「ちゆ12歳というビジネス」の続報感想

リンク集は下カラムを参考ください。
要点は太字を参照してください。


1.「ちゆ12歳というビジネス」の背景と要点
情報の発信源は本宮ひろ志先生を支援する勝手連における「ちゆ12歳」というビジネスというエントリー。
事の発端は、週刊オブイェクトにおいてのコメントで思わずわろたさんの

お前らがな、信用しているニュースサイトの結構な部分は実はとある企業が運営してるんだよ、韓国ネタ、中国ネタ含めてな。まあそれらは結局弱い物イジメはアクセス数稼げると踏んで在日外国人叩きはじめたって訳なんだが。

なる発言で、管理人一堂がソースを出せと反論したところ、「ちゆ12歳」というビジネスというエントリーがアップされたという認識でよいと思います。


「ちゆ12歳」というビジネス及び、その他のエントリーから本宮ひろ志先生を支援する勝手連の言いたいことをまとめると
ちゆ12歳は一見すると「秋葉系おもしろ個人ニュースサイト」であるが、その実体は某IT企業の社員が複数で運営している。そのIT企業とはネット中毒なオタクに右派思想を煽るビジネスを行っている。で、その某IT企業というのがスキップアップである。
という事なんだと思います。

また、IT業界の裏側を衝撃の告発世界潮流)によると電車男に関しても

人工的にスレッド製作

自称“個人”ニュースサイトで宣伝

鬼畜パソコン雑誌も後追い

広がる

つまり、個人ニュースサイトの情報は発信する以前に操作されているということになるらしい。
「ちゆ12歳というビジネス」支持者の要点は、2ちゃんねる及びその周りの個人ニュースサイトが政治的に偏向していて、閲覧者に対して右翼扇動するように情報操作している、ということだと僕は理解しました。


2.「ちゆ12歳というビジネス」支持者の現在
「ちゆ12歳」というビジネスを後押しする形で快堕「天」論のカナメさんが「ちゆ12歳とスキップアップ」に関して証言を始めたのですが結局閉鎖という形及び、本元の本宮ひろ志先生を支援する勝手連探偵ファイルの闇ということで、探偵ファイル及び連邦を叩き始めており、ちゆ12歳に関しては特に言及されていません。
どうにも、証拠が乏しいというのが僕の印象。


3.個人ニュースサイト論にかえて、日本のblogの歴史
そもそも本宮ひろ志先生を支援する勝手連の中の人はちゆ12歳とはどんなサイトなのか、VNIとは、個人ニュースサイトとは何かを知っているのでしょうか。
個人ニュースサイトとblogは関係が深いですが(諸説あるが同じもの)、その流れというか歴史は日本のウェブログの歴史(詳細版)教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史を参考にいたしますと、1997年頃から個人ニュースサイトが設立し始め、1999年に大手サイトが出揃い(2ちゃんねるも開設)、2000年末に孫ニュースサイトの先駆け俺ニュースが開設、翌年「侍魂」、「バーチャルネットアイドルちゆ12歳」により日記サイト・個人ニュースサイトがブームになる。その後現在の大御所と言われる「Tentative Name」「カトゆー家断絶」などが生まれます。
2002年の「mesh抜きでは日本におけるblog草創期を語れない」(blog論争参照)発言によりblogという言葉が界隈に広く知れ渡り、その後2003年より無料blogサービス(ココログなど)の始まりに伴いblogの隆盛、そして現在では無料blogサービス等が日記ツールに取って代わりまたblogで個人ニュースサイトを運営する人が主流になった、というのが一連の流れというのが僕の認識。
VNIに関しては、教科書には載らないVNIの歴史もな9【ぽぉたる】VNI研究序章を参考にしていただきたいのですが、2002年2月にちゆ12歳の開設に伴いVNIが認識され、その後同年10月に開設されたちよ婆さんを始めとしてちゆフォーマットが広がりVNIが隆盛しましたが、ちゆ12歳の更新低下時期(2003年)を同じくしてVNIの人気が低下しオリジナル系VNIへの回帰していきました。
つまり、日本のblogはテキストサイト個人ニュースサイトVNIなど日本独自に発展した中で海の向こうのweblogと融合した、と僕は思っています。
長々と日本のblogの歴史語った理由は、個人ニュースサイトのバックに企業がありそれが日本のネットジャンキーを右翼思想で洗脳する余地はないってことです。企業ならば、儲けがないといけないわけですが個人ニュースサイトの何で儲けるのか。あの莫大なニュースの中に宣伝でも入れれば儲かるとでも思っているのか?それとも右翼にすることで右翼な商品でも売れるのか?良く分からん。
個人ニュースサイトのアクセス数といってもたかが知れてます。しかも、全部のニュースを読むわけではないので、右翼扇動できるとも思えない。一般にアクセス数はエロサイト>個人ニュースサイトテキストサイトと言われます。エロサイトで右翼扇動したほうがまだ右翼に染まる人が多いと思うよ。


