バスの乗り方大全

はじめに

「バスの乗り方が分からない」との声にお応えするため、全国の路線バスを運行する会社が HP 上で乗り方案内を掲示しているかを調べた。
ついでに、自治体が運営するコミュニティバスについても集計した。

集計結果をスプレッドシートにまとめた。具体的な集計方法は後述。
スプレッドシートのデータは出典さえ示せば好きに使ってよい。

docs.google.com

ちなみに、「バスの乗り方」は、時刻表や運賃に乗り換え方などをも含むだろう。これに関しては、利便性は別にしても殆どのバス会社が HP に掲載している。また、バス路線を検索できるシステムを自社や地域のバス協会や自治体が用意している場合ある。最近では、Google マップNAVITIME を利用できる路線も多い。つまり、バスの乗り方が分からなかったら検索すればいいのだ。

「バスの乗り方が分からないなら検索しろ!」は的確か

バスの話題になる度に「乗り方が分からない」との声が上がる。統一しろとの意見も見かけるが、運賃の方式や、それぞれの地域に適した乗降方式がある。

たとえば、東京23区のような乗客の多い都市圏なら、前扉から乗り、均一運賃を支払い、中扉から降りる方式が適している。
しかし、全国的には「キロ運賃」による「整理券方式」が主流だ。つまり、後か中扉から乗り、前扉から降りる際に運賃を支払うのが一般的である。京都市のように、「均一運賃」と「キロ運賃」が混在する場合は、どちらの運賃方式でも降車時払いに統一されている地域もある。

バスの乗り方について検索してみると、大手のバス会社は HP で案内している場合が多い。YouTube で動画を公開しているバス会社もある。


www.youtube.com

「バスの乗り方が分からなかったら検索しろ!」と反論したいところだが、果たしてどれくらいの割合のバス会社が乗り方を HP に掲載しているのであろうか。

そこで、日本全国の路線バスを運行する会社が乗り方を HP 上で案内しているかを調査した。
ついでに、自治体が運営するコミュニティバスについても調べたのだが、日本には1,724*1もの自治体があるのを忘れており、地獄を見るのであった。

バスの乗り方が最もカオスなのは奈良県

バスの乗り方が最もカオスなのは奈良県で、同一バス会社で4つの方式がある。次いで東京と千葉で、会社は異なるものの3つの方式が混在している。

奈良交通」はバスの乗り方を HP にて案内しているが、初見殺しであろう。
全国的に見ると、バスの乗り方を掲載しているバス会社の方が少ない。
今回集計した「路線バス」を運営する会社は 352 社で、乗り方案内を掲示しているのは 155 社であった。掲示率は 44% と半数以下である。バス会社は乗り方案内の周知に勤めて頂きたい。

大手のバス会社は「バスの乗り方」を HP 上で案内しているケースが多い。しかし、地域を代表するバス会社であるにも関わらず、東京・神奈川を走る「小田急バス」、岡山の「両備グループ」、鹿児島で鹿児島交通などを運行する「いわさきコーポレーション」などは掲載していない。

前から乗るか、後から乗るのか、運賃を乗車時に支払うのか降車時に支払うのか

バスの乗り方は色々あるが、全国的にはキロ運賃路線が多く、乗り方も以下に示す「後乗り、前降り、降車時払い」方式が主流である*2

  1. 後よりのドアから乗車する(最近は中央よりが多い)。
  2. その際に整理券を取得する。
  3. 降車ボタンを押す。
  4. 整理券で運賃を確認する。
  5. 運転酒席付近にある運賃箱に、料金と整理券を投入する。
  6. 前よりのドアから降車する。

都市部では均一運賃の路線が多いが、よく見られる方式は以下の二種である。
前よりのドアから乗車し、その際に料金を支払う方式と、後ろ寄りのドアから乗車し、降車時に支払う方式で、それぞれを「前乗り、後降り、乗車時払い」と「後乗り、前降り、降車時払い」と呼ぶこととする。

東京都で運行されるバスの多くは、均一運賃区間の23区内では「前乗り、後降り、乗車時払い」で、それ以外のキロ運賃区間では「後乗り、前降り、降車時払い」が主流である。つまり、支払い方法が異なると乗車するドアも異なる。
一方で、京都市内は均一運賃区間、キロ運賃区間共に「後乗り、前降り、降車時払い」に統一されている。京都市内の場合は、均一運賃区間からキロ運賃区間へ運行するバスがあるためだろう。

