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HUAWEI P9の良いところ、普通なところ、良くないところ

P9を使って一週間くらいたったので、簡単な感想をまとめておきます。ポケモンGOもできるよ!

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  • 良いところ
    1. 指紋認証が早い
    2. カメラが楽しい
    3. 手に持った感触がよい
    4. 通知バーに通信速度を表示できる
  • 普通なところ
    1. 電池は可もなく不可もなく
    2. 細かなところまで手が届くUI
  • 良くないところ
    1. スピーカーがモノラル
    2. ナビゲーションバーが少しセンシティブ
    3. GPUが弱い

良いところ

1. 指紋認証が早い

センサーをタッチすればすぐにロックが解除されます。しかも、どの方向からタッチしてもOK。私は手に持って操作することが多いので、背面に指をあててロックが解除できるのは使い勝手が良く快適です。置いて操作する機会が多い人は、表にある機種が便利でしょう。

センサーをスライドすることで通知パネルを出せるのも楽。また、プリインストールのギャラリーに限りますが、スライドで写真を切り替えることも可能。Kindleのページめくりなどもできれば、さらに便利なんですけどねぇ。

2. カメラが楽しい

ボケを生じさせるワイドアパチャーや、露出やシャッタースピードなども変えられるProモード、露光時間を長く設定できる夜景モードなどもあり、楽しいカメラです。モノクロカメラだと、非常に味のある写真が撮れれます。カラーをモノクロに返るのとはまた違います。光の取り込み方が違うのでしょう。
フォーカスや露出をタッチで合わせやすいのもナイスです。

Xperia Z3の方がはっきりとシャープに映ります。色味はiPhoneに近いと思いますが、ホワイトバランスとしてはP9の方が見た目に近い色だと思います。全体的にコントラストが強く、これは二眼カメラの特徴かもしれません。
ただし、二眼故に手ぶれ補正がないのが残念です。特に動画撮影はブレブレになります。

3. 手に持った感触がよい

とは言いつつも、現在はラギッド・アーマーを装着していますけども。
素の状態だとすごく手にフィットする感覚があります。エッジの周りや、重みのバランスがすごく良い感じです。薄いのに、カメラレンズが出っ張っていないのもグッド。

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ラギッド・アーマーは本体にフィットしすぎて、装着しているとGショックスマホのような見た目になります。ホールド感もあり、マッド加工されたゴムの感触も気持ちよく、守られている感じがして安心感があります。
つい先日、コンクリートの上に落としましたが、本体はまったく傷つかず、ケースも目立たない程度の傷が残るのみでした。

4. 通知バーに通信速度を表示できる

通信速度が表示されているのが地味に便利です。
ページが切り替わらないときに、通信がスタックしてるのか、アプリが止まってるのかを確認できます。
SIMフリーだと、通信速度が制限されてるかも推測できますし。

普通なところ

1. 電池は可もなく不可もなく

電池の持ちはそれなりだと思います。
ただし、スリープ時における電池の持ちは著しく良いです。Facebookアプリなどを強制的にオフにできるのが大きいです。
画面の解像度を下げて、バッテリーを伸ばせるのが面白いと思いました。

2. 細かなところまで手が届くUI

電源やメモリに通信など、色々と細かに設定ができますが、それ故に面倒でもあります。スリープ状態でアプリをオフにするのがデフォルトのため、プッシュ通知して欲しいアプリを保護してスリープ状態でもオンになるように設定しなければなりません。

色々設定できるけども、何を設定できるのかが分かりづらいのも問題。デフォルトアプリの変更や、スリープ時にオフしないアプリの保護や、操作の変更などが、バラバラに散らばっている印象。設定を変えるときに、どこで設定したかをすぐに思い出せなかったり。
というわけで、良い点もあるし改善できる点もあるので、UIは「普通」の評価。Androidよりも、iOSを使っている方がなじみ深いかもという気がします。

一旦自分好みに設定してしまえば、すこぶる快適です。まぁ、これはAndroidの儀式みたいなものですが。

良くないところ

1. スピーカーがモノラル

スピーカーの音質は良く、大きな音でも音割れしないのですが、残念ながらモノラル。私は、ヘッドホンなどを使うので、特に重要視はしていませんが。

2. ナビゲーションバーが少しセンシティブ

Android 6.0からホームボタンの長押しでNow on Tapが出るようになりましたが、この時間が少し短い。ホームボタンを押したつもりが、長押しと判定されNow on Tapが出てしまうことも。
また、戻るボタンを押したつもりが押せていなかったり。思っているよりも、認識できる領域が狭い気がします。

