「続きははwebで」というCMにイラッとするのは中途半端だから

続きなんて見ませんがね

北の大地から送る物欲日記にて「続きはウェブで!!」にイラッ。という記事がありまして、僕自身も偶にイラッと来るのですが、その理由が良く分からない。「全ての家庭がネット引いてると思うなよ!」という苛立ち、つまり「詳しくは Web で!」という差別から来るイライラとも考えられるんだけど、それだけとはいえない気がする。そもそも僕はよほど興味がないと「続きはwebで」の続きを見ないですが。その理由として、先ず、わざわざネットに繋げるのが面倒だし、主に動画なのでダウンロードするまで長いし、そして何よりそこまで時間をかけたのに、中身が大して面白くないってのが最大の要因。
また、「詳しくはwebで」と言われても、興味が無ければ調べないし、興味があるなら言われる前に調べてる。喩えは悪いが、勉強しようと思ってないのに「勉強しろ」と言われるのと、勉強しようとしていた矢先に「勉強しろ」と言われるのも、同じくらいイラッっとするのに似ているか。

イラッと来る理由を列挙

「続きはウェブで!!」にイラッ。にて、hejihoguさんも明イラッと来る理由を明確にできてないので、コメント欄などを参照に列挙。

  1. 面倒なことをさせることに対するイライラ
    • パソコンを立ち上げ・・・という手順の問題
    • あるいは、番組を見ている途中だから
  2. 過去に類似のもを見たが大したことなかったのでイライラ
    • 期待値に対するガッカリ感
  3. テレビとネットが未だに融合しないことへのイライラ
  4. CMだけで完結してないことに関するイライラ
    • 中途半端に対するイライラ
  5. 踊らされてる感にイライラ
    • 扇動感にイライラ
  6. 全ての家庭がネット環境を備えているわけではないというイライラ
    • 差別に対するイライラ
  7. インターネットと言う神聖な場所にテレビが侵入するイライラ
  8. そもそも、CMそのものにイライラ(だからCMスキップという機能がある)

列挙してみたが、他にもまだまだありそうだ。
列挙した結果、僕は主に「CMだけで完結してないことに関するイライラ」なのだと判明。元々CM好きだし、昔録画したビデオのCMなどを見て懐かしんだり、日常でもCMに関する話題で盛り上がるタイプだし。それ故に、CMだけで自己完結していないCMにイラッと来るのかも。例えば、ライフカードも続きがあるけど、あれは製作サイドが答えを明示し、その後の選択結果をwebで公開するよりも、答えを知らぬまま話した方が面白いと思うんだ。ドラマ系も、CM内で自己完結してるポッキーのCMの方が面白いと思うし。

CMはテレビとwebの架け橋になれるのか。

「続きはwebで」に関しては、2003, 04年くらいの前の田中麗奈アロエヨーグルとのCMでの「ドラマの続きはwebで」が、僕の記憶の中では一番古い。最近では、ライフカードが有名か。「詳しくはweb」ではそれ以前からもやってた記憶がある。なぜなら、僕自身ブロードバンドでない頃で、各家庭に必ずネット引いてる+ネット環境が豊かだと思うなよ電通!と憤っていたから。多分、「詳しくはwebで」がADSLの普及始め、「続きはwebで」がYahooBB及び、光の普及開始くらいに当たるんじゃないかなぁ。ネット普及率もドンドン高まっているので、今後もこの手のタイプのCMは増すだろうな。
また、テレビとwebの相互関係という観点からも、「続きはwebで」というCMは増えるだろう。S嬢のPC日記:「詳しくはWebで」でも考察されているように、新しい媒体があるのだから、それを利用するのが企業の姿勢だろう。ただし、現状では、テレビとwebは別個の娯楽。互いが互いの楽しむ時間を喰いあわないとならない状態。そんな状態で、CMがテレビとwebの架け橋になれるとは思えませんが。