プリズム(貫井徳郎)  ISBN:448842502X

注意!若干のネタバレ気味
以前に読んだ「慟哭」はストーリーに救いようがなかったので読後は凹んだ。今回も、自分の予想通りになるとまた凹むことになるかな?と思っていたらそうでなくて安心。どちらも叙述トリックなのですが。
プリズムは目次を読めば感の良い人なら、一章を読んだ後にカラクリに気がつくかも知れません。ラストに薄ら気味悪い、しかも今回の佐世保の事件を彷彿とさせる第五の結末を示唆いるようですが、目次等から考えると、我孫子武丸の0の殺人(ISBN:4061852272)と同じなのでしょう。