ちょっと今更感のある記事だなぁと思いますけど。漫画化され、さらに映画化されるそうですしネット以外で知った人にしてみればある種の暴露ではあるのでしょうか。
２ちゃんのログなんてまとめられて始めてまもともに読めるようになると思います。それこそ各種のまとめサイトを見れみれば分かります。「電車男」*1のまとめ方は純愛路線でしたが、それはドキュメンタリーやノンフィクションなどの編集と同じことだと思います。純愛が受けると思ったから純愛路線で編集したのでしょう。まとめ方によっては違う電車男にもなりえたでしょう。例えば、電車男の嘘っぽさを前面に押し出した方が受けると思えば、そのように編集すれば良い。その色々ありえた電車男の一つが封印された『電車男』 (Love & Peace)って事になるのかな。でも、面白ければそれで良いじゃないと思います。
ところで、電車男が釣りかネタか本物という真偽の鑑定はあまり重要ではないと思います。「電車男」の最大の面白さは感情移入の多様性で、特に重要なのは読者視点であっても感情移入できる点でしょう。「電車男」にも感情移入できますが、それ以上に「電車男」を支援するスレ住人に感情移入することで擬似的に読者も参加した状態が面白いのだと思いますが。この場合、電車男の真偽はどうでも良い。嘘なら腹は立ちますが、嘘を嘘と見抜けない人にはね？
と今更ながら「電車男」論でした。
参考 電車男の時刻表
