テンプレートお笑い

昨晩は早く寝ようと思ったのに、堂本剛の正直しんどいを見始め、後半がつまらなかったのでチャンネル変えたらゲンセキをやっており、マチコというコンビの独特な雰囲気を醸し出すコントに見入ってしまい、そのまま最後のオリエンタルラジオまで見たしまった。やっぱり若手芸人のネタ披露番組は、観客や視聴者の人気によりオンエアされるかどうかを決定する方が面白いと思う。


さて、最近のお気に入り芸人はオリエンタルラジオなんですが、彼らを見て思ったのが最近のお笑いの特徴は「テンプレート」なのかな?と思ったわけです。
以前、最終防衛ライン2 - 波田陽区はCDをだしていたらしいねにて波田陽区が人気な理由は、「言うじゃな〜い>残念!!>○○斬り」というコンビネーションのリズムが良いことと、「型」所謂テンプレートになっているので、素人でも使いやすいネタだからと考察しました。これを「テンプレートお笑い」と名づけてみる。今回はその「テンプレートお笑い」をさらに考察。

松本人志がエッセイ「遺書」(もしくは「松本」)にて、「ボケとツッコミ」における客への苦言がありました。そこにはレベルの低い客は「ツッコミ」が無いと笑えない。つまり、「ボケ」て笑いを誘発し「ツッコミ」でその笑いを爆笑に変えるというのが本来の「ボケとツッコミ」の役割なのに、レベルの低い客は「ボケ」が理解できず、あるいは笑っていいのか判断かつかず「ツッコミ」により始めて「ボケ」に気がつく、あるいは笑ってもいいと分かる。これは後付けでしか笑えず、「ボケとツッコミ」の役割が本末転倒しているということです。言い換えると客は「ツッコミ」によりどこが笑う所か判断しているという事です。
これに習って、「テンプレートお笑い」も、客がどこが笑う所かが判断しやすいのが最大の利点ではないかと思います。つまり、ネタが分かりやすいんですね。オリテンタルラジオならば

武勇伝 武勇伝 武勇でんでんででんでんっ!
Let’s Go!!
ボケ(武勇伝)←笑いを誘う
ツッコミ(解説)←笑う所

と、これがリズムよく続くのが面白さの秘密だと思います。当然、ネタそのものも面白いのですが、その調理の方法がさらに上手いのだと思います。ついでに、ツッコミというか解説が絶妙なんです。

関連? 304 Not Modified 【ネタ】武勇伝 ニュースサイトver【オリエンタルラジオ
http://maname.txt-nifty.com/blog/2005/06/_ver_2b3e.html
参考? フラッシュ&動画ファイルマン オリエンタルラジオ
http://fileman.n1e.jp/TOP.PHP?mnu=SHOW&ft=1&fid=5-16ik04ae


最後に「テンプレートお笑い」と相性が良いのはあるあるネタ。僕が知っているのでは、ふかわりょうに始まり、いつもここから、最近ではテツandトモ波田陽区あるある探検隊でおなじみのレギュラーなど。ただし、どれを見ても分かりますが「テンプレートお笑い」の欠点はすぐに飽きられることです。オリエンタルラジオの武勇伝以外のネタが見たいですね。