3. GPUが弱い

CPUはなかなか良いのですが、それに対してGPUがかなり貧弱です。私はゲームをやらないのであまり困ることはないですが。
ただ、Civilization Revolution 2をプレイした限りだと、Nexus 7(2013)やXperia Z3よりも快適でした。これはGPUよりもCPUが効いてるのかも。

コストパフォーマンス良いと思います

6万円弱で手に入り、MVNO運用すると月々の通信費も抑えられるので、コストパフォーマンスの良い機種でしょう。iOSと似たUIのため、iPhoneから移行でも特に違和感なく使えると思います。ただし、ベンチマークで比較するとiPhone SEのコストパフォーマンスが良すぎですが。

カメラに関しては、8万円くらいするハイエンド機には及ばないかなと。暗いところでの撮影をGalaxy Edge7と比較すると、どうしてもP9の方が劣るようです。あんまり明るく撮れすぎても、夜景としては綺麗ではなかったりしますが。

HUAWEI P9を買った

Xperia Z3からHUAWEIのP9へ乗り換えました。Xperia Z3の画面が割れてタッチパネルも利かなくなったからという消極的な理由。

最近、ガジェット運がないので、3年安心保障のある e-TREND|ファーウェイジャパン EVA-L09/P9/TG [Huawei P9/Titanium Grey] から購入。また、ラギッド・アーマーとガラスフィルムもAmazonから購入。ラギッド・アーマーは見た目もかっこよく、ホールド感があり安心感できます。ガラスフィルムとの一体感もあります。

WANLOK 2016 改善版 HUAWEI P9 5.2インチ フルカバー ブラックフレーム ガラスフィルム 【実機確認済】 NSG 日本板硝子社 国産ガラス採用 ガラスフィルム 2.5D 硬度9H 0.3mm ラウンドエッジ加工 【国内正規流通品】 P9 Black…

ファーストインプレッションとしては、非常にiPhoneチックだなと。丸無を帯びたエッジはiPhone6見たいですし、UIや画面の動きもヌルヌルでiOSみたい。イヤホンも完全にiPhone

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Xperia Z3と比較して

画面は、Xperia Z3の方がクリアに見えます。一方、P9はUIのデザインもあるでしょうが、柔らかい感じ。カメラはZ3がシャープでクリアで、P9はコントラストが強いです。カメラとしての使い勝手はシャッターボタンのあるZ3に分がありますが、P9の「プロモード」はシャッタースピードや露出、絞りなどを調節でき、面白いですね。

P9には指紋センサーがあるので、レポンスが良くスリープからの立ち上がりがスムーズです。Z3はポケットで誤作動することがよくありましたが、P9には「タップ無効モード」があるので、誤作動は起こらなさそうです。指紋センサーは、カメラのシャッターを切れたり、スライドで通知パネルを出せたりと使い勝手もナイスです。
通知パネルに関しては素のAndroidに近い、Z3の方が好みです。慣れの問題ではありますが、Z3の方がWi-Fi設定などにアクセスするステップが少なく感じます。

Z3よりも明らかに良くなったのは電波の掴みですが、それは私のXperia Z3がグローバル版のため、LTEのバンドがマッチしてなかったから。SIMフリー端末を購入する際は、LTEバンドも意識しないとダメですね。

また、Xperia Z3はストレージの容量が16GBでSDカードにアプリを退避するなどしてやりくりしていましたが、P9だと32GBのため、そこまで神経質になる必要がないです。ただ、ほぼ同じようなアプリをインストールしてるはずなのに、Z3ではストレージが14GBも占有しているのに、P9では8GBで事足りました。Z3はプリインストールアプリの容量が多いのかなぁ。

