日刊良スレガイド:幼なじみ→妹→百合→メイド→ツンデレの次に来るのは?を見まして、誰かがしっかりと編年体で「萌え」史を書いてくれないかなーと思ったのだけど、大変ですからね。私の「萌え」史は90年代後半からなので、それ以前の「萌え」史は実感としてないので絶対に正確に書けないだろう。実際にまとめるとしたら、独りの著者が書くよりも、各年代及び各ジャンルに詳しい人を集めてまとめるのが良いのだろうけどーと思ったが無理だわコレ。
頑なに参考&関連リンク集
まとめるにあたって、参考になるであろうリンク集を列挙。
- オタクのセクシャリティと“萌え”に関する特集(汎適所属)
- テキストの量は半端ではない。萌えの歴史的変遷・私家版β(汎適専用)の看過できない〜〜に年代があればさらに完全なものに。
- 萌え特集の参考文献と参考URL(汎適所属)も参考にしたい。
- History of Moe
- 1977〜2001年までの萌え年表
- 各作品からどのような萌えが派生したのかがあると尚良いのだけど。2000年以降の補完が望まれる
- 博物士 - 葉鍵系の源流を〈1980年代後期少女まんが〉に求めてみる
- 博物士 - 教養としての〈恋愛シミュレーションゲーム〉
- 博物士 - 美少女ゲームのパラダイムは4年で交代する〔仮説〕
- 萌えを語る上では外せない、恋愛シミュレーションゲームの系譜。全三部作。深いです
葉鍵、及び月付近の流れが欲しい所。ありました。萌えを語るなら少女マンガも抑えないとダメかもしれない・・・。- 世代交代が早いからますますまとめられなくなるのかもしれない
- ぬるヲタが斬る 萌え樹形図
- 萌え属性の樹形図
- こんな感じで、何年頃に「○○萌え」が派生とかやりたいが・・・。
- fuzzy Weblog@hatenaのカテゴリー「萌え」
- 萌えに関する雑感多数
- 萌え萌え前史とかも良いですね
- 萌え - Wikipedia
- いわずと知れたwikipedia。属性のまとめは助かる。
- ITmedia ライフスタイル:萌えゲームが迎えた「曲がり角」 (1/2)
流行した「萌え」属性
日刊良スレガイド:幼なじみ→妹→百合→メイド→ツンデレの次に来るのは?に則りまとめるならば・・・
- 幼馴染
- 妹
- 2000年を中心に。これも、当然それ以前にもあったが属性として台頭したのはこの頃
- 言わずもながシスター・プリンセス(電撃での連載開始は1999年3月。ゲーム版は2001年4月)の影響。
- 百合
- 2003〜2004年?
- 当然、マリア様がみてるなんでしょうが、これがオタク界で流行ったのって何時でしたっけ?(忘れた)。アニメ化が2004年1月なので、多分それ以前からかと
- メイド
- ツンデレ
- 2005年(言葉自体は2002年頃)
- これも、どちらかというと2ちゃんねるの影響大か。
メイドとツンデレに関しては、代表作があってその属性が流行ったという過程ではない。さらに、オタクからというよりも、それ以外の影響からって感じですね。
んで、今後何が流行るかマジレス。メディア主体か、2ちゃんねる主体か、オタク主体かで変わるとおもうのだけど、とりあえずまとめて。
先ずは、個人的趣味なので流行って欲しいもの
- 眼鏡萌え
- 眼鏡萌えは古くからあるわけですが、流行ったという印象は無いですね。
- 眼鏡萌え以前に眼鏡フェチがあるからか、眼鏡だけでは十分な属性足りえず、何か他の、例えば「物静か」「図書委員」が必要不可欠だからか、普通に眼鏡かけてる人がいるからか。
- 姉萌え
- 姉萌えは小さいながら流行ったと思ってるんだが、小さなブームだったかも。姉しよ以後に追従が見られんし。
- 自分より立場が上というのが駄目なのかもしれない。
- 巫女萌え
- 個人的には巫女萌えですが、これは継続的な需要はあるもののブームとまではなってない気が。
- やはり、日本古来のものなので大体的に流行るわけにはいかんのかも。そこ行くと、メイドは結構考えられている?
考えるに、量産しやすくかつファンタジー気味のが流行る気がするが、ありふれていてもファンタジー設定にすれば良いだけの話。先の、幼馴染や妹もありふれているが、ゲームやアニメではファンタジー設定で、実際にそんな幼馴染や妹なんていませんし。
関係性も萌えに関しては、既に妹と幼馴染が存在するので残りが少ないので現実的ではない。性格系はトジっ娘は常に必要なので流行る以前の問題。電波はハルヒが量産されればありだが、電波の量産は苦しいだろう。コスプレ系はメイド以外では、猫耳のように記号が弱いか、エロジャンルと被っているのが多いので結構苦しいかと。こうなってくると、意外と新ジャンルの台頭というのもあながち否定できない。例えば、クーデレやら素直クールなど。
追記
「萌え」を体系化できない理由は、先ず、語源がはっきりしていないことからも分かるように、「萌え」発生時の資料がほとんど無い点、及びその後の発展に関する資料が少ない点だろうか。このため、どの時点から「萌え」がオタク間に浸透していたのかはっきりと言及できないし、発展時において、あるキャラクターに対して萌えが成立していたのかも明らかにするのが難しい。次に、「萌え」が多岐にわたりすぎている点。多岐に渡りすぎているが故に、言及するのに様々な観点からのアプローチが必要になる。簡単に思いつくだけでも、美少女ゲーム(18禁と非18禁)、コンシューマ、アーケード、アニメ、マンガ、ラノベ、同人関係を抑えないといけない。これを全て網羅できる個人ってのはいないだろう。
資料が無くて記憶に頼るが故に、「萌え」が存在してない頃のアニメを思い出す際に「萌え」が成立してしまっているのも問題なのですよ。