JBL Club Pro+ は人に勧めたくなるイヤホン

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ガジェット記事しか書いてねぇな、というわけでワイヤレスイヤホンを買ったので感想を残しておきます。

YouTuber 絶賛

外音取り込み機能のある完全ワイヤレスイヤホンが欲しかったので、昨年末くらいから色々と物色していました。そんな折に、ガジェット系の YouTuber たちがこぞって JBL ClubPro+ を絶賛しており、さらに Amazon の初売りセールで 10% 引きだったので購入しちゃいました。
ノイズキャンセリング、外音取り込み、ワイヤレス充電まで対応して2万円ってのはかなりコストパフォーマンスがいいので、YouTuber たちが絶賛するのもうなずけます。確かに、人に勧めたくなるイヤホンです。ケースもコンパクトで手に収まる感じがいいですね。

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人気が出すぎて在庫切れになっています。界隈ではステマ疑惑があるようですが、ステマなら在庫がなくなるみたいな売り方はしないでしょう。

私は、ガジェットが好きで家電量販店に行くのが趣味でしたが、新型コロナでそうも行かなくなりました。購入前に、各種レビュー記事を読んでいましたが、最近はそこに YouTube が加わりました。サイズ感などはやっぱり動画の方が分かりやすいです。


これはもうNO.1だ! 音質も最高だし、使い勝手も超良いノイキャン完全ワイヤレスイヤホン「JBL CLUB PRO+ TWS」レビュー

ノイキャンよし、外音取り込みよし、通話よし

ノイズキャンセリングや外音取り込み機能を有するワイヤレスイヤホンを使ったことがないので、他との比較はできませんせが、私としては必要十分といった感じ。私の用途としては、イヤホン装着中に人に話かけられても反応できることで、その点はクリアできています。また、片方だけ外すと自動的に音楽が停止し、付けると流れ始めるのが地味に便利です。
外音取り込みはマイクっぽい、機械っぽいとの感想もありますが、私は割と自然に感じました。自分の声が機械っぽく感じますが、マイクを経由した自分の声を聞き慣れていないのもあると思います。外音取り込み時に車の音などが、やたら大きく聞こえることもありますが、聞こえないよりも聞こえた方が安全でしょう。また、風が強いと風切り音もしますが気になるほどではありません。
ノイズキャンセリングは完全無音とは行きませんが、イヤホンをきちんと装着すると連続的に鳴っている低音のノイズはかなり軽減されます。突発的な音まではキャンセルできないので、人の声などは聞こえることがあります。私の環境だと、メカニカルキーボードの打刻音が高音なので軽減できない感じでした。

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通話品質もよく声をきちんと拾ってくれますし、ノイズキャンセリングを使えば周囲のノイズが消え相手の声も聞き取りやすくなります。ただ、テレビ会議をやるなら PC を使うのでマルチペアリングに対応していないのが残念です。この辺は、ビジネス用を謳っている JBL Tour Pro+ に期待したいところ。

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音質は好みだが、イコライザーありきのイヤホン

音質は好みなので、色々なイヤホンを聞き比べるのが一番ではありますが、量販店が近くにないと色々と難しいですよね。また、コロナ禍ではなるべく外出したくありません。
私は、以下の YouTube チャンネルで、各メーカーの方向性を確認しました。

わにきちチャンネル - YouTube

Club と銘打つだけあって、クラサウンドが好きな人は気に入るんじゃないかと思います。ステージなどではなく、ハコで聴いている感じに近いかも。音の一つ一つがしっかり聞こえます。逆に言えば、調和していないと感じる人もいるでしょう。私は、一音一音しっかりと出ている SFC の頃のゲーム音楽が好きなので丁度いい調整具合に感じます。

アプリからイコライザーの設定を細かく設定できます。むしろ、イコライザーの設定ありきのイヤホンだと思います。5つのプリセットがあり、それぞれで方向性の違いが明瞭にわかり、かなり面白いイヤホンです。

遅延少なめ

アプリから接続方式を、接続重視のノーマル、音質重視のオーディオモード、遅延を減らすビデオモードに変更できます。

YouTube 程度なら、わざわざビデオモードにしなくても遅延は気にならないです。むしろ、ビデオモードにすると音ゲーなど瞬時に音の判断が必要なゲームでも限りはプレイできるレベルかも。ほんの少しだけズレがあるにはありますが、激しいアクションゲームでもない限り、プレイに支障がでるほどではないです。