独自UIのEMUIは色々設定できるのですが、設定項目が多すぎる気がします。網羅的にまとめられているサイトがなかったので、まとめておこうかと思います。

先ずは通知やバッテリー周りを設定しよう

P9に日本モデルはNFCが付いているので、タップ&ゴーでデータ移行ができるかと思っていましたが、上手く動作しませんでした。
連絡先やブックマークなどはGoogleバックアップで移行できますし、写真や音楽はSDカードに保存してあるので、データの移行は特に問題なし。
アプリを移行できなくても、不必要だったアプリを整理できる面もあります。Google認証やLINEの移行などがやや面倒かなといった感じです。

Wi-Fiやら、APNの設定やら、アカウントの移行が済み、アプリをインストールし終えたら、先ず確認しておきたいのが、通知周りの設定。EMUIは、バッテリーの持ちを良くするために、強烈なスリープモードを搭載しています。アプリを保護しないと、画面オフ時にアプリが起動しないため、プッシュ通知が来ません。
Xperiaシリーズにも、似たような電源プランがありました。日本版はスリープするアプリを選択する形式でしたが、グローバル版はその逆で起動させたいアプリを選択する方式でした。前者がブラックリスト、後者がホワイトリスト形式ですが、EMUIはホワイトリスト形式となっています。

プリインストールアプリのほとんどはアンインストールできませんが、アプリを非表示にすることもできます。ホーム画面でピンチアウトすると、非表示にするアプリを設定できます。非表示になったアプリは、ピンチアウトした画面にまとめられるので、ランチャーのような使い方もできます。

ランチャーの変更は「ホーム画面のスタイル」からではなく、[設定]→[アプリ] を開き、左下の「詳細設定」からデフォルトのアプリを変更できます。その他に、メーラーメッセンジャーなどもここから変更します。

プリインストールされたアプリのみで痒いところに手が届きます。例えば、メモリ最適化やキャッシュ削除などもできます。ファイルマネジャーもしっかりしてますね。
通信量の管理も設定できます。個人的に便利だなと思ったのは、通知バーに通信速度を表示できること。通信制限がかかっているか、読み込みが遅いのは通信速度の問題なのかアプリ側の問題なのかを確認できて助かります。

便利かもしれない設定

[設定] → [指紋ID] から、指紋センサーのジェスチャーを設定できます。長押しで写真撮影や電話を受けることができます。また、スライドすると通知パネルを表示でき、ダブルタップで通知を一括消去することができます。
写真を閲覧する際に、左右のスライドで写真を切り替えることもできます。この機能はKindleなどで利用できれば、便利そうなのですが、プリインストールされた「ギャラリー」でのみでしか利用できません。

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[設定]→[スマートアシスト] からも、色々な設定が可能です。私が使っているのは、フローディングボタンとワンハンドUI。
フローディングボタンはiOSにもありますが、EMUIでは画面の左右端吸い付いたフローディングボタンをタップにより展開して使用します。ナビゲーションバーおよび、画面のロック、メモリの最適化を行えます。私の周りのiPhoneを使っている中国人を見ると、大体の人がフローディングボタンを使っているので、中国では人気のある機能なのかなと。



ワンハンドUIとしては、似たような機能がiOSにありますが、EMUIではナビゲーションバーを左右にスワイプすると、画面が縮小されます。ギリギリ片手で、Chromeのホームボタンが押せるかなという縮小具合です。

ナックルジェスチャーは記事を書く際にスクリーンショットを撮影するために使いました。

電源プランも細かく設定できます。面白いなと感じたのは、解像度を下げることができる点。解像度を下げると、バッテリー消費を抑えるほかにも、ゲームの動作を軽くすることができます。

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細かな使い午後値などは後日

カメラや電池の持ちなどは、また後日に書こうと思います。
デザインや、指紋認証など満足しています。GPU周りが弱いようですが、ゲームをそこまでやらないので、実はそこまでハイスペックなスマホが必要ないのかなとも。

Xperia Z3の画面が割れた(故障は3度目)

Xperia Z3が無ければ即死たっだ……

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画面が割れて、タッチパネルが利かなくなりました。マウスをUSBで接続すればタッチパネルが死んでも使えるのがAndroid端末の良いところですね……。ちなみに、過去に二回壊れてるので、今回で三回目です。

ベッドくらいの高さから畳の上に落としたのに、「このスマホが無ければ即死だった……」みたな割れ方。それもそのはず、落下防止用のストラップがクリーンヒットしたようです。なんのためのストラップなのか。落下防止用のストラップを使っている皆さんはお気を付け下さい。

