のつけ替えは頻繁にやってたので、十字キーにお気に入り防具セットなどを割り振れてもよかったのでは。ただ、個人的にはメタルギアソリッド3のカモフラージュの変更が好きだったので、防具のつけ替えはむしろ楽しい部類だった。
料理や調合も改善の余地ありだけども、徐々に頻度が低下していった。面倒というよりも、序盤は装備が充実してないのもあって色々な効果の料理や薬が必要だけど、装備で暑さや寒さを回避できるようになり、防御力も整ってくる終盤では全快と攻撃力アップだけあればいいかなと。場合によってはミーファがいるから回復アイテムを意識して使わないことも。
素材に関しては、薪と火打ち石はアクセスしやすくして欲しい。まぁ火は火炎の剣で着火しちゃうんだけど。

結局、二週目を始めた

ほぼコンプリートしてしまったので、試しに二週目をスタートしたのだが、これまた楽しい。tipsを知っているので、色んなことがスムーズに進む。序盤は雑魚の体力が低いので、とりあえず爆弾だけでなんとかなる。tipsを知ってるとメニュー周りもそんなに気にならないというか、開発陣が全員で何度もプレイし直したと言うけども、UIは修正段階で後回しにされやすい項目になるよなとも。