【まさかの弱点なし?】JBL CLUB PRO+ TWSが想像を超える完成度だった件。

操作感は悪くはないが

イヤホンはタッチ操作で、左右それぞれにアプリで音量や曲送りなどに変更できます。タッチ感度は良好。私は、右をノイズキャンセリングや外音取り込みの変更に、左を Google アシスタントに設定しています。
アシスタントとして、Google とAlexa を選択できます。私は、Google アシスタントにしており、Google Buds のように、音声による通知の読み上げ、二ュースや天気予報を聞いたりできるのが便利です。GALAXY Z Fold2 を取り出さずに扱えるのがいい感じです。

ただ、左右にそれぞれ一つずつしか割り当てられないのが残念なところ。Googleアシストに設定しておけば音声でコントロールできますが、人のいるところではサイレントで操作したいところ。


2020年最強の座を奪う?!JBLの完全ワイヤレスイヤホンが想像以上に良すぎた…

イヤーピースは浅め

イヤーピースは遮音性に関わってくるので、なるべく耳にあったものを選びたいところ。
最初から付いてるイヤーピースが少し浅めなので、付け替える場合は似たような形状のを選ばないとケースにきちんと収まらなくてなります。

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価格コムに、ヌアールの Magic Ear+ TW がいい感じとの口コミがあったので購入しました。問題なくケースに入り、フォームタイプなので遮音性もばっちりですが、カサカサな私の耳垢がガッツリとこびりついてきます。また、長時間つけるてくるとフォームが耳を圧迫して痛くなるので、残念ながら自分には合いませんでした。

kajetblog.com

そこで、上記で紹介されていた、final の Type E のイヤーピースにしたら遮音性もばっちりで、ノイズキャンセリングで軽減しづらい高音域のノイズもシャットアウトされました。耳垢もつきにくし、耳も痛くならないし、それでいて落ちにくい。ポイントがつくので、Amazon で買いたかった・・・・・・。

なぜ YouTuber の評価が高いか

YouTuber が JBL Club Pro+ を絶賛する理由の一つは価格でしょう。2万円前後で、ノイズキャンセリングと外音取り込みがきとんと使えるレベルの製品は、オーディオテクニカの ATH-CKR70TW 2 くらいしかないと思います。残念ながらワイヤレス充電に非対応なので見送りました。タッチ操作と物理ボタンが付いてるので操作性が良さそうなだけに残念。

AVIOT の TE-D01m だと1万3千円ともっとお安く外音取り込みに対応していますが、ノイズキャンセリングはかなりマイルドで音楽再生用には十分だけどってレベルのようです。外音取り込みに関しても、レビューを見聞する限り音楽を聴きながら使用するのは厳しい感じ。

JBL Club Pro+ の弱点としてはマルチペアリングに対応してないくらいです。また、コストパフォーマンスで考えると非常に優秀ですが、これより高額なイヤホンと比べると突出した性能はありません。


セゴ的ベスト!?JBLの2万円で買えるハイエンド完全ワイヤレスイヤホン「CLUB PRO+ TWS」が音質・性能ともに神コスパすぎて喜びで涙が止まらねぇよ【レビュー】

今ならどれを買う?

もう5千円から1万円出せると選択の幅が広がります。
ノイズキャンセリングなら、BoseQuietComfort Earbuds 3 が優秀で、やはり3万円くらいします。AirPods Pro も同程度の価格帯です。
SONY の WF-1000XM3 もいい感じで、現在は2万5千円前後とお買い得になりましたが、2019年モデルなので、そろそろ新しいモデルが販売されそう。ちなみに、SONYApple の空間オーディオのような立体音響として 360 Reality Audio をリリースし、WF-1000XM3 も対応しまた。お買い得ではありますが、ますます新しいモデルが出そうで買い時が悩み所です。

av.watch.impress.co.jp

全体的な性能は Jabra Elite 85t の方が良さそうですが、価格が2万円台後半から3万円なので JBL Club Pro+ より高性能なのは当然といえば当然。MOMENTUM True Wireless 2 は音質よ良さで評判ですが、こちらは3万円後半から4万円なので、これで音質が悪かったらどうなのよというレベル。ちなみに、今なら同等の音質の初代モデルが2万円で購入できますが、ノイズキャンセリングはついてません。
音質にこだわりたいなら FALCON PRO も候補に挙がってきますが、こちらも3万円前後になります。


AirPods Proがダメならコレを選ぶ!超絶高評価のワイヤレスイヤホンJBL Club Proレビュー!