過去の二回は保証期間内だったので、無償で修理できましたが、今回は実費。調べてみると、パネルの修理を業者に委託すると2万円くらい。Amazonで修理キットが1万円未満で購入できますが、自分で修理した人のブログを読む限り難易度が高く、業者に任せた方が良さそう。

三度も修理するほどには最早愛着はないし、今度1年以内には買い換えるつもりだったので、2万円で修理するくらいなら、前倒しで新しい端末を購入することに。本当は、Zenphone3や新しいNexusシリーズを見てから検討したかったけど、10月までは待てないのでしょうがない。

HUAWEI P9を注文

先日ヨドバシカメラでみたHUAWEI P9が割と良かったので、こいつで即決。ただ、最近はXperia Z3の他にSurface Pro3も過去に二度修理しており、ガジェット運がないので何か新しく買うのは心配。そこで、三年保障のをつけられる e-TREND|ファーウェイジャパン EVA-L09/P9/TG [Huawei P9/Titanium Grey] から購入。

2年目は購入額の70%、3年目は40%までしか保障されないけど、全損で無い限りは修理費くらいは保障できそう。ただし、免責額3000円かかりますが。HUAWEIも日本できちんと修理できるようで、これなら安心です。

Surface Pro3がまた壊れました(2ヶ月ぶり2回目)

前回はタイプカバーを認識せず、画面が回転しなくなりましたが、今回はWi-FiBluetoothが死にました。なぜか、初期化すらできなくなったのでOSの不具合かハードが壊れたのかは不明。

スリープモードから立ち上げたら、Wi-Fiを認識せず。Microsoftのページを確認しながら、ツーボタンによる起動やドライバの再インストールを試みましたが、全くダメ。Wi-Fiトラブルシューティングを試みたら、何らかの理由でWi-Fiが繋がらないという情報しか得られず。しょうがないので、ヘルプデスクとチャット。機内モードになってないかとか基本的なことから試しましたが、全くダメ。そうこうしてい内にBluetoothも死んでいることが発覚。最終的にオペレーターから交換を持ちかけられました。
交換するのは二回目ですが、前回の交換から90日以内なので初期不良として無料で交換できるとのこと。前回届いた際の段ボールを保管しておいて良かったです(よくない)。
交換する際に、初期化する必要はないと言われましたが、試しに初期化をやってみたら、なぜかエラーを吐かれるという困った状態に。ハードよりもOSが死んでる気がします。

1年半くらいはスムーズに使えていたのに、日本に帰ってきたら全然ダメですね。使い方も特に変わってないと思うんですが。次もどうせ壊れるなら、無償で交換できる3ヶ月以内に壊れてほしいものですね。なので、9月頃までにお願いします。

Fallout 4は選択と対立のゲームである。

※スカイリムとFallout 4のネタバレを含んでいます。

あらすじ

核戦争後のアメリカを舞台としたFalloutシリーズのナンバリングタイトルの4作目。シリーズとして初めて核戦争前生まれの人物が主人公となっている。

マサチューセッツで暮らしていた退役軍人のエンジニアの夫と弁護士の妻は息子のショーンが生まれたばかりで幸せな日々を送っていた。核シェルターであるVaultへ避難できる権利を得たまさにその日に核戦争が勃発。ボストンにも原爆が投下されたが、Valut111へ逃げ込むことができた。その後、スタッフに誘導されるままに家族はコールドスリープされる。
何年経ったか分からないが、コールドスリープを解除した闖入者により息子は誘拐され配偶者は殺されてしまう。後を追うにも、そのままコールドスリープされ、また眠りにつく主人公。再度コールドスリープから目覚めた主人公は、Vallut111から脱出し、核戦争により荒廃しマサチューセッツの名が失われた連邦を目の当たりにしながら、配偶者の仇を討ち、息子を探すための旅に出る。

Commonwealth of MassachusettsからCommonwealthへ

本作ではボストンの街が再現されている。ゲーム中でのスケールは実物よりも小さいが、州議事堂やMIT(ゲーム中ではCIT) の位置関係や建物の雰囲気はそのまま。ウォーターフロントもボストンらしく仕上がっている。フリーダムトレイルもゲーム内で歩くことができ、実際に行ってみたことのある自分としてはゲーム中の街並みを非常に楽しめた。

