Surface Pro3だとタブレットモードの存在意義が分からないWindows10

Surface Pro3にWindows 10が来てたのでアップデート。だいたい一時間くらいで完了。ドライバ等の問題もなく、インストールし直したアプリケーションはSkypeくらいで、スムーズに移行できました。

ざっくり触った感想としては、タブレット中心でSurface Pro3を使うならWindows 8.1の方が使い勝手は良いかもと感じました。

ちなみに、Windows 10、ソリティアは有料で年間10ドル : ギズモード・ジャパン なる記事があがってますが、Windows 8のころからそうです。マインスイーパなども広告を消すにはお金を払う必要があります。そのかわり、デイリーチャレンジやスタークラブなどのモードが追加されています。種々の条件をクリアしていくのですが、簡単なお題から難しいものまであり、中々遊べますよ。

良くなった点

Windows 8 用のアプリがウィンドウ表示できるのは便利ですね。電子書籍ビュワーで書籍を適当な大きさで表示させながらドキュメントを編集したり、ブラウザを操作したりできます。

仮想デスクトップも良い機能です。開いているウィンドウを一覧表示でき、適宜消すことも。また、タッチパッドを三本指でタップするとアプリを切り替えられるのも地味に便利です。

Win 8でなくなった、「スタート」も戻ってきました。小さなメトロタイルも良いですね。ライブタイルに対応したアプリだと、最新情報が表示されます。天気予報やニュースを簡単に確認できます。

カレンダーが簡単にグーグルアカウントと共有できるようになったのもグッドです。通知も表示されますし。通知に関してはPushbulletの方がスマホと連携できるので便利ではありますが。

便利だけどちょっと不便な所

新しいブラウザであるEdgeは動作がスムーズで良い感じです。ただ、Kindle Cloudに対応してないのが残念です。Kindle Cloudはタブレット版のIEのできがよかったのですが、Win 10だとデスクトップ版のIEしか使用できません。
また、EdgeもIEもスワイプ操作でウェブページを進んだり戻ったりできません。まぁメインで使っているChromeだとできるので問題ないですが。Kindle Cloudも容量気にせずに使えますし。

アクションセンターは通知なども確認できて良いのですが、音量や輝度の設定もできたらもっと便利なのになと。また、Win 8のようにタッチパットを左からスワイプしてアクションセンタ-を呼び出したいですね。設定で三本指タップに設定することは可能ですけども。

使いづらい点

Surface Pro3だとタブレットモードを使用するシチュエーションがよくわかりません。マルチウィンドウにもできませんし、タスクバーが表示されるため、全画面にできません。
(追記: ウィンドウを上からスワイプするとマルチウィンドウにできました。Win 8.1と操作がちょっと変わったので分かりませんでした。タスクバーもアプリによっては全画面表示にすると消えます。また、消えるときと消えないときがありますが、違いがよく分かりません)

デスクトップモードでタブレット用のアプリを全画面にしたり、マルチウィンドウ表示したりした方が使い勝手が良いです。
タイプカバーを裏返したり、縦画面にすると自動でタブレットモードに切り替えることができるのは、すごい機能だなと思いますが、タブレットモードの存在意義が微妙なので、オフにした方がマシです。

One Note の入力ツールがウィンドウ上部のツールバーに集約されているのは使いづらいなと感じました。以前のように、丸いアイコンを適当な位置に配置できた方がペンでの入力はスムーズだと思います。

ATOKを使用しているのですが、一部アプリケーションでタッチキーボードを起動すると、なぜか手書き入力が最初に出てくるのが地味に困ります。

ノートPCとして使うならWin 10か

ノートPC的に使うならば、Windows10の方が使い勝手が良いと思います。一方で、タブレット的に使う場合は、Windows 8.1のままの方が良いかもしれません。特に、OneNoteでペン入力をする場合は、Win 10だとUIが改悪されています。