僕の方も少々長くなるので、コメントに代えてトラックバックのトラックバックさせていただきます。
自分の書いた記事に関して言及し、そこからさらに考察を深められたのは初めてなので、嬉しくもあり恥ずかしくもあり。感謝です。
引用の引用になりますが
二〇〇〇年以降には、ニュースサイトやテキストサイト、ブログ(ウェブログ)などが流行しました。これらは、自分の視線そのものを芸にしてみせている行為です。自分が何に注目しているかという「視線のさばき方」を、ディスクジョッキーのようにリンクというかたちで示し、それを自己表現の手段としているのです。
(『<美少女>の現代史』190ページ)
一冊の本のセンテンスでしかないわけですが、言い得て妙だなと思った。
俺ニュースを見始めたときは、中の人など気にせずにリンク先を見て面白がっていたわけですが、その内に中の人がどのような巡回経路をたどり、ネタを選抜しているのか気になってきた、果ては一体どんな人なんだろう?と思うようになりました。これは、
読者が興味を持つのはニュースであって、ニュースサイトの管理人ではありません。
- ニュースサイトの管理人はなぜ男なのか?
- http://coffeewriter.com/text189.html
と相反するわけですが、「視線のさばき方」で自己表現をしたという意味では大成功であり、まさに俺ニュースの中の人が目指したものでもある。
また、俺ニュースの中の人が一体どんな更新をしているのかは多くの人が興味を持ったらしく、中の人が更新作業の動画を公開したりしていました。
これらを踏まえると個人サイトをDJの喩えた「あなたのブログはどのタイプ?」は的を射ているなと思いました。
- あなたのブログはどのタイプ?
- http://www.flowerlounge.com/archives/000283.html