同一のバス会社かつ均一運賃であっても、支払いのタイミングが異なる場合がある。例えば、阪神バスは同じ均一運賃であっても、阪神線は「後乗り、前降り、降車時払い」、尼崎市内線は「前乗り、後降り、乗車時払い」となる。これは、尼崎市内線が「尼崎市営バス」からの委譲路線で、その方式を継承しているためだと考えられる。

乗降方法が不明なバス会社も多いが、乗降扉と支払いタイミングの割合は以下に示すように、後乗り、後降り、降車時払いがメジャーである。

前乗り 10.80%
後乗り 36.93%
前降り 40.06%
後降り 6.82%
乗車時 7.67%
降車時 43.18%

奈良はなぜカオスなのか

同じ均一運賃であっても「前乗り、後降り、乗車時払い」と「後乗り、前降り、降車時払い」とに分かれるのは、それぞれに利点があるからだ。

均一運賃区間では「前乗り、後降り、乗車時払い」の方が乗降がスムーズである。23区内で採用されるのは利用者が多いためだろう。
京都市内のバスは観光客が多く利用する。乗降をスムーズにするために「前乗り、後降り、乗車時払い」を採用するのもありだろう。ただし、その場合は均一運賃とキロ運賃の混在するバス路線で混乱が生じる。

キロ運賃路線で、乗車時に支払う方法も存在する。乗車時に運転手に行き先を告げ、それに応じた運賃を支払う方式である。東急バスの東京と神奈川をまたぐ路線や、千葉県の千葉交通やレインボーバス、東京ベイシティバスで採用されている。そのため、東京と千葉および神奈川では、3つの乗降方式が混在している。
乗り方は「前乗り、後降り、乗車時払い」であるため、乗車時払いの均一運賃と同じとなる。均一運賃区間外を申告払いとすることで乗り方を統一できる反面、あまり見かけない方式であるため、普段利用しない乗客は混乱必至となる。

奈良交通は整理券方式の「後乗り、前降り、降車時払い」と均一運賃の「前乗り、後降り、乗車時払い」の他に、一部の駅*3を起点とする路線では申告払いとなる。そのため、同じバス会社内に4つの乗降方式の路線が混在している。

住宅地から駅に向かう場合は「前乗り、後乗り、乗車時申告払い」で、駅から住宅に向かう場合は「後乗り、前降り、降車時申告払い」と、支払いのタイミングが上りと下りで逆になる。駅では前後の扉が開き、どちらの扉からも乗降可能である。上りと下りで運賃の支払いタイミングが異なるのは、駅で前後の扉を開くためだろう。駅を利用する住民を対象とした路線であろうが、知らずに訪れた人は戸惑うしかない。

路線バスの多い都道府県

路線バス会社数は北海道が 30 社と最も多く、次いで千葉の 24 社である。ただし、千葉は京成電鉄グループを個別に集計しているため、それを1つとすると14社と埼玉や群馬に並ぶこととなる。この場合は、二番目に多いのは 16 社の広島となる。
東京は13社で、神奈川県は11社と人口の多い首都圏はバス会社が多い。
面積で比較すると北海道の30社は少ないも思える。ただ、北海道の場合は都市間を結ぶシャトルバスや高速バスも多い。今回の集計ではそれらを運営するバス会社は含めていない。

関西は関東に比べるとバス会社が少なく、京都が9社、大阪が8社、兵庫が11社となる。兵庫が大阪や京都よりも多いのは、面積が広く淡路島などがあるためであろう。
他の政令指定のある都道府県を比較すると、宮城は4社、愛知は6社、福岡は6社と多くはない。新潟は6社、静岡が9社、岡山が10社、熊本が4社である。

面積の広い北海道を除けば広島の16社は突出して多い。今回の集計では広島交通が運行していた路線を引き継いだ エンゼルキャブ - Wikipedia のような会社は含めていない。そのため、16社より多い可能性すらある。

