PS3に対する憂鬱

伊集院光深夜の馬鹿力-2006年5月15日(月)放送分を読んで思ったんだけど、ハードゲーマーにしてみれば6万越えというか7万円であろうPS3の値段はそんな大きな問題じゃないわけですよ。PS3がコケる理由などの小難しい理屈もそんなに問題じゃないわけですよ。ゲームを第一目的としたバカ共にとっては、兎に角やりたいゲームがPS3で出る以上、なんとしてでもPS3を手に入れなければならないわけです。私の場合はメタルギアソリッド4とFF13ですが、多分それだけのために買う可能性が十分にあるわけです。
しかし、ハードゲーマーじゃない人はたとえ欲しいと思っても、実際にバカ高いゲーム機を買うなんて絶対躊躇するはずなのですよ。[Japan.internet.com デイリーリサーチ - 4人に3人が「PS3 欲しい」、認知度は9割近く〜次世代ゲーム機調査:title=Japan.internet.com デイリーリサーチ - 4人に3人が「PS3 欲しい」、認知度は9割近く〜次世代ゲーム機調査]なんて調査結果もありますが、欲しいと実際に買うでは全然違うのですよ。欲しいってのはせいぜい、プレゼントとしてとか、懸賞で狙うならという意味であって、決して買うって事じゃないのですよ。そして、それこそがバカ高いゲーム機をたかが一本のソフトのために買ってしまうハードゲーマの憂鬱なのです。

  1. ハードゲーマーはソフトのためにハードを買う。
  2. しかし、ライトゲーマーが付いてこないとハードの売り上げは伸びない。
  3. ハードの売り上げが伸びないと、新作ソフトの数も伸びない
  4. ハードが廃れる。

という過程をとり、そのハードは死んじゃうわけ。
PS2XboxGCよりも成功してきた理由は、PSの賜物とPSのソフトもできてDVDもみれて、とりあえずソフトもたくさん出てて、みんな持ってるし、値段も何とか出せるからとりあえず買っとくか、ということなんでうすよ多分。グラフィック能力の向上などの性能とかどうでも良かったのですよ。兎に角みんなが持ってるからというのが大きな理由で、PS2が成功したのは、PSの成功の賜物とそれなりの値段だったわけですよ。さてPS3となると、PS2ができるのか良く分かってない(特にメモリーカードの互換性)上に、先ず値段がありえない。おいそれ買える値段じゃないので、みんなが持つという事にはならない。つーか、そこが一番の問題で、だから皆から「高い、高い」言われてるんだよ。