社会の解答

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社会 問1

【社会】(配点20点) たかしくんはドラゴンクエスト3をプレイしていました。すると、どんな地方でもゴールドが流通しています。アレフガルド に行ってもゴールドが通用します。この時通貨価値を保証するものは何か答えなさい。

【解答】

ドラゴンクエストにおける貨幣単位であるゴールドは、その名前から金を用いていると考えられる。
金は貴重な金属であり、精錬が必要なくまた柔らかく加工もしやすいことから古くから多くの装飾品が作られてきた。
このことから金はほとんどの時代と地域でその価値が認められてきた。
つまり、ドラゴンクエストにおけるゴールドの価値は金の価値によって保証されている。

【解説】

RPGにおけるお金の仕組みについて考える問題。我々の世界の仕組みと比較し、金の希少性に気がつけるかが鍵。クロノ・トリガーをプレイしていると答えやすいだろう。
金本位制だからで答えとしては十分ですが、より深く突っ込んだ解答もありである。私は、RPG経済 なぜやくそうは8Gなのか - 最終防衛ライン2 にて薬草本位制として考察した。

貨幣経済を成り立たせるには銅などの鉱山資源を安定的に確保し、かつ偽造されない高度な鋳造技術と、貨幣を発行するものの信頼など様々な要素が必要である。日本史ミステリー・銭をつぶせば救われる!? 宋銭普及の謎も、平安後期の「末法思想」がすべての始まりだったAmazon.co.jp: うまなみ三国志 などを参考に実際の歴史と照らしあわせてみると良い。

その点を考慮した解答として

魔物がゴールドを落とすことから考えて貨幣鋳造元は大魔王ゾーマであり、元々は魔物文化内の通貨であったと考えられる。貨幣として流通している事から偽造は十分に困難であると仮定できる。通貨価値の保障は魔物の討伐難度によって行われていると言える」

は興味深いですね。

社会 問2

【社会】(配点40点) たかしくんはロマンシングサ・ガ3をプレイし始めました。効率的なマップ取得ルートを答えなさい。

【解答】

ミュルス→ピドナ→スタンレー→ファルス
ミュルス→ツヴァイク→キドラント(&西の森)→ユーステルム→ランス
ピドナ→ウィンミントン
ピドナ→ヤーマス
ピドナ→バンガード→モウゼス、小さな村→ルーブ山地
ピドナ→リブロフ→リブロフ→ナジュ砂漠→神王の塔
ピドナ→グレートアーチ→アケ→ジャングル→妖精の村→火術要塞

【解説】

ゲームの地理を意識させる問題としてマップで移動するロマンシングサ・ガシリーズから3を取り上げた。
RTAなどに興味があれば解答しやすいだろう。マップ集めの際にピドナの工房の職人も集めると効率的である。船代はスタンレーかファルスのマスコンバットで稼ぐと良い。ギドラントで村長に話しかけないように注意しましょう。

興味があればロマンシングサ・ガ2におけるジェラール世界一周に挑戦してみるのもよいでしょう。

社会 問3

【社会】(配点20点)たかしくんはFF12をプレイしていましたが、アルケイディア帝国がダルマスカ王国を狙う理由が今ひとつわかりません。ダルマスカ王国の地理条件から、アルケイディア帝国にとって重要な拠点である理由を述べなさい。

【解答】

ダルマスカ王国はアルケイディア帝国とロザリア帝国に挟まれた小国である。アルケイディア帝国とロザリア帝国は長年対立しており、それぞれが陸路で侵攻するにはダルマスカ王国を経由しなければならない。アルケイディア帝国にとって対ロザリア帝国戦を考慮した場合攻めるも守るも軍事戦略上重要な拠点である。

【解説】

ゲームの内の設定に目を向ける問題。ゲーム内の描写や設定から政治てき地理的情強を読み取る応用問題。
ダルマスカ王国は強大なパワーソースである破魔石の力によって平定された国家であった。国家が衰えても破魔石におかげでアルケイディア帝国とロザリア帝国の侵攻を受けずにすんだ考えられる。アルケイディア帝国がダルマスカ王国に侵攻したのは破魔石を獲得するためでもある。
また、破魔石はオキューリアと呼ばれる神に近い存在から人間に与えられ、オキューリアたちはそれにより歴史に介在してきた。オキューリアの介在しない人間の世界とつくろうとしたヴェーネスとドクター・シドはダルマスカ王国の有する破魔石を管理したかったのだと推測できる。

社会 問4

【社会】(配点20点)たかしくんは相変わらずドラゴンクエスト3をプレイしています。ふいとルーラを使えば新たな経済販路が築けるのではと気が付きましたが、ゲーム内ではそのような交易は行われていません。ルーラ貿易が成り立たない理由を述べなさい。

【解答】

ルーラは一度訪れたことがある町などに瞬時に移動する魔法である。キメラのつばさでも同様の効果が得られる。
ある場所を一度訪れる必要があることから、何らかの許可や登録が必要だと推定できる。人の住まない場所でも登録できる拠点があることから、ルーラを登録する魔法的な機構が存在すると考えられる。
仮に誰でもルーラで自由に移動できれば、旅商人たちとっては便利だが、ある国を拠点する商人や国王にとっては不利益になる場合もある。経済的には外国産の安い農作物が大量に輸入されたり、貨幣や物資が流出したりすることもあるだろう。軍事的にはルーラによるスパイ活動や強襲も可能である。魔物もルーラを唱えることができるため、誰もがルーラで自由に移動できる状態は望ましくない。
よって人の住む町では、ルーラの使用に認可が必要であると考えられる。おそらく限られた冒険者のみにルーラ使用の許可が出されるのだろう。特に、ドラゴンクエスト3では勇者であることがルーラに許可の大きな理由であると考えられる。
また、ルーラ自体もゲーム内のパーティーである4人程度しか一緒に移動できないのだと考えられる。つまり商隊のように大きな荷物をたくさんは運べないのだろう。勇者一行のように船を個人所有できるパーティーは少ない。FC版では持てるアイテムの上限があることから、勇者一行も儲けられるほど物資を所有できないと考えられる。
さらに魔法自体も希少であることからルーラ・キメラのつばさ貿易が成り立たないと考えられる。

【解説】

問2、3の応用問題である。RPGなどの設定の矛盾をゲーム内の情報のみで解決する力を見る問題。ドラクエ世界にルーラ屋がいない理由 - Togetter などでも議論されている。
ドラクエ5ではルーラを覚えるためにルラムーン草が必要で、ルーラの存在が希少である様子が伺える。
逆にルーラ貿易が成り立っているから、薬草などの値段が安定していると考えることも可能である。