海外在住でオタク分を摂取する方法


漫画分を摂取する方法を書いて欲しいと頼まれたのですが、最近はコミックのみならず漫画雑誌も電子化されているので、漫画分に関しては十分に摂取できます。むしろ、アニメ分を摂取する方が難しいかもしれません。 アニメも十分に摂取できます!
そこで、海外在住で漫画、アニメ、ゲーム分を摂取する方法を紹介してみようと思います。

ちなみに、その他のオタク分の摂取方法は分かりませんが、アメリカならば航空機や軍事に関しては博物館が多いので、航空やミリ分は摂取しやすいですね。ニューヨークのマンハッタンにある、退役した空母がそのまま展示されているイントレピッド海上航空宇宙博物館はおすすめです。

漫画は摂取しやすい

漫画はコミックス、雑誌などがありますが、最近は電子化がすすんでいるため以前よりは摂取しやすい環境になっています。また、WEB漫画を読むのも良いでしょう。

漫画は電子書籍から

漫画コミックは電子書籍が充実しているので、困ることはほとんどありません。もちろん、作者の都合で電子書籍化されていない漫画や、電子版の方が遅く発売される作品もありますが、この点は日本の電子書籍派の人と環境は同じです。
個人的には、孤独のグルメ2を早くKindle化して欲しいです。

孤独のグルメ2

孤独のグルメ2

雑誌も電子化されています

コミックのみならず漫画雑誌も、2年くらい前から電子化され始め、例えば2013年の5月からモーニングはiOSアプリでDモーニングを展開しており、現在はGoogle Playアプリやブラウザから閲覧可能となっています。

2014年9月からは週刊少年ジャンプも電子化され、こちらもスマホアプリやブラウザから閲覧できます。

漫画雑誌の電子化は講談社集英社が率先して行っています。サンデーとかも読みたいのですが。

現在はDモーニングと月刊アフタヌーンを購読しています。アフタヌーンは分厚いので、日本にいた頃から電子版が欲しいなぁと思っていました。

WEB漫画を楽しむ

サンデーに関しては、裏サンデー を読んでました。過去形なのは、最近は読んでいないから。かつては、裏サンデー | 懲役339年 などを購読していました。
裏サンデーのアプリであれば過去作品なども閲覧できます。また、サンデーに連載されていた作品が期間限定で公開されることもあります。

講談社モーニング公式サイト - モアイ において早くから出版社としてWEBに注力しています。
裏サンデーやモアイのようにWEB漫画から漫画分を摂取することもできます。最近だと、きちんと毎週なり、隔週なりで更新される作品が増えています。私が、購読しているWEB漫画を紹介します。

  • コミックNewtype - 人気コミックが無料で読める! | WebNewtype
    • 伊藤計劃作品や、服を着るならこんな風にを購読しています。
    • 服を着るならこんな風には、ファッションがよく分からない人もおすすめ。ただし、ファンションを分からない人の問題は似合った服を探してくれる人の存在かなとも思います。
    • 伊藤計劃作品は最近屍者の帝国も開始。ハーモニーは結構話が圧縮され展開が早いですが、虐殺器官は未だにプロローグも終わってません。ちゃんと終わるんですかね……。
  • ギャラリークラフト
    • クラフトさんによる食レポ漫画。
    • 海外にいると逆に目の毒かもしれません(笑)
翻訳版に手を出してみる

折角海外にいるのだから、日本の漫画の翻訳版を買ってみるのもよいでしょう。ただし、日本の倍くらいはします。
古本屋などに足を運んで探してみると人気作品がわかって面白いです。

私はヒカルの碁デスノートに挑戦しましたが、デスノートは後半になるにつれ台詞が多くなり辛かったです。まぁ、これは日本語で読んでも辛いですが。

アニメはやや大変(追記有り)

アニメもネット配信されるようになりましたが、残念ながらそのままでは海外から見ることはできません。例えば、監督不行届はYouTubeで配信されていましたが、見ることはできませんでした。放送権などの関係で、日本国内でしか見ることができないように制限されているのでしょう。特に、監督不行届は権利関係とか大変そうですもんね……。

VPNで日本のIPアドレスを利用すれば、閲覧することが可能です。権利的にグレーな気もしますが、違法にアップロードされたものを見るよりは良いでしょう。
VPNを利用した場合、回線速度が遅くなるため快適に見られないこともあります。そもそも、インターネットの回線速度が十分でないことがしばしありますからね……。
同様の方法でオンデマンド配信されている日本の番組を見ることもできます。

古い作品であれば、Netflix や Amazon などで動画が配信されていますが、あまり多くはありません。というわけで、アニメ分の摂取は支障をきたす場合があります。

