Nexus 7 (2013) の後釜として Fire HD 8 (2017) をポチった

調子が悪くなった Nexus 7 (2013) の後継として Fire HD 8 (2017)を購入しました。括弧内の年号入れるのが面倒なので、以降の文章では省きます。

Amazonコスパに特化したタブレット

CPUなどの処理系のスペックは Kindle と自炊した電子書籍Amazon ビデオが見られれば十分なので問題無いだろうと予想しており、実際に使ってみたところ Kindle やビデオでは特にもたついたりカクカクすることもなかった。自炊した電子書籍に関しては容量が大きいのもあって読み込みに時間がかかる場合もあるけども、これは許容できる範囲内。そもそも、PCで読み込みに手間取る容量なので仕方が無い。
一番気になっていたのは画質。Full HD以上に見慣れた自分としては、やはりHD画質はジャギジャギ感じる。特に漫画を見開きで読む場合は細かな描写や文字は潰れてしまっていることもある。とは言うものの、1万円くらいならそんなものかと割り切れるくらいの画質でもある。一方で動画は元々そこまで画質を気にしない方なのでHDで十分楽しめる。むしろ、予想以上にスピーカーがしっかりしていて驚いた。

長さは iPad mini と同じくらいだけど、幅が少し狭い。それ故に自分は iPad mini を鷲掴みするのはつらいけども、Fire HD 8 なら楽にワシっとできる。縦に持つならFire HD 8 くらいのサイズ感が自分としては丁度良い。ただ、漫画を読むにしても動画を見るにしても、横にするので自分はほとんど鷲掴みすることはなさそうだけど。漫画の見開きに関しては、やはり iPad mini の方が画面比の関係もあって大きい。ただし、動画に関しては Fire HD 8 の方が没入感があるかもしれない。
重さは、予想していたとおり少々重量感がある。ただ、横画面で使う際は両手でホールドすることが多いため、自分としてはそこまで不満はない。

ごにょごにょして、Google Play を導入した。Amazon のアプリストアには YouTubeアプリもないから入れないと心地よく使えない。ただ、Google Play を入れると全体的に動作が重くなる気もする。
ハードウェアとしてはGPSもないし、カメラはおまけ程度と色々足りないので普通のタブレットとして使うには物足りない。けれども、Amazon と一蓮托生でプライム会員なら買っても損はしないんじゃないかなと思います。なによりも安いし。

ケース高くね?

アクセサリに関しては、反射防止の保護フィルムを購入した。画面の保護よりも反射防止に重きを置いている。旧型の Fire HD 8 のレビューを読むと光沢がありすぎると書かれていることが多かったので、一緒に購入しておいた。購入して直ぐに貼ったので実際の所はよく分からない。
ケースは正直高過ぎると思う。プライム会員だと本体価格の半額。クーポンコードの値引き分だけケースを買ってねってことかもしれないが。自分は手に持って使用することが多いのでケースはむしろ邪魔になるので見送った。iPad は保護のためにもつけているけど、Fire HD 8 だとそこまで保護する必要もうないし。

マイクロSDカードは散々迷って64GBにした。128GBを購入し、HUAWEI P9で使用しているのと交換しようと思ったのだが、最近のAndroid スマホの内蔵ストレージの容量も64GBが主流になってきているため、128GBまで必要ないかなぁと。しばらくしたら、安くなるだろうし。

買った経緯とか

Nexus 7 が使えなくもないんだけど、タッチパネルの調子がいい加減悪くなってきたのと、OSのアップデートも対象外になったので、半年くらい前から代わりになるタブレットを探していた。ゲームはやらず、電子書籍と動画が見られれば十分なので、性能としては Nexus 7 でもまだまだ事足りるのだけども、漫画を読む際に7インチは微妙に狭いのと、容量が32GBしかなくSDカードも挿せないので40GBくらいある大容量の自炊書籍を活用できないのも不満だった。
タブレットとしては iPad mini 3 と Surface Pro3 を利用していて、どちらも気軽に自炊した電子書籍を読むには足りないところがあった。iPad mini 3 はデータのやり取りが面倒すぎる。大画面で読む場合は Surface Pro3 を利用しているのだけど、さっと取り出し気軽に読むには適していない。また、iPad mini 3 を持っているが故に、同じサイズ感のAndroid タブレットを購入するのも躊躇われたのも Nexus 7 の後継を決められなかった一因でもある。HUAWEI の Media Pad とか、ASUS の Zen Pad も良い感じだけど、iPad mini 3 が現役だと悩み所の中途半端な価格帯とスペックでもある。

Kindle の Fire HD 8 は昨年のモデルから気になってはいたものの、当時は Nexus 7 の後継を求めていないのもあってスルー。改めて検討してみると、CPUなどの性能はそれこそ Nexus 7 に毛の生えた程度で、画面の解像度に至ってはFull HD から HD へとダウンしている。スペックとしては自分が想定する使い方には十分だけどもわざわざ新しく買うほどでないなと感じていた。ただし価格が断然に安い。プライム会員なのでクーポンを使えば4000円引きで、SDカード込みでも1万円未満で買えてしまう。現在の生活スタイルだとタブレットGPSLTE も必須ではない。元々、漫画は Kindle を利用しているし、最近は Amazon ビデオなどを見る機会が増えて依存度も増しているので、買って損はしないだろうと。気になるのは Google Play をデフォルトでは利用できないことだけども、それも使う方法はあるし。というわけでポチってしまった。

Nexus 7と比べると重くはなったけども、1インチ広いだけで漫画が随分と読みやすくなった。動画にしてもスピーカーがそれなりなのもあって迫力が増した。自分としてはゴロゴロしながら楽しむ分には非常に丁度良いサイズ感である。