コストパフォーマンスもいいけれど

外音取り込み機能が欲しかったので、上記の製品をずっと検討していたのですが、価格面でやや尻込みしていました。外音取り込み機能を体験したことがないので、使い勝手がよく分からない。故に、比較検討のしようがなく取り敢えず試してみたいなという感じで悩んでいました。Apple ユーザーなら、迷わず AirPods Pro なんでしょうけど。

オーディオテクニカは好きなので、ATH-CKR70TW 2 もありだったのですが、決め手に欠けるという感じ。特に、ワイヤレス充電に対応してないのが残念でした。AVIOT も好きな音ですが、流石に価格が価格なので機能は一段下がるだろうなと。

SONY の WF-1000XM3 もありだったのですが、サイズが大きいのが気になっていました。360 Reality Audio が発表される前だったので、その後だったら悩んでいたでしょう。そのタイミングだと JBL Club Pro+ が品切れな上、迷っていると Galaxy Buds Pro の詳細が明らかになってきます。GALAXY Z Fold2 を持っているので、Galaxy Buds Pro だと色々と便利ではあるんでしょうけど、同じメーカーでがっつり固めたくない気持ちもあります。SONY を避けたのも wena3 を使っているからってのあります。

人に勧めやすいよね

ノイズキャンセリングと外音取り込みを試してみたい、という人にはお手頃価格だと思います。まさに、私がそのような観点で購入しました。この価格帯で、両方がきちんと機能する完全ワイヤレスイヤホンは多くはありません。さらに、音質も通話品質も十分で、ケースもコンパクト。ワイヤレス充電も便利です。この辺が、YouTuber としても推しやすい所以でしょう。

マルチペアリングに対応してないのが唯一の弱点かなと思います。操作性がもっと良ければとも思いますが、他のメーカーと比べて格段に劣る、と言うわけでもないです。
細かなことを言えば、コーデックとして aptX に対応していないのが気になる人もいるでしょうが、SBC や AAC でも音質そのものに大きな違いはありません。JBL Club Pro+ は接続が途切れることもありませんし、遅延も少ないので、aptX に対応して無くても問題無いと思います。

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Galaxy Z Fold2 のためにスマホ保険に入った

Galaxy Z Fold2 が26万円とお高いので、スマホ保険を検討してみました。ざっくり検索すると4つ見つかりますが、内2つはさくら少額短期保険会社によるもので、残りは損保ジャパンの子会社である Mysurance と justInCase の保険となります。

この中で、Mysurance のスマホ保険が良さそうなんですが、「格安SIM/SIMなし端末専用」なのが残念です。justInCase のスマホ保険は、Android 端末だと補償額が年間5万円までなので論外です。さくら少額短期保険会社だと、その辺の縛りがなく3端末まで登録できるのが個人的には嬉しい。スマートウォッチにも対応しており、 wena3 も登録できるので、さくら少額短期保険会社の「あんしんスマホ保険」を契約しました。

以下に、3社で私が検討した保険をまとめておきます。

さくら少額短期保険会社

「モバイル保険」と「あんしんスマホ保険」を扱う。共に、主端末1台、副端末最大2台まで登録可能。
副端末はスマートフォン以外のモバイル端末を登録可能。

モバイル保険

保険料:700円/月
補償対象:主端末1台、副端末最大2台
補償額:年間最大10万円まで補償(自己負担無し)
報償内容:故障、外装破損、損壊、水濡れ、盗難

あんしんスマホ保険

保険料:800円/月
補償対象:主端末1台、副端末最大2台
補償額:年間最大12万円まで補償(自己負担無し)
補償内容:故障、外装は損、損壊、水濡れ全損、盗難

Mysurance スマホ保険


損保ジャパンの子会社である Mysurance が運営。月額200円のライトプランもあるが、保険金額の高く補償内容の厚いスタンダードプランを検討。

保険料:470円/月
補償対象端末数:端末1台
補償額:年間最大20万円(1事故あたり最大10万円、自己負担3,000円)
補償内容:故障、破損・汚損、水濡れ、盗難・紛失