などと書いていたら、良いサービスを教えて頂きました。


試しに、Crunchyroll - Watch Naruto Shippuden, Bleach, Anime Videos and Episodes Free Online で登録してみたら、普通に見ることができました。14日まで無料で、その後は月額6.95ドルなのでかなりお得なサービスですね。

上記サービスのNewsを眺めていたら ラッキースケベ発生時間ランキング - カトゆー家断絶 が早速 Crunchyroll - Enterprising Fan Compiles "Top 20 Lucky-Lewdness Anime Countdown" で翻訳されてたのには笑いました。

また、アメリカにおける日本アニメの視聴: #include <fujita.h> でまとめられるように他にも色々な方法で日本のアニメを見ることができるようです。

ゲームは任天堂以外は簡単

最近は据え置き機よりもスマホの方が多いでしょうか。任天堂のゲーム機以外なら、日本のアカウントさえ持っていれば、日本のゲームを楽しめます。
ただし、艦これなどのブラウザゲーは支障を来すことがあります。

スマホゲーム

スマホのゲームは、日本のApp StoreGoogle Playのアカウントがあれば問題なくプレイできます。ただし、海外から日本のGoogle Playに接続するには、VPNを利用しなければなりません。
海外版であっても日本語でプレイすることができます。ただし、Google Play版のドラクエ5のように、なぜか英語版でしかプレイできないゲームもあります。他のドラクエシリーズは海外版でも日本語対応しているのに。

ソーシャルゲームは、海外からもアクセスできることがほとんどだと思います。ただし、イベントは日本時間なので地域によっては時間帯が合わずに困ることも。もちろん、海外版のアカウントを作成し、海外版を遊ぶこともできます。
一時期、黒猫のWizの北米版をやっていましたが、スポーツ以外は問題が簡単すぎて飽きてしまいました。スポーツに関しては、アメフトなどが出てくるので、興味の無い自分としてはかなり辛かったです。

PS4とXbox Oneはリージョンフリー Wii Uはリージョンロックあり

PS4やXbox Oneはリージョンフリーなので、海外で購入しても日本版のソフトをプレイできます。
PS4で日本と北米のPSNアカウントを両立させることもできます。日本のPSNから日本版をダウンロードすれば良いでしょう。

一方、任天堂のハードはリージョンフリーではありません。購入した国のソフトしか動作しませんし、ニンテンドーeショップもその国のアカウントしか取得できません。
日本版で遊びたい場合は、日本版のハードを購入しなければなりません。
アカウントの他に電圧の問題もあります。日本のアダプターは100Vで、北米だと120Vとなっています。欧州はそもそもコンセントの形が違うでしょう。というわけで、海外で日本の任天堂ハードを利用する場合は変圧器を利用した方が安全です。

私は日本で買った3DSから日本のニンテンドーeショップに接続しソフトをダウンロードしています。アダプターは100Vですが、充電する分には特に問題は生じていません。

任天堂のゲームを日本版で遊ぶには日本のハードを購入する必要がありますが、スプラトゥーンなどの対戦は世界規模で行われ、またスーパーマリオメーカーのコースも全世界同じサーバーで展開されています。ヴァーチャルコンソールなどの問題が無ければ、その国で購入したハードでもゲームを楽しむことはできます。

ブラウザゲーはVPNが必要な場合も

艦これは、そのままだと海外からプレイすることはできません。アニメと同様にVPNを利用しなければなりません。これは、国別でサーバーが用意されているオンラインゲームも同様。

そもそも、海外からだとVPNを利用しない限りDMMやDS Liteなどを利用できません。

PC版はむしろ海外の方が便利かも

PCでゲームをやる場合は、海外の方が都合が良いかと思います。いわゆる「おま国」問題がありませんし。

「おま国」は、翻訳などのローカライズ表現規制の問題で、日本で発売できなかったり、発売されるにしても価格が高かったりすることを指しますが、海外在住なら問題になりません。PCゲームは海外の方が充実していますし。

私はPCでゲームをする習慣はなかったのですが、最近はSteamから購入したゲームをPCでやっています。PSの頃からファンだったメタルギアシリーズの最新作で最終作になるかもしれないMGSVもSteamで販売されてますし、ずっと待ち望んでいたFallout 4も発売されますし。

インターネットありがとう

アメリカの都会であれば空輸された週刊少年ジャンプを購入できるそうです。コミックも充実しています。ただし、そんな地域ばかりではないわけで。

最近は、漫画なら電子版が充実してきており、ゲームもインターネットからダウンロードできます。アニメはVPNサービスを利用する必要がありますが、楽しむことが可能です。アニメも、楽しめます。インターネットのおかげで海外在住でもオタク分を摂取しやすくなりました。
むしろ、高速のインターネット回線を確保する方が難しいかもしれません。ちなみに、私の回線は20Mbps出れば良い方です。