スマホ版ドラクエ4をクリアしたので感想を

4月17日にリリースされたスマホドラクエ4をとりあえずクリアしたので感想を。PS版より追加された第六章はまだプレイしていません。
スマホドラクエ4はDS版がベースになっています。解像度もDS版のままのため、画面が全体的に粗いです。ゲーム開始時に勇者のドット絵が、勇者と認識できませんでした。慣れると、そこまで気になりませんが大灯台で聖なる炎を灯す際に、粗い炎のドット絵がアップになるため萎えますね。
相変わらずの縦画面ですが、端末の大きさによっては片手ではプレイできないので拘る理由が未だによく分かりません。ただ、魔人像が歩くシーンでは縦画面だと、その大きさが良く伝わってきました。

移動は、1や8に比べると快適

操作系のUIはドラクエ1、8と同じです。操作キーの位置をを中央、右、左にカスタマイズできるのですが、なぜか保存されないためロードする度に自分の好みの位置に合わせる必要があります。これは、恐らくアップデートで改善されるでしょう。

操作性は、ドラクエ1や8とはまた異なる感触です。ドラクエ1では、4方向にしか移動できませんが、4では8方向に移動できるので、1に比べるとスムーズに感じます。また、ドラクエ8と同様に3Dですが、8の場合はFPSのようにキャラ移動とカメラ移動を同時に行う必要があり煩わしいですが、4の場合は頻繁にカメラを移動させる必要がないので気になりません。総じて、1や8に比べると快適です。

ただし、扉や町、井戸から出た際に誤って入り直すことが何度もありました。扉の場合は、扉の端にキャラが引っかかって戻ってしまう。町の場合はキャラが明後日の方向に移動し町に入り直してしまう。井戸の場合は移動したいのに、操作キー以外をタップしたと判定されもう一度井戸を調べてしまい、戻ってしまうのです。階段では、そのような誤操作はなかったので、工夫次第で改善できるのではないかなと感じました。
一方で、すべる床は注意して進めば誤って乗ってしまう事はありませんでした。扉の出入りも注意すれば戻ってしまうことはないのでしょうが、扉は頻繁に出入りするので集中力が持ちません。


会話や調べる場合は、オブジェクトに「!」が表示され、その際に画面をタップすればNPCと会話したり、タンスを調べたり、ツボを割ったりできます。便利ではありますが、スマホでは移動しながら決定することができないため、歩き回っているNPSに話しかけるのが結構大変です。この辺の改善して欲しい所です。


移動に関しては、ドラクエ7形式の3D表示がスマホに比較的マッチしていたから1や8に比べると快適なだけで、決してスマホ用に最適化されているわけではありません。ドラクエ5、6、7も同様の操作系でしょうから、改善を望みます。

戦闘はスムーズ

戦闘はスマホドラクエ1の方式を、拡張した形式です。戦闘が始まってから、「たたかう、にげる、さくせん、いれかえ」が表示され、「たたかう」を選択した後に各キャラクターのコマンドを入力します。AI戦闘が可能なので、さくせんを決めてしまえばコマンドを入力する回数が減ります。戦闘のテンポも速いので、雑魚戦で煩わしく思うことはありませんでした。

「めいれいさせろ」を利用できるので、ボス戦も楽になっています。クリアまでにゲーム内時間で20時間程度でしたが、寄り道もしたのでクリアするだけならもっと早くできそうです。

追加要素など

追加要素はDS版を踏襲しており、移民の町もDS版仕様となっています。ただし、スマホ版はすれ違い通信に対応していないのでストーリーを進めないと発展しません。

カジノのコインを効率的に増やすには闘技場でダブルアップするしかありません。モンスターズ図鑑を完成させてコインを30万枚入手した方が楽かも知れません。