TUNIC の感想を、なるべくネタバレ少なめで。謎解きを含めたネタバレ全開の記事は、謎解きの解説を含めて別に書きたい。
エルデンリングの総括的な感想記事と、十三機兵防衛圏についても書きたいのだが・・・・・・。
先ずはプレイして欲しい
とある島に流れ着いたキツネの主人公が、ゼルダの伝説みたいな見た目の世界で、ゼルダのような謎を解きつつ、ソウルライクな戦闘をこなしていくゲーム。戦闘は歯ごたえがあるものの、メインは謎解きにある。久しぶりに、紙とペンが必要になった。実際にメモとして利用したのは Boox Nova Air だけども。
ゲームの性質上、何を語ってもネタバレになってしまうため、面白そう!と思ったら、この記事など読まずにプレイして欲しい。タイトルが既にネタバレではあるのだが・・・・・・。
Steam の他に、Xbox One 版もある。Steam 版も要求スペックは高くないため、PC 版の方がプレイしやすいかと思う。
極力ネタバレを排除した感想
ゼルダよろしく剣と盾の他に魔法のアイテムで謎を解き進めていく。フックショットみたいなアイテムも、ゼルダのリスペクトを感じる。音楽は、クロノ・トリガーや聖剣伝説など、旧スクウェアみを感じる。
見た目は、Switch 版の 夢をみる島 に近く、かわいくファンシー。ただ、その見た目とは裏腹に、謎解きも戦闘もガッツリしている。戦いは、盾でのパリイ、ローリングでの回避、ポーションでの回復、そしてゲームオーバーになるとソウルこと魂と共に幾ばくかのお金を落とすのは、まさにソウルライク。
戦闘はソウルライクで、一部のボスに苦戦したものの、数時間スタックされる程ではなかった。パリイはタイミングが難しいので、ほぼほぼ使わなかった。ローリングが強すぎるというのもある。
戦闘よりもメインは謎解きで、ゲーム内外問わず、最も時間を費やした。ゲームそのものは軽く、クリアだけなら15時間くらいだろう。ゲーム外の景色が謎解きに見える症状が発生するくらいには、はまってしまった。
説明書の再定義
TUNIC の肝は、ゲーム内で手に入る「説明書」と覚しき紙切れだ。正方形に近いため、PS など CD ケースに入ったゲームの説明書だろうか。
チュートリアルと共に、ゲームの操作説明が記された「説明書」を入手できる。未知の言語が使われているが、操作説明などは絵で理解できるため、未知の言語が分からなくても推測は可能だ。
この「説明書」が謎解きのヒントにもなっている。「説明書」を集めていくことがゲームクリアの鍵となる。必然的に「説明書」をじっくり読み込むことになる。これ程まで説明書と対峙したゲームは久しぶりで、そして「紙の冊子で欲しい!」としきりに思った。印刷できなくはないが、スクリーンショットをトリミングして・・・・・・となかなかに手間がかかる。
「説明書」のみでゲーム内の謎が解けようになっている。ヒントの出し方がなかなかに絶妙で、出し過ぎでもなく、足りなさすぎでもなくと感じた。
少しネタバレありの語り
最初から実行できるけども「説明書」で気づかされる操作方法の配分が絶妙である。特に、「祈る」や、ゲームの根幹となる十字キーの扱いは、特定の場所や条件で実行する必要がある。仮に偶然発動しても、結局は「説明書」なしでは謎を解くのは困難だからだ。
戦闘は、序盤こそステータスが低いため骨があるが、終盤はステータスと共に装備も充実しているため、死ぬことは殆ど無くなった。雑魚ラッシュも2回目で突破できたし、倒すと「ゲームオーバー」になるボスも、何度かの挑戦で「ゲームオーバー」となった。
私の Twitter のタイムラインでは、TUNIC をクリアした方々が「最後のアレはどうかと思う」と述べていたけども、これには完全に同意するしかない。謎解きとしては面白いのだけど、実行に移す場合に、操作のミスなのか、謎解きをミスってるのかが判別できない。せめて、ここだけは違う方法に置き換えても良かったのでは思う。
ただ、基本的に「説明書」だけで謎が解けるようになっているのは素晴らしかった。