AOKZOE のクラファンでの対応がひどいので愚痴をぶちまけさせてくれ

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AOKZOE の日本国内版の発売が決定し、盛り上がりを見せています。Kickstarter で出資しているので、私も期待する製品ではありますが、製造元の Kickstarter での対応があまりにも酷いです。そのため、不具合対応などのアフターケアに不安があります。

また、中国国内ですでに販売されていますが一部の端末で画面が映らなくなる不具合や Wi-Fi の不調なども報告されています。不具合の出た購入者には交換にて対応し、またチップセットのアップデートにより新規出荷分では問題が解決されたようですが、一連の事象も Kickstarter で全くアナウンスされていません。

Kickstarter での経過

2022年7月13日に出資がスタートし、最終的に締め切りは8月26日までに、1,076 人のバッカーがバックし、9,151,912 香港ドル(約1億5千万円)を集めました。

私は、とりあえず初日に出資し、アップデートなどの追って場合によってはキャンセルも考えていました。頻繁にアップデートを繰り返しており、ONEXPLAYER での工場で生産するなど、製品は完成しそうだと判断し出資を継続することとしました。

当初は、9月30日から発送開始とのアナウンスがありました。9月に中国でロックダウンや電力逼迫などがあり、その影響が心配でしたが、クリエイターからのアップデートは特に無し。
9月29日に、10月1日から7日まで中国は連休のため、国際貨物の発送に問題が生じる可能性があるため8日から発送を開始するとのアップデートがありました。

この時点で、若干の不信感がありました。そもそも10月初めの連休はあらかじめ分かっていたはずなのに、9月30日から発送するとアナウンスしていたのは変です。最初から発送開始時期を10月とすべきでしょう。また、中国国内向けの T-mall では販売を開始しており、10月1日から発送もされていました。中国外のインターナショナル向けに発送できないのは本当なのでしょうか?
ただ、中国での先行発売では画面や Wi-Fi の不具合が報告されていました。現在は、問題を修正できているようです。インターナショナルの発送前に解決できたのは出資者としては良かったです。

10月8日に順次発送開始とのアップデートがありました。バッカーナンバー500番までを19日、1,500番までを26日までに発送すると内容でした。私は300番台なので10月末には届くだろうと気楽に考えていました。また、11日には Discord で33番まで発送したとのアナウンスがあました。ペースは遅いだろうけど、その内届くだろうと楽観視していました。

ところが、17日になって暗雲が立ちこめます。クリエイターが Kickstarter から出資金を受け取れていないため発送する資金がないというのです。Kickstarterではクラファン成功から2週間以内に出資金がクリエイターの銀行口座に振り込まれます。しかし、AOKZOE の製造元は9月20日までに資金を受け取れていませんでした。新たに銀行口座を開設するも10月6日にも送金の問題で、出資金を受け取れていないようです。

出資金が受け取れていないのは本当でしょう。逆に言えば、これまでのアップデートの信頼性が疑わしくなります。つまり、9月30日から発送しなかったのは20日の時点で資金を受け取れなかったから。10月初めは、連休にもかかわらず中国国内の T-mall を優先したのも同様の理由でしょう。
腹が立つのは、10月6日時点でも資金を受け取れていないのに、8日には発送予定のアップデートを行っている点。17日のアップデートでは、工場に支払う資金がないと述べているのですが、全く手元に資金がないというのはかなり疑わしく感じます。そもそも、100万ドル(1億5千万円)近い金額を受け取れていないのに、随分と悠長な対応だなと感じます。

日本国内版の方が早く手に入るかも?

更に腹が立つのは、日本では11月25日に発売予定で価格が Kickstarter での出資額とあまり変わらない点。Kickstarter での出資の場合、最終的な税金が不明なため場合によっては日本国内版の方が安い可能性すらあります。さらに、国内版の方が早く手に入るかもしれません。
しかも、日本国内版は 500ユニットと、Kickstarter での出資者の約半数近い台数が用意されています。私は、Kickstarter 向けのを転用する可能性すら疑っています。
ちなみに、当初は12日に発売だったのが後に訂正されています。日本国内での発売日を販売店であるハイビームと協議していたのでしょうが、Kickstarter での発送の遅れなどからギリギリになって変更した可能性もあるでしょう。

すべてが疑わしい

中国の会社なので、中国国内向けの販売を優先したのは理解できます。また、日本国内も含めての一般販売ももともと予定していたでしょう。しかし、出資者の先行き不透明な状況では、ただただ許せません。もちろん、製品がクラファン出資者に届かないのはクラファンあるあるではありますが、出資金を受け取れないなんて聞いたことがありません。
額が額だけに海外送金において規制を喰らっている可能性もありますが、出資者にしてみれば知ったことではないですし、そもそももっと真剣になれと言いたいです。