エヴァとヱヴァは別物のようだ

9/4 追記新世紀エヴァンゲリオンと新劇場版ヱヴァンゲリヲンの相違 再構築 で相違点を再構成。

映画の日に「新劇場版ヱヴァンゲリヲン」を見てきました!やっぱり映画は公開初日に見に行かないとダメだぜ!それが無理なら、絶対映画館で見るべき!
総集編で、特にネタバレも無いだろうなと思っていたら、まさかまさかでしたよ。そりゃ、たけくまさんも “アレ”を見てきた と内容を濁して書きますわ。今から来年公開予定の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」が楽しみ。

予告編

劇場にもよるでしょうが、年齢層が若いというか20代の中に高校生が若干混じってる感じ。全体的に、エヴァ直撃世代じゃなくて、その下の世代が多い気がしました。エヴァ現象を体験できなかった人が見に来たのかなーって感じ。
映画を見に行ったら予告編を見るのも楽しみであります。で、流れた予告編が色々酷すぎるw。予告編前のアニメイトのCMもどうかと思ったが。
先ずは、EX MACHINA。これはまぁ、大体客層ともあってるかな。次が、劇場版 CLANNAD -クラナド。これが、場内が「ざわ・・・、ざわ・・・」状態でした。色々勘弁してくれよ。時代劇アニメのストレンヂア -無皇刃譚-もありましたが、予告編を見る限りキャラクターに声が乗ってない感じ。つまりあってない。山ちゃんするあってないのは、ちょっとどうかと思った。
仮面ライダーNEXTもあったけども、作品としては Hybrid Insector の方が面白いと思う。
一番見たいと思ったのは、「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ 」。日本の時代劇風なウェスタン。黒澤の「用心棒」を盗作した「荒野の用心棒」で「用心棒」のオマージュをした書いてる本人も分けの分からない映画。バカ映画確定。でも、やたらと出演者良く、タランティーノも出演。

ネタバレなし

基本的に、ヤシマ作戦までは作画が綺麗になった総集編だなーという感じ。スタッフが当時やりたかったことであろうことを実現してる感じ。例えば、初号機は黄色い部分が夜間に蛍光カラーで光ったり、ネルフのカードにホログラフがついたり、乳首見えたり。後、全体的にコミカルさが減りシリアスに。また、心理風景も少ない気がするけど、ヤシマ作品まではこんな感じかも。プロットが微妙に変わったり、演出が変わってるところもあるけど、原作をそんなに見てないのでちょっと判別つかず。
シリアスは減ったけどタイアップは増えすぎ。特にUCC劇中に登場する缶コーヒーが全部UCCっておかしいだろう。さりげにピザハットの宣伝あったり、ローソンが存続してたり。
ところで、心象風景でゲンドウがユイと子供の名前について話す場面があるんだけど、声だけで妙にゲンドウの厳格さが無いため、らきすたの立木ネタに聞こえてしまい、ちょっと吹いた。
ただ、ヤシマ作戦から徐々に変化が。特にスタッフロール後の次回予告はとんでもないことに!でも、言えやしない、言えやしない。エヴァを見た人で、最終編だけ見ようと思っていた人は是非見に行くべき。見てない人も、祭に乗りましょう。流石に、前回ほどは盛り上がらないでしょうがそこかしこのコミュニティで次回、及び最終話の予想に関する議論が飛び交う筈です。

以下ネタバレ全開で書きます。

ネタバレあり

とは言っても、しょっぱなからあらわれるのが第4使徒になってる。なぜか、一個増えている。
ヤシマ作戦までは大きな変は無いものの、ヤシマ作戦で大きな違いが!第6使徒のラミエルが正八面体以外にも変化するなど取るに足りない違いでした。そして、セントラルドグマがより有機的になったのも些細な変更だ。
先ず、ネルフ本部にリリスがあると認知されいる点。原作でリリスが磔にされていたが、アダムであると偽っており、それを知る者はごく一部だけだった。にも拘らず、今作ではミサトがシンジにセントラルドグマにあるのはリリスである、と言っている。どうやられは、周知の事実らしい。仮面のデザインも原作とは異なる。
さらに、カヲルくんが早速登場するのだが、彼がいるのは月面。しかもなぜけアダムがいる。しかも、君も三番目なんだね的な、意味深なセリフを吐く。ここから推測するに、第一使途がアダム、二がリリス、三がカヲルとなるのかな?
原作同様セカンドインパクトが起きてるはずだが、南極にいたのはアダムかリリスか。アダムならセカンドインパクト後に月に移送。リリスなら、アダムは月に降り立つも、月では生命が育たないから地球に侵攻?また、冬月の言葉によると使途の数は13で確定のようだ。

