詳しくは、ナノチューブを溶かす意外なもの を読んでいただきたいのですが、世界中の学者さんが溶かすのに四苦八苦してたカーボンナノチューブが緑茶の「伊右衛門 濃いめ」に溶けちゃったそうな。
カテキンが上手いこと働いているようなので、緑茶なら何でも良いのでしょう。ただ、同論文内に
Commercially available green tea solution (brand name:"Iemon Koime" from Suntory Limited was used as the material.
- CL : Chemistry Letters 36 (2007) , 1140
と、実験にもわざわざ「伊右衛門 濃いめ」を用いたという記述があります。偶然なのか、狙って緑茶を使用したのかは分かりません。実は、生茶とか普通の伊右衛門を試したけど、溶けなかったのかもしれません。だったらヘルシア緑茶の方が良かったのでは。と思ったら
Green teas are inexpensive and safe materials and would be applicable to dissolve different kind of carbon nanotubes.
とあった。高いとダメだから、伊右衛門なのか?でもヘルシア緑茶は350mLで180円とそんなに高くないけども。
ところで、論文中に「伊右衛門 濃いめ」と明記したのは、Chemistry Lettersが日本の雑誌で、査読も日本人だからかな?海外だったら、「伊右衛門?」何のこっちゃってなりそうだし。
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