今日も今日とてはてなセリフで遊んでます。
先ずは意外性だ!
笑いを取りたければ、ごちゃごちゃ説明するよりも端的に書いたほうが良いと思います。とにかくごちゃごちゃと要らない説明を書いている人は一旦『一人ごっつ 「第1回 全国お笑い共通一次試験」動画集・前編』を見て頂きたい。勉強になると思います。キーワドは意外性。如何に意外性を持たせるのかがポイントで、意外な組み合わせによって笑いが生まれる。
意外な組み合わせによる笑いと言えば『本のオビの入れ替え遊びとモンタージュ効果』にも紹介される、『マンガの帯つけかえて遊ぼうぜwwwww』でしょうか。そして、このマンガの帯を付け替える遊びははてなセリフにも通じるものがありますね。まぁ、意外性に関しては『はてなセリフで笑いをとる発想術』が詳しいです。
そして端的に書け!
端的に書いたほうが良い例として、『笑わせる技術』における、ヒロシの「俺のサドルがありません」のネタの解釈を引用する。
普通だと、「こないだスーパーで買い物した後に、自転車に乗ろうとしたら、俺のサドルがなくなっていたとです! もう、どうしていいのかわかりません!」とか言ってしまいそうなものなのだが、それではぜんぜんダメだ。
これだけ短く簡潔な言葉なのに、そこから想起される我々の思考と感情はもっともっと情報量が多くなる。
「俺のサドルがありません」はこれだけ短いからこそ面白いのであって、全ての状況を説明してしまうと面白さが無くなってしまう。状況を説明する=状況を限定することになり、するとこのネタを聞いた人は想像しなくなるからだろう。状況を色々と想像し、自分の頭で考えることで面白くなるのだ。
はてなセリフは、お題があってそれに対してボケるというスタイルだ。この場合、見る側が気づく事が重要で、それが笑いに繋がる。一見ネタが分からなくても、分かった時の面白さは爽快感を伴う。如何に想起させるかが笑いの鍵なのだと思う。だから、余計なことは書かないほうがいい。
端的に書いたら面白さが分からないだろうから説明を入れたい気持ちも分かりますが、それは冗談の解説をしているようなものです。自分の言った冗談を説明するという事ほど寒いシチュエーションはありません。ごちゃごちゃ書いてあっても笑えるものもありますが、無い方がもっと面白いはずです。
笑いは狭ければ狭いほど面白いものです。パロディとかまさにそうですよね。
説明しなければ分からないようなネタは、結局分からない人には面白くない。また、分かる人ならば説明が無くても分かるはずで、それならば余計な説明は無いほうが面白い。だから端的に書いたほうが良い。
広く通じるネタもありますが、それだと笑いの爆発力は下がると思うのですよ。
蛇足だが小手先も
小手先のテクニックもやっぱり重要
- セリフの位置は改行やスペースで調整
- 例えば吹き出しにセリフを入力するにも、右端よりも中央に置いた方が見栄えが良い
- 文章が込み入った場合は、2,3行目の文頭をスペースで下げる
- はみ出さない
- 吹き出しからはみ出すとどんなに面白くても興醒め
- 別の言葉に置き換えるか、他のジェネレーターへ
- 矢印は極力使わない
- 見立ての場合は、それを着想させるセリフを考える
- ツッコミや説明ならそこに着眼させるセリフを
- どうしても使うならなら矢印だけとか
- 縦書きと横書きはネタの流れで使い分ける
- ネタが右から流れるなら縦書き。左からなら横書き
- 縦書きの場合は「ー」等に気をつける
- 「ー」は「|」で代用
- 数字も漢数字に
- 英字も極力使わない
- 句読点を使うよりもスペースか改行
- ドラクエの文章のように 句点の位置にスペースを入れた方が見栄えが良い
- 困った時は「待てあわてるな 孔明の罠だ」と入力