NTTドコモさんの発表です。音楽関係に完全に利害が無いわけではないのでちょっと微妙な研究成果発表です。NTTドコモは、携帯の着メロさえ売れてればそれでよいので、CDの売り上げが落ちようが、Winnyでコピーされようが曲の人気があれば着メロのダウンロード件数が増えるのでそれで良いのです。
現在は著作権保護に重きが置かれ、適切な水準になっていないとした。そして、今後携帯電話がiPodのような音楽ダウンロード、視聴端末になるためにも著作権保護の適切な水準が必要であるとまとめた。
ってことですが、携帯電話の着メロが一番著作権ガチガチだと思うのです。以前は携帯で着メロ自分で作曲できるようになっていましたが、最近はPCなどで作成しないと無理ですし。
まぁ、JASRACのように著作権を食い物にしている団体がいるのが変なんでしょう。
ところで、田中教授の分析である
「オリジナルがほしい人はコピーの有無にかかわらず購入し、コピーを利用する人はコピーを禁止されても購入するわけではない。両者の需要が違うため、影響はないのではないか」
これは僕も以前から言っているので同意ですね。CDの売り上げ減少にコピーによる若干の影響はあるとは思いますが大きな影響までは無いと思います。むしろコピーに寛容な方が、例えばある熱狂的なファンがコピーしたCDを周りの人間に配りまくり、もしかしたら新たなファンを獲得できるかもしれないですし。