無法地帯となったマサチューセッツは元の名前が失われ連邦と呼ばれている。マサチューセッツ州は、他の州(State)と異なり、Commonwealth of Massachusettsが正式名称である。恐らくCommonwealthだけが残って連邦と呼ばれるようになったのだろう。連邦にはモンスターの群れや、ならず者集団の他、種々の組織が対立していて、お互いにドンパチやっている。主人公は息子を探す中で4つの組織と関わり協力することとなる。その4つとはミニッツメン、B.O.S.、レールロード、インスティチュートである。

Fallout 4はロールプレイか

連邦には様々な脅威がある。先ずは放射能により誕生したモンスターたち。巨大化した甲殻類、人間のなれの果てであるグール、スーパーミュータントが主人公を襲う。ならず者のレイダーや、傭兵集団のガンナーなど生き残った人間も脅威だ。
これらは脅威ではあるものの、脅威の対象が明確だ。力さえあれば対抗できる脅威でもある。連邦には目に見えない脅威が蔓延している。それが、インスティチュートによる人造人間だ。初期型は機会面しているため、一目で人造人間と分かるが、Synthと呼ばれる第三世代の人造人間は人間とは見分けが付かない。インスティチュートは人造人間をスパイのように潜り込ませている。インスティチュートの目的も分からなければ、その存在も謎に包まれている。ある日を境に隣人や知人、家族が人造人間に入れ替わっているかもしれない。インスティチュート自体が謎に包まれているため、抵抗のしようが無い。

主人公と関わる4つの組織は、ミニッツメン、B.O.S.、レールロード、インスティチュートである。それぞれが、連邦で問題となっている人造人間と関わりが深い。

最初に出会うのはミニッツメンだ。実在した民兵がモデルで、招集されたら1分で駆けつけることから付いた名のため、単数形のミニットメンが正しいはずだが、日本語訳ではミニッツメンとなっている。主人公が出会った頃には信用を失い多くのメンバーも離散してしまっており、組織としては壊滅寸前であった。主人公の協力、つまり4の目玉である「クラフト」により復興していく。
プレイヤーはミニッツメンと協力して、入植者を集めて居住地を発展させることができるが、その入植者の中にSynthが紛れ込んでいることがある。人造人間の存在は入植者同士に疑心暗鬼を生じさせている。

恐らく、次に接触するのがB.O.S.だろうか。レールロードと前後する場合もある。行きすぎたテクノロジーが核戦争を引き起こしたと考えており、テクノロジーの回収と、その管理を目的としている。3では住人保護にも目を向けていたが、現在は本来の理念に近い団体へと戻っているようだ。元々はUS Armyの生き残りによって組織されているため、非常に統率がとれた規律ある団体である。
人造人間を核戦争を引き起こしたのと同等の忌むべきテクノロジーと見なしており、インスティチュートを壊滅させるために連邦へやってきた。

次に接触するのがレールロード。ミニッツメン同様に実在した団体がモデルで、こちらは黒人をカナダへ亡命させていた組織の名から。Fallout 4ではSynthの解放を目的としており、諜報活動に強い集団である。人造人間を忌むべき存在と捉えているB.O.S.とはお互いに良好な関係では無い。

そして、最後に謎に包まれ連邦における脅威の元凶とされるインスティチュートとも接触する。
地下へ逃げ込んだボストンにある大学の科学者によって組織された団体のため、科学力は非常に高い。しかし、地下に潜伏しているため慢性的にエネルギーや資源が不足しているようだ。資源の確保や、実験のため、地上に人造人間を送り込んでいる。目的を実行するため地上の人間をSynthと入れ替えるなど、地上を蔑ろにした手段をとっていることから、地上の人々からは敵視されている。

それぞれの勢力と関わることで、主人公はショーンを見つけだす。その後、プレイヤーは4つの勢力の内の一つを選択し、他の勢力を滅ぼすことになる。Fallout 4の主人公は、ロールプレイする上ではバックグラウンドがありすぎるのだが、メインシナリオは息子を見つけ出した時点で終了する。どの集団に力を貸すかは、まさにプレイヤーの意思であり選択だ。そして、その選択は非常にジレンマの強いものとなっており、この点では紛れもないロールプレイであると言えるだろう。

