2006年F1 上半期 感想

土日は好きなことを書くのだ。
昨年までは感想とか予想を書いていたけども、今年から予選方式がノックアウト形式になり、予選の結果がほぼレースの結果なり、面白い予選がみれない、及び別ブログでも立ち上げようと思ったが気力が無かったので止めてしまった。
特に、予選がノックアウト形式になったので、予選を見ないと本線の予想ができないのがつらい。

ミハエル vs アロンソ

2006年のF1は旧王者シューマッハと新王者アロンソで幕を開けた。前半戦は王者の風格を身に付けたアロンソ優位かなと思っていたけど、アメリカGPを経てシューマッハが巻き返してきた印象だ。これは、フェラーリ vs ルノーというよりもブリヂスントン vs ミシュランである。FIAはタイヤをワンメイクにする予定で、現在のところブルヂストンになると言われているため、ミシュランは最近やる気が無いっぽい。現にホームであるフランスでの勝利を取り逃している。そう考えると、アロンソの連覇は厳しいものがある。現に、ブリヂストンを穿いているトヨタマクラーレンに迫る勢いでもあるし。

奮わないマクラーレン

04年や05年ほどマシントラブルは無いけども、05年に見せた脆いけど速いマクラーレンが見たい。これは、V8エンジンのテストをした際にデ・ラ・ロサがパワーが無いね、と言ったことからも予想は出来たんだが、ちょっと残念。また、ファーストドライバーのライコネンノ移籍話に、モントーヤの引退と、最近のマクラーレンはいい話が無い。アロンソを獲得すると言う話もあるけど、個人的にはマクラーレンライコネンに王者になって欲しいのだよね。
また、シーズンが始まった頃はフェラーリルノーマクラーレンが3強となり、3つ巴が見られるかもと思っていたのが故の落胆もある。いや、復活したミハエルと、現王者アロンソとの戦いも十分に面白いのですが。

F1の将来

ドライバーに関しては特に心配は無い。初参戦で初ポイントのニコとか、アロンソライコネンはまだまだ若い。チームもスーパーアグリを含め、07年には多くのチームが参加を表明しているとの話も聞くのでチーム面の心配も特に無い。
しかし、FIAのレギュレーションの変更は疑問だ。今年になりエンジンはV10からV8に。安全面とか考えればしょうがないけど、かつてはV12とかあった分けですから。
エンジンのパワー低下はしょうがないとしても、エンジン開発の凍結には大いに疑問。度重なる開発費を抑えるためとはいえ、開発を凍結すると言うことは、その開発された最後のシーズンに勝ったチームのエンジンが最強とも言える訳で、そうなるとそのチームが連勝する可能性もあるわけで。また、タイヤのワンメイクもかなり問題で、これもコスト削減なんだろうけど、FIAはコスト削減に躍起になりすぎかと。コストを抑えて、各チームの力を均衡化させるのが目的なんだろうけど、最先端の技術を使うF1の技術革新を停滞させることにもなりかねんので、それ故今後が心配。そもそも、FIAとしては、オーバーテイクを増やしたいからWウィングを推し進めているくせに、エンジン開発凍結やタイヤのワンメイク化はその逆を行ってるんじゃないかね。