全てがFになる
- GIGAZINE - ウェブページを見る目の動きは「F」パターン
- 元記事:F-Shaped Pattern For Reading Web Content (Jakob Nielsen's Alertbox)
ウェブサイトを見るとき、人はFの形に視線を送ると言う海外の話。ウェブには限らずコンピュータは西洋の横文字文化の産物なので、Fになるのはウェブサイトだけじゃないと思う。例えば、資料を斜め読みするときも大体F型視線になるんではないか。
さて、こちらの分析を元にすれば、サイトの構成は最も左か上に目次や見出し、中央にコンテンツを置いた方が見易いということか。さらに文章を書くときは、タイトル、小見出しをつけていった方が読み易いということだろう。というわけで、実験してみた。
F型視線に則った構成
F型の構成に則りサイトを構成すると大体下図のようになるだろう。
先ず、ページの左部(または上部)にメニューを置いて、見せたいコンテンツに誘導する。
次に、分かり易いタイトルで引き付け、冒頭で大まかな結論を書く。
文章が長い場合は、小見出しをつけて話し流れを分かり易くする。
図は、まとめて挿入するよりも読んで欲しい箇所の近くに入れる。
と言う具合か。
無駄に長いとスクロールが面倒だったり、文章の中央にある章は読まれないことが多くなるので、短めに。あるいは、スクロール中にも目立つ図や分かり易い小見出し、あるいはフォント弄りを挿入し、目を留まらせる。
適宜改行するのも有効かもしれない。
箇条書きでまとめ
ページ下方に行くにつれ、横には読まれなくなっていくのならば、
最後は箇条書きでまとめておけば良いってことかね。
- タイトルは分かり易く
- イントロで興味を引かせる
- 小見出しや図で目を引かせる
- ページ下部に行くほどヴォリュームを少なめに
- 最後は箇条書きでまとめる
F型視線に倣えば斜め読みはされ易いが、逆にじっくり読まれない可能性も秘めているわけで。実はあまりお勧めで無いかも
最後に
F-Shaped Pattern For Reading Web Content (Jakob Nielsen's Alertbox)の実験結果は、ウェブを見るときの視線はF型になると言うことだけども、元々読み易い、読まれ易い文章の構成がF型になっていると言うだけかもしれない。
しかし、F型視線を元に考えると、
- 記事タイトル+記事リンク
- 引用元+引用元リンク
- コメント
という必要最低限の情報しかない構成である羅列型個人ニュースサイトが、ニュースを紹介するのに如何に適した構成であるかという裏づけになるんじゃないかなと思ったり。むしろ、個人ニュースサイトの構成こそがF型の斜め読み視線を最大限に生かしたサイトなのかもしれない。