ちなみに、エヴァの解説は エヴァンゲリオン - Yahoo!知恵袋 が詳しい。

さらに、予告編が謎ばかり。

出撃するEVA仮設伍号機
配属されるEVA弐号機とそのパイロット
消滅するEVA四号機
強行されるEVA参号機の起動実験
そして月より飛来するEVA六号機とそのパイロット
次第に壊れてゆく碇シンジの物語は
果たしてどこへ続くのか
次回、ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
さぁて、この次もサービスサービス!

EVAの建造数の増加に、なんか新キャラっぽい眼鏡っ娘が登場。カヲルくんは最終回を待たずに登場のご様子。

2ちゃんによると

  • 冒頭シーンが前作のラストシーンだった
  • カヲル 「わかっているよ。あちらの少年(=前作のシンジ?)が目覚め、概括(がいかつ)の段階(=まとめの段階?)に入ったんだろ? また三番目とはね 。変わらないな君は 。会える時が楽しみだよ 碇シンジ君。」
  • 死海文書のスケジュールに沿うというのは前作と同じだが、今作にはそれに加えてレイとシンジを接近させるタイミング等、いろいろ細かく書かれている
  • 月に巨大綾波の血の跡。旧劇場版では首から噴出した血が当たって一本赤い線が描かれる。それがそのまま登場
  • サキエル戦前の既に巨大な何かを倒したかのような白線(旧作との関連性?)
  • 所々に前作とのリンクを匂わせるシーン
  • 監督「エヴァは繰り返しの物語です」

とのことなので、実は前作のループとの説が濃厚なようですが、僕は庵野なのでぶち壊しを期待してますよ。つーか、みんなにループものと匂わせておいてループを打破するのが狙いじゃないのか?
人類補完計画とは群体であるヒトを完全なる知的生命体にすることだが、それが毎回失敗している。アニメ版は、群体化するも完全にいかず、劇場版はシンジが原初に戻る事を願い失敗。失敗後は、原初(あるいはセカンドインパクト?)に戻り何度も同じことを繰り返す。失敗を繰り返す度に死海文書が詳しくなっていく、というのが現在の主流解釈なんだろう。ループならば、アニメ版、劇場版、および漫画版の違い、そして新劇場版の違いもコレで説明できるということだろう。あるいは、これがシンジの望んだ世界?ただ、ループ的作品はそのループを断ち切らないとダメだよねと僕は思うわけです。

最後に相違点をまとめてみると

  • 使徒のナンバリングの変更。サキエルが第三から第四に。以降一つずれる。
  • 初号機がシンジを守るシーン無し。また、暴走時にもあまり人格が感じられない→中身が違う????
  • 使徒数は13。つまり、一部削られる?
  • 原作とのリンクを匂わせる
  • 死海文書にシンジとレイの接触のさせ方など詳しく書かれている
  • ラミエルの形状変化。正八面体以外にも。結晶っぽい構造で、最後がトゲトゲのヤマアラシになるのはヤマアラシのジレンマの暗喩?
  • セントラルドグマが有機的に+磔にしているのはリリスであると認知
  • アダムは月面に。カオルくんも月面に
  • 第一使徒がアダム、二がリリス。第三使徒はカオル?
  • MAGI三体がネルフ本部にはない?→リツコの松代のMAGIというセリフ
  • EVAシリーズが量産でない六号機まで建造。
  • ペンペンの設定も変更。新種から絶滅危惧種はてブより追記)