「津波のような恐ろしい悲劇は理解しがたいもので、科学の力でその威力や原因を説明したとしても、なぜそれが起きたのかという説明については、多くの人がさらなる答えを求めてしまうものだ。宗教はしばしば、わかりやすい答えを示してくれる」
理由付けに神を持ってきて納得させるのが宗教の役割の一つです。アメリカなども映画を見ているとキリスト教の影響が未だに残っているのは、日本人には分からない感覚です。
思考停止といえば思考停止なんですけども。
「日本人は宗教に対して実用主義的なアプローチを行っており、そのために津波や地震といった自然災害によって宗教に向き合うことがない」
日本人は、年末年始に見られるようにクリスマスが終わったら即座に年末の準備をし、寺の除夜の鐘を聞きながら神社に初詣をするというまさに玉石混交な宗教観ですけども、ことに地震に限っては日常的過ぎるからというのもあると思います。