4.「ちゆ12歳というビジネス」所謂ちゆ12歳陰謀論
陰謀論とか書くと本宮ひろ志先生を支援する勝手連の中の人に電波扱いされそうですが、陰謀論だからしょうがない。
そもそも「右派思想を蔓延させてる時期」に更新頻度が落ちて客離れしているのに、ちゆ12歳がネットジャンキーな若者に右派思想を煽るビジネスだと主張する意味が分かりませんし、ちゆ12歳とSKIP UPの連携がダメダメなのに、なぜSKIP UPの社員=ちゆ12歳の中の人(お兄ちゃん)になるのかさっぱり分かりません。そもそも、スキップアップと提携する前のほうが朝日批判などの右な記事が多いですし。でも、ちゆちゃんは朝日新聞のMr.ボオが大好きですから!(連載終了したけど)
結局、ネット右翼とかプロ奴隷だとかをこだわり「企業=悪」だと思っている方々ががちゆ12歳は右翼扇動サイトであるというレッテルを貼り喜んでいるだけなんですよ(参考 バーチャルネット思想アイドルやえ十四歳)。さらにここにアメーバブログの賞金アクセスランキングが絡んでくるので話がややこしい(参考 探偵ファイル)。自分の気に入らない相手=悪であるというレッテル貼りが楽しくさらにそれでアクセスがあがり賞金がもらえるとなれば、何にでも噛み付きますよね(特に大手サイト)。本宮ひろ志先生を支援する勝手連の中の人も「あれは陰謀論」と連呼するワンパターンな人達なるエントリーで

ランキング六位まで上昇してきてますね。なので調子に乗ってついついまた更新してしまいやした。

と言ってますし。


当初は完全な釣りだと思ってたんですが、自分の好きなこと適当に書いて吼えてれば金がもらえるならがんばって更新してしまいますよね。


5.「ちゆ12歳というビジネス」の感想
私的に盛り上ってしまいました。「ネタをネタとして楽しめよ」とは思いますが、今回の話はネタにすらなってない。そもそも、本当にちゆ12歳が右傾化扇動サイトであってもどうでも良いのです。例えばそれは、電車男が個人ニュースサイトの人々が徹夜して考えたとしてもどうでも良いのと同じです(電車男はリアルタイムで進行していたので、別に徹夜で考えて一斉にコピペする意味もないと思うのですが)。

個人ニュースサイトの広く言えばインターネットの情報を裏を取らずに頭から丸々100%信じている奴はインターネットを止めた方が良い。どこかの掲示板の管理人さんが言ってましたが「嘘を嘘と見抜けない人は・・・(以下略)」。個人ニュースサイトの情報が間違っていたらメールをするなり、blogならコメント欄で指摘するなどすれば良い。情報元がネットな情報について覚書にも書きましたが、嘘情報が流れても大抵は知能指数と政治の関係 パート2の時のように訂正され誤った情報は淘汰されていきます。
(参考 webの情報は話半分に。ニュースの真偽の検定は

インターネットは情報の多さこそがその本質で、それこそ玉石混交で宝もあればゴミもある。宝つまり欲しい情報を探したければ検索エンジンをうまく使えば良い。先のように誤った情報も発信されるが大抵は訂正される。諸説ある場合は、様々な説を探しだ出るし進行中の議論に関しては色々な考えも検索可能。結局は使う人次第なんですよ。(参考 本当にブログの隆盛でインターネットの質は落ちたか?


「ちゆ12歳というビジネス」には様々な穴がある。また、真実だとしてもちゆ12歳の中の人が左翼だろうが右翼だろうがどうでも良い。某企業が個人ニュースサイトで情報操作していたとしても、それがどうしたというのが僕の感想。
ただし、アクセスランキングの賞金狙いなのか、ネット右翼と呼ばれる人を目覚めさせたいのかそれとも本当にちゆ12歳を批判したいのかは分かりませんが、適当なことを書いて他人を批判そして悪者にするのは良くない。みんな仲良く!

と、自分も言いたいこと言ったらすっきりしたよ。結局、自分本位ですよ。
というわけでリンク集は下カラムです。