ネイチャー誌のオモシロ論文

Wikipedia六次の隔たり

wikipediaは6回リンクを辿ればどのページでもいけるらしいwww:ハムスター速報 というネタがまとまっていた。これは、スモール・ワールド現象 - Wikipedia における 六次の隔たり - Wikipedia と呼ばれる仮説を元にしたネタでしょう。
ネットワーク理論を元にスモール・ワールド現象の説明を試みた論文がネイチャー誌に Collective dynamics of /`small-world/' networks として発表されています。簡単に言うと、世界の誰かと友だちになろうと思ったら、自分の知人を6人以上介すればその人と出会えることを示した論文。つまり、政治家のようにつながりの多い人の場合、友達の友達がアルカイダでも珍しくはないってことです。俳優のケヴィン・ベーコンからの関係性を示したケヴィン・ベーコン数てのもあります。
Wikipediaが6回リンクをたどればどのページにもたどり着くってのは、ネイチャー誌ではありませんが、Self-emergence of knowledge trees: Extraction of the Wikipedia hierarchies などの論文に示されています。

ネイチャー誌のオモシロ論文を紹介

さネーチャー誌には友達を6人介せば皆友達以外にも面白い論文が掲載されているのでご紹介。大学生なんか読んでみるといいんじゃないですかね!

  • Nature Letters: アメンボの水上歩行の流体力学
    • アメンボはどうやって進んでいるのかという研究。アメンボは表面張力を利用して浮いています。かつての理論だとアメンボは前に進めないはずでした。この研究チームは実際にロボットを作ってアメンボが水面上を進む原理を解明しました。
    • 水遁の術が実用化される日も近い?