広島にバス会社が多い理由は、それなりの規模の都市圏が散らばっており、さらに瀬戸内の島があるためと推測される。岡山に10社、兵庫に11社あるのも似たような状態にあるためと考えられる。
静岡に9社あるのは、都市圏が東西に広がっているためで、政令指定都市以外では山により地域が分断されている長野の12社と多い。
地理的に分断された地域ではバス会社が多くなるようで、島の多い鹿児島と沖縄はそれぞれ11社と13社である。

公共交通機関の存続が危ぶまれる中で、バス会社の多さは利点に思えるが必ずしもそうではない。「路線バス」が変わっていく 地域まるごと廃止 別の交通に転換 鉄道と手を組む… 進む再編 | 乗りものニュース で説明されるように、広島や沖縄はバス会社が多すぎるため再編するにもカルテル規制によって頓挫した経緯がある。

自治体の運営するバス

今回の集計では、公営バスもバス会社に含めた。自治体が運営するコミュニティバスなどは別途集計した。

市の交通局により運営される公営バスは多いが、都道府県単位では東京都の都バスと長崎県長崎県営バスだけである。公営バスも存続が難しいようで、尼崎市市営バスは阪神バスに委譲され、熊本交通局は民営化されている。長崎県の場合は、路線が競合していた長崎バス長崎県営バスとが共同運営に移行し、効率化のために路線を再編している。

自治体が運営するバスとして、交通局ほどの規模ではないが自主的に運行する場合の他に、バスやタクシー委託するケースや、助成・支援するケースもある。多くはないが NPO 法人が運行するバス路線もある。

長野県は路線バス会社も多いが、自治体によるコミュニティバスも多い。南信州公共交通 のように自治体同士で広域路線を運営するケースも多々見られる。また同 HP の 路線バス | 南信州公共交通コミュニティバスの乗り方案内がまとめられているが、多種多様である。他の地域のコミュニティバスを乗り継ぐ
今回調べた限りでは、コミュニティバスでは乗り方案内を掲載している自治体の方が少ないため、上記のページは大変参考になる。

コミュニティバスではバスの形態が様々で、一般的な路線バスと同じ形式の他、ミニバスやマイクロバスの他、ワゴンなどが利用される。そのため、一般的な路線バスでは見られない「後乗り、後降り*4」が存在する。運賃の支払いタイミングは乗車時、降車時のどちらの方式もある。

コミュニティバスを運行する自治体の割合

コミュニティバスを運行する自治体の割合を各都道府県で算出した。中部地方や北陸三県の所謂フォッサマグナ近辺の県は運営率が高い。山などにより地域が分断されているためと考えられる。

東北も比較的高い方だが、なぜか福島は運営率が低い。
関東では、栃木と千葉、東京が高い。群馬は路線バス会社が多いためか、栃木よりも運営率が低くなっている。千葉も路線バス会社が多いが、長野同様に地域が分断されているのであろう。

中国地方では島根や鳥取が高く、四国は全体的に高いが徳島だけは運営率が低い。香川や愛媛は瀬戸内に島を有するため、高知県は東西に広いためだろうか。島根や鳥取も、都市圏が東西に広がっている。
九州では東側が多い。長野のように山間部が多く地域が分断されているからだろう。

コミュニティバスを含めたバスの乗り方まとめ

バス会社がバスの乗り方を HP で案内しているかを調べたが、全国平均 44% と半数以下であった。自治体が運営するコミュニティバスでは、そもそも乗り方案内が掲載されていないケースがほとんどだった。せめて、運賃を乗降どちらのタイミングで支払うかは記載して欲しい。

全国的にはキロ運賃路線が多く、乗車時に整理券を取得する「後乗り、前降り、降車時払い」が主である。ただし、東京や千葉、および奈良ではキロ運賃だが整理券方式ではなく、申告方式の路線もある。特に、特殊で奈良は同じ路線でも駅発と駅着とで支払いタイミングが異なる路線がある。

均一運賃路線では「前乗り、後降り、乗車時払い」と「後乗り、前降り、降車時払い」とに分かれる。地域によって異なるが、阪神バスのように同じバス会社であっても路線によって支払いのタイミングが異なる場合もある。同じ路線で均一運賃とキロ運賃区間がある場合は、均一運賃においても「後乗り、前降り、降車時払い」で統一されるケースもあるが、申告払いにより「前乗り、後降り、乗車時払い」を採用するバス会社もある。

