横須賀美術館で開催されている「せなけいこ展」に行ってきました。横須賀美術館そのものもかっこいいのですが、「ねないこだれだ」に取り憑かれているからじっくり見ることができなかった。
「ねないこだれだ」が50周年だそうです。かつてはアイコンに「ねないこだれだ」の使っていた自分の原点でもあるので、わざわざ横須賀まで出向きました。しかし、全国順次開催予定なんですね・・・・・・。近くに来ることがあれば、また行きたい。
絵本の原画、つまり切り絵の原本が中心の展示会で、人もそんなに多くなかったのでじっくりと見ることができました。原本だけ見てもお話しがなんとなく分かるので、絵本として本当に良くできているのだなと。
また、ずっと気になっていた切り絵の柄の元ネタを知れて楽しかったです。「めがねうさぎ」のうさぎちゃんが着ている赤のチェック柄が鎌倉の文房具点のものであったり、同作品で買い物かごなどに使われているバランっぽい和柄が「とらや」のようかんのパッケージであったり、紙をたくさん取っておくのはお母さんっぽい。実際、子育て中に絵本のアイデアがどんどん思い浮かんできたのだそうです。
絵本以外にも、下書きなどのラフ絵や絵本のパイロット版あり、それらを処分せずにに残しているのは純粋にすごいことだなと。それ以外にもせなけいこさんが絵本作家になる前の仕事も網羅されており、見応えがあります。紙芝居や幻灯フィルムの仕事などは興味深かったです。幻灯フィルムの一つがプロジェクターで再生されているので、堪能させて頂きました。
せなけいこさんは美大に入りたかったようですが、親の反対もあり日銀に就職されたそうです。日銀で働きながら、紙芝居など絵に関わる仕事もしていたようです。日銀の原稿用紙に下書きされていたのが印象深かったです。当たり前のように、デッサンとかクロッキーがめちゃくちゃうまい。
写真スペースもあり、大きなパネルなどが用意されています。せなけいこさんの本棚も再現されています。また、「ねないこだれだ」「めがねうさぎちゃん」「ふうせんねこ」の顔をプリントした丸テーブルがあったんですが、なぜか「めがねうさぎちゃん」は不人気でした。「ねないこだれだ」人気すぎ。自分はすっごい怖かった覚えがあるんですけど。
いつもは展覧会のグッズは見向きもしないのですが、今回は色々買ってしまいました。ようやく、大人サイズのねないこだれだTシャツを手に入れることができました。マグカップにトートバッグなど、色々散財してしまいました。手帳型のスマホケースも欲しかったのですが、持ってるスマホが大きすぎるのと背面指紋認証が使えなくなるので、泣く泣く諦めました。
いくつかの絵本の書影をプリントしたマグカップもあったのですが、断然「ねないこだれだ」マグカップを選びました。多分、子ども用で小さいのですが愛用します!
トートバッグやTシャツに「ねないこだれだ」が描かれているのですが、光を反射するのでなかなか不気味です。フラッシュを焚いて写真を撮るとめっちゃ光ります。Tシャツは、オフ会で着ていくのを忘れないようにしないと。