FFシリーズのシステムとシナリオを評価してみる

FFの原点。:アルファルファモザイク にて5がFFの完成系というのは分からないでもないけども、7以降の評価がぼろ糞なのは納得がいかない。FCのFFは尖がってて、SFCは徐々に丸くなった。PS以降のFFはシステムとシナリオの融合を目指した点を評価したい。


FF11はやってないけど、今でもずっとサービスが続いている点を考えるとシリーズで一番すごいFFなのかもしれない。
クリスタルが無くなってFFは変わったとも言われるが、クリスタル=パワーソースの物語として考えると全シリーズ一貫している。

  • FF1 1987年12月18日
    • FFの原初というか、現在のスクウェアRPGの原点というべき作品。サイドビューなど斬新なシステムを採用した。
    • FFシリーズでは唯一主人公がしゃべらず、プレイヤ=主人公の図式が成り立っている。ストーリーもやや複雑ではあるが、ゲーム=プレイヤの介入という視点が面白い。
  • FF2 1988年12月17日
    • レベルの概念の無い熟練度システムはサガシリーズへと受け継がれる。全編欝展開もサガシリーズに受け継がれたのかもしれない。
    • パーティーの4人目が入れ替わる事でストーリーが進行するため、複雑な人間模様となっている。ミンウに始まり、無駄死にが多すぎる気がする。
    • ちなみに、チョコボの初登場
  • FF3 1990年4月27日
    • ジョブチェンジの登場。攻略時に特定のジョブになった方が有利であったり、ミニマム必須だったりと面白い試みをしている。また、後にFFの要となる召喚獣の登場。ちなみに、半熟英雄から。
    • ストーリーとしては、キャラが無個性過ぎるのが難点か。
    • FC世代の人は最高峰とする人も多い。
  • FF4 1991年7月19日
    • キャラクターがめまぐるしく移り変わる、ジャンプシステム的ストーリー展開。
    • 音楽の使い方はむしろFF4の方が映画的で完成されていると思う。映画的ゲームの基点。
    • パロムとポロムの「ふたりがけ」は後の展開を意味づけるアビリティだったのだなと今にして思う。
    • アクティブタイムバトルが採用される。
  • FF5 1992年12月6日
    • ジョブチェンジとアビリティシステム。ジョブシステムとしては完成系で、FFTへと受け継がれる
    • FF3よりも個性的な主人公ではあるが、ストーリーがやや弱い。
    • ただし、ギルガメッシュと「ビックブリッヂの死闘」は根強い人気。
  • FF6 1994年4月2日
    • クリスタルとの決別。スチームパンクによる機械化。
    • キャラクターが入れ替わる事で、ストーリーは濃厚な一方ゲームシステムとしては弱い。キャラクターは個性的だが、逆に戦闘時は無個性に。
    • それぞれのキャラクターが立ち始めた。
  • FF7 1997年1月31日
    • 近未来風へ。サイバーパンク。そして、天野義孝から野村哲也へ。
    • 3D化で世界を震撼させた。
    • ストーリーは以降のFFで見られるアイデンティの喪失と再発見。
  • FF8 1999年2月11日
    • 八頭身へ。より進化したCG。主題歌による映画化FFの最高潮。
    • ジャンクションはストーリーと融合したゲームシステムだがあまり評価されていない。
    • 召喚獣が物語の中心へ。
    • 個人的には「カード」ゲーム。
  • FF9 2000年7月7日
    • 原点回帰と言われるが、カオスなど旧来FFのセルフパロだと思う。
    • ジタン、ビビの対比、ビビ、ガーネットの対比はすばらしい。
    • チョコボなどやりこみ要素はあるが、やや冗長に感じ始める。
  • FF10 2001年7月19日
    • 召喚獣というか祈り子のメカニズムというゲームシステムとストーリーを融合させた最高傑作だと個人的には思っている。
    • ストーリーは重厚。ゲームシステムは叩かれ気味だが、スフィアシステムは実はかなりやりこみ要素がある。
  • FF11 2002年5月16日
    • やってない。けども、MMORPGといては日本最大級。
    • 未だにサービス稼働中という点ではFFシリーズ最高傑作なのかもしれない。
  • FF12 2006年3月16日
    • さらば、坂口博信
    • ストーリーは緻密だが、これまでのFFと違って小さくなってしまった。
    • 聖剣伝説2が目指したシームレスバトルの一つの完成系だと思っている。

システム面でいうと、ジョブシステムの3,5あたりが個人的には好み。ストーリーだと、ジャンプシステムの4、それぞれキャラの立った6、ジタンとビビの対比が上手い9。システムとストーリーの融合ならば、8,10が好きだ。チャレンジ精神ならば荒削りな1,2、3D化への7、脱坂口氏の12かなと。

FF13がどうなるかは分かりませんが、僕は期待しています。