対立を描いたきたベゼスタ 実装したかったベゼスタ

冒頭に述べたように、Fallout 4は対立と選択のゲームである。ベゼスタは対立と選択を物語としては描いてきたものの、システムとしてはうまく実装できていなかった。
Skyrimでも帝国とストームロークの対立が描かれており、プレイヤーは一方の勢力に手を貸すことができたが、どちらを選んでも各地の街の頭がすげかわるだけで、ゲームシステム上に大きな違いはない。まぁ、実世界も頭がすげ変わっただけで、下々のものに大きな影響がないという点では間違ってないわけだが。

SkyrimDLCであるドーンガードでは、対立がゲームシステムとしても実装されている。Fallout 4はこれを発展させたものだろう。ドーンガードを支援すると新しい武具を作れるようになり、吸血鬼になるとその能力が使えるようになる。どちらか一つしか選べず、一方を選ぶと、もう片方の勢力と対立し、滅ぼさなければならない。。例えば、吸血鬼を成敗するドーンガードになると、ドンガードが味方となり助けてくれるが、吸血鬼とは敵対するため、Skyrimの散策中に吸血鬼と出会うと襲われてしまう。その逆もしかり。帝国とストームロークの対立においてもどちらかの勢力に力を貸すと、プレイヤーは片方と敵対するものの、プレイヤーが率先して相手方の陣地にけしかけない限り襲われることはない。
プレイヤーからすると、帝国とストームロークはアクティブ、ドーンガードと吸血鬼はパッシブな対立に感じられる。

Fallout 4では常時アクティブとパッシブな対立が並立している。また、対立の規模も大きくなっている。ドーンガードのDLCを導入しない場合でも、SkyrimではNPC同士が戦闘していることはあったが、魔術師同士の喧嘩や、モンスターに襲われる旅人などの小さないざこざである。ドラゴンとその他集団が闘っていることもあるけれど、それでもFallout 4に比べれば小さい。連邦を散策しているとミュータントとレイダーが闘っていたり、さらにそこにB.O.S.も割って入ったりする。B.O.S.と敵対していなければ、彼らと協力してモンスターやならずもの集団をやっつけることができる。仮に敵対していても漁夫の利を狙って経験値などを稼ぐことも可能だ。

Skyrimの帝国とストームロークの対立で大人数が互いに戦うイベントがあったが、Fallout 4ではそれよりも多人数かつ三つ巴、ともすれば4つ巴ともなる大規模な対立を表現できるようになった。アクティブとパッシブな対立の並立と、大規模な戦闘を実装できるようになったのは、PCの処理能力が向上したからだろう。

正史は果たして?

私は、取りあえずB.O.S.、レールロード、インスティチュートのルートをプレイしてみた。どのルートでもミニッツメンとは敵対していない状態でクリアした。今後、ミニッツメンのルートをプレイする予定だ。

どのルートが正史となるかは、次回作で仄めかされるのだだろうが、ストーリーやシステム面との兼ね合いを鑑みると、ミニッツメンルートであろう。ミニッツメンルートならB.O.S.とレールロードは生き残る。クラフトが目玉でもあるし、ミニッツメンルートはプレイヤーがミニッツメンを意識して復興させないと進めることができないからだ。

以下ネタバレと私の選択

ネタバレと言っても、未プレイでもここまで読んだ人は大体察しが付くのではなかろうか。舞台設定からすると、そのような道筋の他はないだろう。


ショーンを掠ったのはインスティチュートである。コールドスリープをネタにしている以上、ショーンの年齢は主人を超えていることも推測できる。その場合、ショーンはインスティチュート内でそれなりの地位にいると考えられる。
そのように考えていたので、ショーンがインスティチュートのトップであることに、そこまでの驚きはなかった。

息子のショーンはインスティチュートによって誘拐された。有機ベースの人造人間であるSynthを開発するにあたり、放射能の影響を受けていない遺伝子が必要だったからだ。核戦争前に生まれ、その直後にコールドスリープされたショーンはうってつけの存在であった。その両親もバックアップとして利用可能である。
かくして、ショーンの遺伝子から第三世代の人造人間であるSynthが造られた。ショーンはSynthの父であり、現在のインスティチュートの基盤を作った人材でもある。そのため、インスティチュートでは二つの意味を込めてファーザーと呼ばれている。
男主人公だと、息子を探しに行ったのにファーザーに出会う、なんとも倒錯したストーリーになる。

