Ghostwire: Tokyo で夜の渋谷を探索だ!

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渋谷で霊や妖怪を相手に戦いながら探索するゲームです。探索好きなら楽しめますが、戦闘重視の方にはオススメできません。7月8日まで、Steam でセール中なので気になる方は是非。

渋谷の駅を中心に、街が再現されています。渋谷以外だと谷中や東京タワーなども再現されているそうです。まだ、到達していませんがどちらも楽しみにしています。
実際のスケールよりも小さめですが、渋谷駅の前の再現度はかなりのものでスクランブル交差点の他にラブホ街などもあります。ハチ公は見てのお楽しみ。
渋谷なのに人が全くいないのに違和感がある人もいるでしょうが、むしろいないことでゲームの雰囲気を盛り上げています。

少しこぢんまりとしたスクランブル交差点

渋谷の土地勘がなくても、ファミリーマートとローソンが合わさったようなコンビニや、TERRY’S にコクアール、鳥平民など、実在する店舗のパロディは見ていて面白く、日本の街感を醸し出しています。街の張り紙や広告もしっかり読め、バリエーションがあるのも、面白いです。店舗や看板はコピー&ペーストで作られているのですが、逆にそれが本物っぽさを醸し出しているのが東京っぽいなと感じます。むしろ、Ghostwire: Tokyo をやって渋谷に行くと、面白いまであると思います。
地名や施設名も少しだけ異なり「ヒカリエ」が「カゲリエ」に、「道玄坂」が「幽玄坂」になっているのも、世界観にマッチしています。

奥の方に見えるのが「ヒカリエ」ではなく「カゲリエ」

箱庭の探索ゲームが好きな自分としては、街の中を歩けるだけでも楽しめます。ビルの上なども探索できますし、探索する要素も多く用意されています。PC 版だとレイトレーシングに対応しているので、GPU が許せば半端ないグラッフィクで再現された渋谷の街を歩き回れます。

サカモト ツヨシ!!

一方で、戦闘は大味で単調です。戦闘に重きを置く人にはお勧めできません。霊的エネルギーをショットのように繰り出す FPS です。ショットは、風、水、火と属性があります。弱点を突くというか、攻撃範囲や威力の違いで、アサルトライフル、ショットガン、グレネードを使い分けるみたいな感じ。当然、威力が高くなるほど連射はできません。
敵のとどめを刺す際に、核をワイヤー状の霊力で引っ張り出すのは爽快感がありますが、それまでが単調です。申し訳程度にステルス要素もありますが、戦闘のバリエーションは多くありません。霊力の他に、お札や弓矢が使えるくらいです。
ボス戦も、体力回復アイテムを豊富に使えるため苦労することもありません。難易度は選択できますしジャストガードなどのシステムもありますが、戦闘の単調さを補うほどでもありません。

戦闘面で不満点もありますが、探索を主体とした場合、回避できることも多いです。箱庭の探索ゲームが好きで、実在する街をモデルにしたフィールドを歩き回れるのでかなり楽しめそうです。

飛び出し坊やと駐車場