2日目

気球艇レインボウを手に入れたので早速迷宮探索の旅に出る。
すーっと浮き上がるのはちょっと怖かったが、上空では大地を一望でき気持ちがいい。
見渡すと、好戦的なカンガルーや鳥が飛んでいる。彼らにはなるべきか変わらないほうがいいだろう。自生する野菜やら水牛、魚釣りなどをして食料を確保しても良いとの御達しだ。料理することで、スタミナを付けてもいいそうだ。金欠気味なので、今回確保した食材は街で売ることにする。メンバーからは文句が出たが、宿屋の代金や装備や医薬品の確保の方が先決だ。

カンガルーをよけつつ、食材を確保しながら世界樹の見える北を目指すと怪しげな谷間を発見した。不思議な霧が立ち込めており先に進めそうにない。谷の入口に怪しげな紋章が描かれた石碑見える。当たりを見渡すと、同じ紋章の描かれた石碑がある迷宮がある。世界樹に到達するためこの谷を抜けるにはこの迷宮を探索する必要があるようだ。早速気球艇を着陸させ捜索を開始する。

なんだかやたらと扉の多い迷宮だ。また、倒木で通れない箇所が多い。探索していると、青白い光が吹き上がる塔のような現象を発見すると。近くに兵がおり、彼が言うにはこの青白い光は樹海磁軸と呼ばれているらしい。これを使えば迷宮と街を行き来することができるのだという。便利ではあるが、食材確保もしたいので、迷宮へ行く際は気球艇でのんびり散策して、探索後に使うことになりそうだ。

フォートレスのれもんがアッタカーであるナイトシーカーのクリムを庇いながらモンスターを蹴散らす。クリムがモンスターを盲目にすれば戦闘自体も随分と楽になるのだが、なかなか決まらないものである。すると目の前に、またもや倒木が。近くに行って確かめようとすると、殺気とともにメキメキと気を切り裂く音がする。驚いて一歩下がると、するどいツメを持った大きなクマが立ちはだかる。流石に倒せそうもないので逃げるが、クマも追いかける。さしずめ森のクマさんだが、相手は気の良いクマではない。何より、我々は貝殻のイヤリングをしていない。横目で倒木を見ながら逃げると、クマはその倒木をメキメキと壊し始めた。やられたらひとたまりもならそうだが、クマのお陰で迷宮の奥へと進めるようになった。

奥へ進むと階下へと続く階段を発見する。降りようとすると、傷だらけの兵士を背負った男が昇ってきた。ワールウィンドとか言ったか。最初の迷宮で地図の書き方を教えてくらた男だ。何でも、階下にはこの階にいるクマよりもさらに獰猛な赤いクマがおり、兵士たちはそれにやられたらしい。このまま探索を続けるのは危険かもしれない。モンスターから得た素材もそろそろ持ち切れないので樹海磁軸を使って一旦街に戻ることにする。

すっかり夜も遅くなったので、所要は後にして宿屋に直行し朝までぐっすり就寝である。