アニメ 蟲師「夢小路」

土曜深夜27時40分から。毎週おなじみ「蟲師」の感想コーナー。始めは何でこんな時間に・・・と思っていましたがもう慣れた。
クオリティの高さと原作の再現性の良さは毎度のこと文句なし。ただし、「青い病」に関してはもう少し怖さを演出して欲しかったと思います。前回に続き、今回も音楽が場面にあっていて良かった。特にラストの火事の音楽はなんとも言えない雰囲気を醸し出しており、夢野間が夢を現世に持ち出す味が出ていたと思う。今回は初めてハッピーエンドじゃないというか、救われない話なのだが、人間が蟲に寄生された場合、蟲を駆除するか人間が死ぬか、あるいは薬などの対処によって蟲と共存するしかないのが「蟲師」の世界観である。前回の「柔らかい角」の場合は蟲は死に人間が助かったが、今回は蟲を駆除できずに人間がやんでしまった場合と、まさに表裏の関係にある話だったわけだ。原作でも、救われない話はけっこうありますが、納得できる終わり方なので良いですね。むしろ、救われない話の方が「蟲師」の世界観をはっきりと浮き彫りにすることが多いので、好きな話が多いです。ただし、海岸と雪にまつわる話は、大概良い話なんですね。これは作者の漆原友紀が海と雪がすきだからなのだろうか。
しかし毎度のこと女の子が萌えだったり、女性に艶があったりするのが微妙に良いな。娘のまゆはかわいかったし、妻のきぬが良い奥さんでこんな人を嫁に貰いたいですね。ついでに、夢に返答した際の「は?」って顔のギンコが再現されていたのもグーでありました。

来週は「旅をする沼」。時間はちょっと遅れて土曜の深夜27時55分、まぁ日曜早朝3時55分。見所は、沼とともに旅をする娘の紙の緑さと初登場となる医家であり収集家でもある化野先生。また、「緑の座」の回顧とともに人間が蟲になることに関するギンコの考えなども聞けて、次回も見所満載です!