格安SIM/SIMなし端末専用なため、三大キャリアである docomoauSoftBank の SIM を利用していると対象外。UQ MobileY!mobile楽天モバイルMVNO なら加入できる。ahamo はサブブランドではないので NG であることをメールフォームから確認。また、三大キャリアで購入した端末をSIM ロック解除し、格安 SIM を挿して利用するケースは補償対象。

justInCase スマホ保険

スマートフォンのアプリから契約するのが特徴的。iPhone は機種を細かく設定でき保険料が変わってくるが、Android は下記のプランのみ。

保険料:370円/月(自己負担3,500円あり)、482円/月(自己負担無し)
補償対象:端末1台
補償額:年間最大5万円
補償内容:破損、故障、水濡れ、盗難、紛失

保険料は、4ヶ月何もなければ安くなるようで、その他スマートフォンの使用方法によって保険料が増減するらしい。
Galaxy Z Fold2 の修理上限が 5万円ではお話しにならない。iPhone 12 Pro Max だと、自己負担金ありで 904円、なしだと 1015円で、修理上限は12,2880円となる。カスタマーサポートに問い合わせたが、Android は一律5万円とのこと。

あんしんスマホ保険にした

補償内容はどれも、破損、故障、水漏れ、盗難、紛失に対応しています。
私の場合は、元の端末が高いので、補償額は高ければ高いほどよいでしょう。その点で、年間5万円までの justInCase は論外です。

Mysurance は1事故あたり最大10万円、年間上限は20万円。月額470円とお安いですが、その代わり修理の際は自己負担として3,000円が必要になります。以前、HUAWEI P9 のバッテリー交換のために補償を使おうと思った際に、自己負担金がハードルになりました*1。保険料は高くなりますが、なんだかんだで自己負担金は少ない方がいいです。
また、「格安SIM/SIMなし端末」縛りなのが引っかかるポイント。問い合わせて、SIMロック解除した端末なら保険契約可能なことを確認しましたが、悩み所です。

さくら少額短期保険会社のあんしんスマホ保険だと、1事故あたり12万円で、年間上限も同額と、Mysurance よりも低いですが、三端末まで登録できるのがいい感じです。Galaxy Z Fold2 の他に、現在使用している wena3、これから届くであろう Jelly2 を追加できます。特に、wena3 に保険をかけられるのはいいですね。また、修理の際に自己負担が必要ないのも、修理費を請求する際のハードルが下がります。「格安SIM/SIMなし端末」などの縛りがないのも気楽です。

Mysurance の方が年間修理上限額が20万円と高いので安心ではあるのですが、そもそも年間で10万円を超える修理を二回もやっているようなら、Galaxy Z Fold2 を持たない、利用しない方がいい気もします。Xperia Z3 は補償期間中に2回壊れ、終了後に画面を割ってしまい使用を諦めた経緯があります*2
さくら少額短期保険会社の三端末まで補償に魅力を感じたので、あんしんスマホ保険を契約しました。

契約方法はウェブから

契約方法はウェブのみで完結できます。
住所氏名など必要事項を入力してから、スマートフォンの情報を登録します。
先ず、スマートフォンのメーカーから機種名を選択し、容量を入力し、シリアル番号か IMEM を登録。
ちゃんと、Galaxy Z Fold2 を選択できました。
その後、端末情報を表示したスマートフォンの画面側と、裏面の写真をアップロード。
最後に、購入したことを証明できる書面として保証書や領収書、購入証明書などもアップロードすれば、申し込みは完了。
契約が完了すれば、マイページへのログインするための ID とパスワードがメールで送られてきます。

契約完了後に、シリアル番号として IMEM を入力していたミスに気がつき修正するにも、マイページからは不可能だったためメールで問い合わせたら、直ぐに修正して貰えたました。対応が早いのは安心感ありますね。
副端末は、契約終了後にマイページから主端末と同様の手順で登録するだけと簡単です。
Jelly2 が登録できるかはわかりませんが、技適のある端末なら問題無いようなので、届き次第登録しようと思います。いつ届くか分からないけどな!