ファーザーはインスティチュートでも治療できないガンに侵されている。死期を悟り、最期に親の愛情を知りたくなったのか、主人公をコールドスリープから目覚めさせ、自分を探しに来るかを確かめた。主人公は苦難を乗り越え息子を探し当て、ファーザーは無償の愛を実感する。
B.O.S.やレールロードが血眼になって探したインスティチュートの本拠地主人公が潜入できたのも、主人公がファーザーの親だからだ。親でなかったら追い返されているし、レールロードも諜報活動を続けられないだろう。つまり、すべてはファーザーの手のひらの上なのだ。
とはいうものの、いきなり親を荒廃した連邦にほっぽり出すなら、影から何らかの支援をしてやれよ、と思わないでもないが。

インスティチュートに潜入してからプレイヤーはどの勢力に力を貸すかを選択しなければならない。
インスティチュート以外にならば息子と敵対することとなる。親の立場で考えると、息子の遺志を継いでも良いし、自分よりも年齢を重ねたショーンを息子と認めない選択肢もありだろう。末期ガンに冒されているため、お世話になった組織に義理立てしてショーンを殺す場合にも、ショーンがちょと先に死ぬか後に死ぬかの違いしかないと正当化しても良い。
自分の理念を重ねても良いし、ゲーム上の特典で選択しても良いだろう。どちらにせよ、選択にはジレンマを与えるように構成されている。例えば、組織の理念で選択するにしても、どの組織にも一長一短がある。

ミニッツメンは組織としての力がない。プレイヤーが発展させない限り、インスティチュートからは敵とも認識されないほど小さな勢力だ。これは他の二つの勢力からも、同様に脅威にならないと認識されているだろう。

B.O.S.は4つの中では、管理されたまともな組織である。しかし、その組織は連邦の住民を向いておらず、主目的はテクノロジーの管理である。そのテクノロジーの管理も、ともすれば独占であり、それが住民へ向かない保証はない。

レールロードの理念はすばらしいが、解放後の人造人間がしばし人間社会で問題を引き起こすことを軽視している。

インスティチュートは倫理面で問題外だ。生き残った学者に社会学社はいなかったのかと思わないでもないが、Voult-Techが存在してた世界線な上に文明も崩壊してる点を考えると、我々の常識で考えるべきではなさそうだ。ただし、科学力はずば抜けている。

それぞれが現実社会における団体の誇張表現とも捉えられる。ミニッツメンは組織力のないボランティア団体だし、B.O.S.は政府のない規律だけが存続した軍部であり、レールロードは理念は立派な過激派人権団体、インスティチュートは倫理のない科学者を煮詰めたような集団だろう。

私の選択

私は、インスティチュートルートを選んだ。
息子のためというよりも、インスティチュートの科学力を後世に残さないのはもったいないと考えたから。その内、人造人間にも人権があると認める可能性も残されているし、解放を望む人造人間に裏切られても面白いだろう。
当初はレールロードも悪くないかなと考えたが、人造人間の可能性をつぶすのは勿体ないなとも。個人的には、人造人間やグールなどが生きる世界の方が面白いと感じている。
見方は一つではないはずで、ショーン最期の盛大なわがままをかなえる親という立場を振る舞うことも可能だろう。

インスティチュートルートだと、連邦に来たB.O.S.は壊滅するけども、本部が残っているわけで、B.O.S.そのものが無くなるわけではない。これ以上人造人間が製造されないレールロードは存続できなさそうであるが。

先にも述べたが、主人公やプレイヤーが介入できる余地がある組織はミニッツメンだけで、その他は主人公だけでは組織の体質を変えるのは困難であろう。そのため、正史はミニッツメンルートになるんじゃないかなと。

Fallout 4は、人造人間やロボットに人格が宿るのか、その場合人間や人造人間はどのように振る舞うのかという疑問を投げかける作品でもある。興味深い議論ではあるが、これはまたの機会に。