そもそも、乗車、降車、支払いがそれぞれ2種類あるため、全部で8種類の可能性がある。ただし「前乗り、後降り、降車時払い」や「後乗り、前降り、乗車時払い」は見つけられなかった。

乗車 降車 支払い 運賃方式
乗車 均一運賃/キロ運賃
降車 キロ運賃/均一運賃
乗車 均一運賃/キロ運賃
降車 ない
乗車 ない
降車 キロ運賃/均一運賃
乗車 コミュニティバスなど
降車 コミュニティバスなど

ミュニティバスでは、ミニバスやワゴンも利用されるため、一般的なバス路線よりも乗り方が多様となる。小さなバスでは乗降する扉がひとつのしかないケースがあり、一般的な路線バスでは見られない「後乗り、後降り」が見られる。均一運賃のコミュニティバスは多いものの、乗車時払いと降車時払いのどちらの場合もある。

路線バスとコミュニティバスの集計方法

路線バス会社及びコミュニティバスは、全国のバス事業者リスト - バスルート都道府県の一覧から路線バス会社情報を探す|バス停検索 を元に集計した。また、各地自体の HP からも路線バス、コミュニティバスの運行状況を調査した。
自治体の数は、市区町村数を調べる | 政府統計の総合窓口 を参考にした。

乗り方案内をHPに掲示する「路線バス会社」の割合と集計方法

都道府県 路線バス
会社数
乗り方案内
掲示会社数
乗り方案内掲示 備考
北海道 30 17 56.7
青森 8 5 62.5
岩手 2 1 50.0
宮城 4 2 50.0
秋田 3 2 66.7
山形 4 2 50.0 二社はほぼ観光バス
福島 4 3 75.0
茨城 6 2 33.3
栃木 4 2 50.0
群馬 14 6 42.9
埼玉 14 3 21.4
千葉 24 9 37.5 申告払いあり
東京 13 10 76.9
神奈川 11 6 54.6
新潟 6 2 33.3 頸城自動車グループの5社をを含まない
富山 3 1 33.3 路線バスは実質一社
石川 3 1 33.3
福井 2 2 100
山梨 4 2 50.0
長野 12 4 33.3
岐阜 7 4 57.1 https://www.pref.gifu.lg.jp/page/9543.html
静岡 9 5 55.6
愛知 6 3 50.0
三重 4 2 50.0 https://www.pref.mie.lg.jp/KOTSU/HP/m0009200005.htm
滋賀 6 1 16.7
京都 9 4 44.4
大阪 8 5 62.5
兵庫 11 6 54.6
奈良 2 1 50.0 奈良交通は乗り方案内を系しているが、4つの方式が混在
和歌山 8 4 50.0
鳥取 2 1 50.0 https://www.pref.tottori.lg.jp/303415.htm
島根 6 2 33.3
岡山 10 2 20.0 最大手の両備グループが案内を形成していない
広島 16 4 25.0 代替路線を運営する会社を含まない
https://www.bus-kyo.or.jp/bus/rosen
山口 5 3 60.0 http://www.solasi.com/ymgbus/rosen.html
徳島 5 3 60.0
香川 4 2 50.0
愛媛 6 3 50.0
高知 7 2 28.6
福岡 6 1 16.7
佐賀 3 2 66.7
長崎 7 4 57.1 唯一の県営バス
熊本 4 2 50.0
大分 4 1 25.0
宮崎 2 1 50.0
鹿児島 11 3 27.3
沖縄 13 2 15.4 http://www.kotsu-okinawa.org/index.html
全国 352 155 44.0


  • 「バス会社など」には「営業路線」を「路線」として集計した。
  • 交通局などが運行する市営バスを含める。
  • 複数県で運行している会社は、主たる路線の都道府県に記載した。
    • 例えば、ジェイ・アールバスや、西武バスなど。
  • グループ会社は同一ドメイン内に路線図や時刻表などの情報が記載さている場合は一社とした。
    • たとえば、東武バスは、セントラル、ウェスト、日光の3社があるが1社として集計*5
    • たとえば、千葉には京成電鉄グループのバス会社が多くあるが、それぞれ別ドメインのため個別に集計。
    • ただし、島根県の「隠岐一畑交通」のような例外あり。
  • 自治体などが委託して運行される「自主路線」、「生活路線バス」などは除外したが、運営主体が不明な路線も多いため「路線バス会社」に含めた可能性がある。
  • 新規参入し路線が少ないバス会社など取りこぼしている可能性がある*6
    • 自治体の HP に情報はあるが、バス会社の HP に情報がない、そもそも HP がないケースも。
  • 空港などのシャトルバスや、高速バス、観光バスは除外した。
    • 一部に「路線バス」として利用されていそうなバスは「路線」に含めている*7
  • 通年運行を集計し期間運転を除外した。