追記 au の補償に入る場合

故障紛失サポート | サービス・機能 | au

au の、故障紛失サポートと比較してみます。ただし、私は、SIMロックを解除しているので、au の補償は利用できません。
補償内容は「故障、部分破損、全損、水漏れ、盗難、紛失」なので、スマホ保険と同等。補償対象内の故障であれば、無償修理可能。
それ以外は、修理対応ではなく、リフレッシュ品との交換になります。ただし、同一機種での交換ができない場合は、別の機種での交換もあり得るそうです。
Galaxy Z Fold2 だと月額630円ですが、交換時に1万円前後の自己負担が必要になります。
補償額の上限こそないものの、基本的に交換対応であり、在庫のない Galaxy Z Fold2 を交換できるのか不安が残る補償です。

ちなみに、Galaxy Hrajuku なら店頭修理が可能です。
Galaxy Harajuku店頭修理のご紹介 | Samsung JP

wena3 年末年始の不具合

年末年始にかけて、wena3 に色々不具合が出て困っているので記録しておきます。

不具合は二つあり、一つはおそらくすべてのユーザーが遭遇している、日付ずれ。もう一つは、一部ユーザーのみのようですが、Facebook 経由でのログインができません。

日付がずれる

12月28日くらいから、wena3 の天気予報を確認すると、12月31日がなく、代わりに1月1日が連続する不具合がありました。

天気予報の不具合かと思っていたら、wena3 本体の日付処理がバグっていたらしく、12月31日に「1月1日」と表示され、一日早く年が明けました。その後も、1月1日には「1月2日」と表示されたまま。

現在は、スマートフォンのアプリと同期すると wena3 本体の日付の表示は通常に戻りましたが、活動履歴の同期がうまくいかないです。

Twitter では閏年処理関連のバグとの推測がありますが、12月31日がなく、1月1日が連続するってありうるのか?どういう処理をしているのか。
もともと、アプリに同期すると未来の歩数が計上される不具合がありましたが、本体とアプリの日付が合っていないことに起因していたのかしら?

Facebook 経由でログインできない

12月31日に、wena3 の同期元を Pixel 3XL から、GALAXY Z Fold2 に変更しようとしたら、GALAXY Z Fold2 側から Facebook 経由でログインできない不具合に遭遇。
端末固有の問題かもしれないので、Pixel 3XL に戻しても、やっぱりログインできません。そして、1月2日現在、ログインできないままです。
Twitter でも少数ながら同様の症状の方がいました。

Facebook経由でログイン認証を行うと以下のようなエラー文が返ってきます。

「アプリが設定されていません このアプリは開発者モードになっているため、アクセスできません。登録済みのテストユーザーに切り替えるか、アプリの管理者にアクセスをリクエストしてください。」

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Facebook 経由でログイン認証すると表示されるエラー文

文章から推測するに、私個人の問題ではなく、wena3 アプリの Facebook 認証の期限切れでしょうか。Facebook が仕様変更した可能性もありますが、どちらにせよソニーが対処しない限りは、ログインできそうにありません。

Suica と登録したメールアドレスが紐付いているため、wena3 の Suica を利用できません。残額が無ければ、異なるメールアドレスで設定するのもありですが、3,000円くらい入っているので・・・・・・。そもそも、金額に関わらず電子マネーを利用できなくなるのは大変困ります。
Facebook と同じメールアドレスの Apple ID 経由でのログインも試みましたが、Facebook での認証が必要なので、ログインできませんでした。ソニーアカウントに関しては、何度試してもアカウントの統合ではねられるので、そもそも諦めています。ソニーアカウント is 何。
ソニーアカウントが統合できずログインできない人は他にもいるようなので、これも私個人の問題では無くソニー側の問題っぽい。

日付の不具合などは、スルーできますが、ログイン不能電子マネーが利用できないのは流石に我慢できないです。早急に対応して欲しい。

1月5日、Facebook 経由でログインできるように

1月5日の12時頃に、Facebook 経由でログインできるようになっていました。
年末年始のため、直ぐに対処できないのは仕方ないですが、6日もやきもきするのは精神衛生上良くないです。
日付ずれと Facebook 経由でログインできない件は、きちんとアナウンスして欲しい。

