ケータイを持つのは運転免許証を持つことと同程度に日本国民の義務である

ID化するケータイ

上記記事に付記されてますが、共に無いと不便ですね。つーか、運転免許証が無いとケータイを作るのも面倒です。試しに、docomoで新規契約の際に必要な本人を確認証は・・・

  1. 運転免許証
    • 顔写真と現住所あり。引越し時は各警察署で住所の書き換え
  2. パスポート
    • 顔写真はあるけど、現住所は任意で手書き
  3. 住民基本台帳カードBバージョン
    • 顔写真と現住所あり。ただし、転入・転出ごとにカードの返却、新規発行が必要。

健康保険以下は、公共料金領収書と顔写真と生年月日の分かるもの等を併用する必要がある。
本人確認書類 | お客様サポート | NTTドコモより
パスポートなんて普段持ち歩かない。例えば、レンタル店に行って会員証作る場合はパスポートもって無いことのほうが多いし。
住民基本台帳カードが運転免許証に取って代わらなくも無いですが、あんまり広く認知されていないような・・・。既に運転免許証を持っている人にしてみれば、運転免許証で十分かなって気がしますし。

日本では運転免許証がIDみたいなもんですが、『ケータイを持つことは日本国民の義務なのか?』ではケータイがIDになりつつ事例が示されています。宅配便の再配達のみならず、お店の会員証やコインロッカーの鍵としてケータイを使ったりという事例もあります。また、お財布ケータイやクレジット機能付きケータイなどもありますから、ケータイが無いと不便な時代が到来するのかも?IDなんていうケータイのクレジットサービスもありますし。
企業側としては、ケータイで一括管理したほうが便利だし、ユーザーもケータイ一つで色々できたほうが便利ではあります。

一極集中は便利だがリスク分散しましょうよ

ケータイは、電波を使っているので盗聴に気を使ったり、クローン携帯ができないように策を講じたりと、セキュリティに気を使っていそうですけども、紛失したらそれで終わりなんですよね。
落としても、お財布ケータイなどを始めとする各種機能を停止できますし、電話帳も前もってロックしておけば安心ですが、色々なものを一極集中すると一回の失敗で全てを失うので危険です。

ケータイを紛失すると、電話帳や送受信メールを失い、場合によっては流出する危険もあります。
お財布に会員証など様々なサービスがケータイに一極集中するのは便利ですが、それはケータイが無ければ何もできないのと同じこと。一極集中を避けるためネットが生まれたのに、個人の証有するケータイはむしろ逆の傾向。リスク回避のためにも色々分散させたほうが良いのでは?
企業側もケータイで集中管理のほうが顧客を囲い込めるでしょうが、選択肢を増やす努力もしていただきたい所です。
正直、ケータイで一元管理された未来など見たくない。