コミュニティバスを運営する自治体の割合と集計方法

都道府県 自治体数 コミュニティバスなどの数 コミュニティバス運営率 備考
北海道 185 61 33.0
青森 40 23 57.0
岩手 33 21 63.6
宮城 35 26 74.2
秋田 25 18 72.0
山形 35 24 68.6
福島 59 23 38.9 全国的にも低い
茨城 44 25 56.8
栃木 25 20 80.0
群馬 35 18 51.4
埼玉 63 42 66.7
千葉 54 20 74.1
東京 62 45 72.6 23区は個別集計
神奈川 33 15 45.5
新潟 30 23 76.7 新潟市の区は市にまとめて集計
富山 15 14 93.3 NPO法人含む
石川 19 17 89.5
福井 17 17 100
山梨 27 16 59.3
長野 77 68 88.3 https://kk.minami.nagano.jp/
岐阜 42 31 73.8
静岡 35 25 71.4
愛知 54 50 92.6
三重 29 27 93.1 NPO法人を含む
滋賀 619 11 57.9
京都 26 18 69.2
大阪 43 14 32.6
兵庫 41 24 58.5
奈良 39 17 43.6
和歌山 30 19 63.3
鳥取 19 14 73.9
島根 19 15 79.0
岡山 27 19 70.4
広島 23 15 65.2
山口 19 11 57.9
徳島 24 13 54.2
香川 17 15 88.2
愛媛 20 14 70.0
高知 34 26 76.5
福岡 60 47 78.3
佐賀 20 15 75.0
長崎 21 10 47.6
熊本 45 24 53.3
大分 18 15 83.3
宮崎 26 23 88.5
鹿児島 43 21 48.8
沖縄 41 16 39.0 http://www.kotsu-okinawa.org/index.html
全国 1,747 1,105 63.3 東京23区を計上
  • 住民しか利用できないバスは除外してた。
  • 2022年10月で廃止となるバスは除外した。
    • 試験運転路線で、2022年10月以降の運行が確認できない場合も除外している。
  • 自治体が自主運行あるいは助成する路線バスは「乗合」と区分した。
  • 「デマンド」は予約式の乗合バスとする。
    • デマンドバス、デマンド交通を集計した。
    • 自治体が「デマンドタクシー」と呼称しているケースは除外した。
  • 福祉施設を利用するために運行させるバスを「福祉」とした。
    • 住民や65歳以上の高齢者に限定されている路線は除外した。
  • 期間限定のバス路線は含まない。
  • 通年で運行される観光用のバスは含めた。
  • 東京23区は特別区として、市町村として集計した。
    • 市町村数は 1,724 だが本表では 1,747 となる。

最後にやはり……「バスの乗り方が分からなかった検索しろ」

自社の HP 乗り方案内を掲示するバス会社は半数以下ではあるが、同じ地域では乗り方が統一されることが多い。また、都市部以外であればほぼ整理券方式の「後乗り、前降り、降車時払い」と考えて間違いない。支払い方法にしても、ICカードを利用できる路線も増えている。時刻表や乗換案内などを Google マップNAVITIME で検索できるバス路線も多い。

つまりは、「バスの乗り方が分からなかった検索しろ」ということだ。

*1:2022年9月現在

*2:最近では中乗りが多いが、本記事では後乗りに統一する

*3:生駒駅東生駒駅富雄駅学園前駅周辺

*4:正確には、中乗り、中降り

*5:イーストはセントラルに吸収合併された

*6:自治体の HP を調べる過程で建設会社が運行する路線バスなどを見つけた

*7:定期券を購入できる、あるいは停留所が多くキロ運賃が適用されるなど