ちなみに、ログインしない状態でもSuica での決済は可能でした。ただし、残額が確認できず、スマートフォンからチャージもできないので不便極まりなかったです。

シームレスな GALAXY Z Fold2

※このエントリーは文章の執筆、リンクの吟味と貼り付け、写真の挿入を含め*1、GALAXY Z Fold2 と、Lenovoトラックポイントキーボード II で行いました。

やってしまいました

スマートフォンサイズながら、開けばさながらベゼルなし iPad mini みたいな GALAXY Z Fold2 を買ってしまいました。色んなことがシームレスにつながっていくので快適です。
Unihertz Jelly 2 が年内に届いていたら我慢できたが、届かなかったので我慢できなかった。

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GALAXY Z Fold2の箱

SIM フリー版にするか、国内版にするかで悩んで、お高いけれども保証が受けられる国内版にしました。au のショップには売っていないので、GALAXY Harajuku まで行きました。不要不急!

au では契約したくないので、SIM フリー化を希望したら、手数料に2万円かかかるとのこと。au の直営店で自分でやろうと思ったら、店員から100日以降でないと信用情報に傷がつくと言われ、結局手数料を支払ったのですが、一括購入したらその期間必要ないじゃん・・・・・・。

もともとは、Surface Duo の方が気になっていたのですが、カメラがダメダメっぽいのでスルー。第二世代ではカメラがよくなるかもとの噂もありますが、国際展開が遅れているし、Surface Neo の開発も音沙汰がないしであまり期待できません。Surface Pro 同様に第三世代までは「見」で行くことに。

Fold シリーズも、第三世代は S ペンに対応なんて憶測もあります。一方で、画面サイズが小さくとの噂もあり、それが本当なら Fold2 の方が個人的には欲しいです。

個人的な予算事情として、来年の夏以降に PC を買い換えようと思っているので、その後に発表される 次世代の GALAXY Fold や Surface Duo まで購入するのは厳しいってのはあります。

ざっくり感想

二画面端末やら、折りたたみ端末などの思いを書き連ねながら、GALAXY Z Fold2 を購入するまでの経緯や、数日使った感想などを述べていきます。

GALAXY Z Fold2 のキーワードはシームレスです。

キーワードはシームレス

閉じればスマートフォン、開けばタブレットとシームレスに移行できるのが  GALAXY Fold ならで、唯一無二*2。手元にあるスマートフォンタブレットみたいに使えるのは思っている以上に快適です。

二画面端末と違って、画面も文字通りシームレス。

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閉じてツイ廃
開けば読書が捗る

一番の目的は漫画を見開き表示でよむこと。次がマルチタスクで、どちらも期待以上でした。そして、閉じた状態では普通のスマートフォンっぽくなるのも使い勝手がいい。第一世代の GALAXY Fold はサブディスプレイが小さかったのですが、Z Fold2 は縦長のスマートフォンといった風情。ツイ廃にはぴったりです。

さらにさらに、完全に開かず、少しだけ開き折り目のついた状態での使い道も色々あって面白い。
この辺も第一世代の Fold では、少しだけ開いた状態をキープできず、さらにノッチがあるので実用できる画面も小さかったのですが、Z Fold2 で改善されました。

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GALAXY Z Fold2 と iPad mini に葬送のフリーレンの見開きページ

iPad mini で漫画の見開き表示を読める人なら、GALAXY Z Fold2 でも問題ないでしょう。小説などのテキストなら文庫本を開くように読めます。また、Perfect Viewer のように、縦画面でも見開き表示できるアプリなら漫画でも折り目をつけて見開き表示できます。少し小さいですけどね。パカパカ楽しいです。

マルチタスクも楽々

画面も広く、そこらの人権のないノート PC 以上の 12 GB ものメモリがあるので、マルチタスクも楽々です。

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左に chrome、右に Twitter が備わり最強に見える

左にはてなブックマーク、右に Twitter とか、左に調べ物用の Google 検索を表示しつつ、右にテキストアプリなどなど、閲覧、物書き、調べ物などストレスなくこなせます。キーボードを表示して尚、十分な作業領域を確保できます。

