ゼルダの伝説 夢幻の砂時計クリア

2週間弱でクリア。携帯ゲームとしてのボリュームとしては適当。多分クリア時間は20〜30時間くらい?早ければ10時間以内でいけそうですが、探索するのがゼルダの楽しみであるので。

今回は、島内探索→ダンジョン攻略→航海で島探し、の繰り返し。フィールドマップが航海に相当する。島とダンジョンの操作は基本的にタッチペンのみで可能。アイテム使用時のみLRボタンを使ったほうがいくらか操作し易いが、後はメニューを出すために十字キーやABXYボタンを偶に使うくらい。

  • 操作性
    • 全てのアクションをタッチペンで行うが、これが意外と操作し易い。そして、慣れてくると臨場感と爽快さがある。これは、トワプリをプレイしたときと同じ感覚で、敵を自分で切ってるような感じ。謎解きも当然タッチペンありきなので、プレイヤーの目をタッチペンに向けさせることからも、全編タッチペンにしたのは正解。また、その他DSならではの謎解きもあるのでプレイしていて楽しい。
    • 剣だけでなく、その他アイテムの操作も全てタッチペンである。ブーメランが自身の描いた軌跡の通りに飛んだり、弓を構えた方向に矢を飛ばせたり、フックショットも伸ばす長さを自在に変えられたりと、これまぜのゼルダでは出来ない新しい操作が魅力的。特筆すべきはボムチュウだろうか。自身でボムチュウの軌跡を描けるので、ボムチュウの特性が増している。
  • メモ書き
    • RPGの謎解きをしていると、メモ必須の場合もあるが取り忘れたり失くしたり。また、携帯ゲーム機ではメモできない場合もある。その点夢幻の砂時計ではMAPに適宜自分のメモ書きが残せるのは嬉しい。
    • 例えば、スリープ前に次に何をするのか書き残すことも可能で、使い方はプレイヤー次第である。
    • 謎解き自体もメモ書きありきで多様性が増えている。
    • その反面、ダンジョンのマップを手に入れる楽しみがなくなっているのは残念。世界樹の迷宮のように、ダンジョンのマップは自分で描けたらなと思う。
  • 航海
    • フィールドマップに相当するが、闇雲に歩き回れるわけではなく、自身で航路を引くことで自動で目的地に到着する。ただ、自動航行時も適宜敵が出てくるので、回避したり、やっつけたりで特に暇というわけでもない。
    • 航海を自動航行にしたのは、携帯ゲーム機で広いフィールドマップを形成するのは容量的に困難であったのと、タッチペン操作でフィールドを移動したら飽きるからだろう。自動航行にすることで、海の広大さとテンポのよく進めるのではないか。
    • 海にも、お宝が沈んでいたり、海図に載ってない島があったりと色々探索できる。また、当然のように釣りもある。個人的にトワプリの釣りの操作性には敵わないが、広大な海で魚影を追い、魚を釣る夢幻の砂時計の方が釣りをしている感じがする。
  • 主となるダンジョン
    • 今回は、中心となるダンジョンに何度も潜ることになる。このダンジョンのシステムが若干メタルギアに似ているので、メタルギア好きにお勧めしたい所である。
    • タイムアタックもできるので、クリア後でも十分楽しめる。
  • ボス戦
    • ボス戦はDSを駆使した2画面構成だ。2画面構成にすることで迫力のある戦いとなっている。ボスによって攻略法が異なり、毎ボス戦ごとに趣向が凝らされている。ボス戦メドレーがあればよかったのにと思えるくらい。個人的には、ラスボスが一番のお気に入り。

以下ストーリーに関するネタバレなので格納
晴れてエンディングを迎えたわけですが、物語の構造自体が夢をみるしまと近くてちょっと残念。またくじらだし、海王の世界とリンク達の世界の接点が分からないしってここら辺はノーミスクリアで明らかになるのかもしれないが。
全体として、携帯ゲーム機のアクションアドベンチャーとしては良くできているという感じだが、手軽さとストーリーでは夢をみる島に一歩及ばないかなと。