外付けキーボードとしては、ThinkPad トラックポイント キーボード II との相性が抜群で、作業が捗ります。

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外付けキーボードで執筆中
高い、重い、厚い

デメリットを上げるなら、まず値段。国内正規版なら約26万円。SIM フリー版は 20万円前後とお安いですが、国内での保証は一切受けられません*3

次に、重さ。約 280 g とタブレットとしては、iPad mini よりもわずかに軽いですが、スマートフォンとしてはおよそ二台分。重量級の iPhone 12 Pro Max よりも 100 g も重い。W-ZERO3 の 230 g よりも重いんですね・・・・・・。

そして厚さ。開いた状態では、約 7 mm と薄いですが、閉じた状態では約 17 mm にもなります。まぁ、約 26 mm の W-ZERO3 よりは全然薄いです。Advanced/W-ZERO3[es] と同じくらいの厚さなので、往年の折りたたみ端末電話よりは薄いのでは?

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W-ZERO3Advanced/W-ZERO3[es]、GALAXY Z Fold2 を上から
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W-ZERO3Advanced/W-ZERO3[es]、GALAXY Z Fold2 を横から

wena3 で通知を確認できるようになったので、重さなどのデメリットをカバーできそうです。また、Z Fold2 はおサイフケータイに対応してませんが、その点も wena3 で Suica が使えるのでカバーできています。

耐久性は通常のスマホと比べれば難があり、防水防塵でもありません。
その他に、ケースなどの選択肢はほぼなく、また 折りたたみの特殊端末のため、ランチャーアプリがほぼ対応していません。まぁ、GALAXY の One UI で、大きな不満はないですが。

二台持ちすればいいのでは?

スマートフォンタブレットを二台持てばいい」ってのは真っ当な考えです。その方が安いし。iPhone Pro Max に、iPad Pro のセルラーモデルであっても、128 GB ならお釣りが来ます*4。マジックキーボードを購入してトントンと行ったところでしょうか。iPad mini ならさらにお安い。 

しかし、GALAXY Z Fold2 を実際に手にしてみるとスマートフォンからタブレットサイズへとシームレスに移行できるのはめちゃくちゃに快適。二つの端末を所有していても、常にその二つを持ち歩くわけじゃあないんです。
端末二台分よりも、GALAXYZ Z Fold2 のみの方が軽いですし。

ベッドでゴロゴロ Twitter やってて、ふと大きな画面で  Kindle で本を読みたいなと思えば、その手に持っているスマートフォンを開くだけ。
電車で立ちながらスマートフォンを使っていたら、席が空いて座れたので、少し大きな画面で YouTube でも見たいなと思えば、そのまま開けばいい。
スマートフォンをしまってタブレットを取り出すってのは結構な手間です。

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折りたたみスタイルだと、机に置いてブラウジングが捗る"

また、二台持ちも効率が良さそうで微妙にかゆいところに手が届かないことがあります。たとえば、情報のやりとりにラグがあります。特にコピペは、端末間で共有できる機能があるものの、単一端末内で完結できた方がシームレスで便利です。

左にはてなブックマークアプリを起動しつつ、右に chrome を表示しおけば、「外部ブラウザ」で記事を開けば右側の chrome で閲覧できます。調べ物に向いてます。

さらに、5つのアプリをピクチャー・イン・ピクチャーのように起動できます。動画などはピクチャー・イン・ピクチャーが見やすいです。意味はありませんがニコニコ動画やプライムビデオも同時視聴できる表示領域とメモリがあります。

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マルチウィンドウの限界に挑戦

使用しないときは、小さな丸いアイコンとして保持でき、必要なときだけ開けます。一時的ショートカットみたいな感じ。
思い立ったら手に持った端末で色んなことができる。2005年12月14日に発売された W-ZERO3 を使っていた時の願いにまた一つ近づきました。

W-ZERO3 カテゴリーの記事一覧 - 最終防衛ライン3

二画面でいいのでは?

前述のように、二画面搭載の Surface Duo の方がずっと気になっていました。

二画面端末には夢があります。

二画面電子書籍端末の夜は明けなかった

2004年にニンテンドーDSが発売されましたが、その前年となる2003年にパナソニックから電子書籍端末として「シグマブック」が発売されています。画面はコレステリック液晶のためコントラストが悪く、温度にも弱い欠点はありますが*5、画面焼けが生じにくく、漫画を読めるほどの解像度がありました。普及に至らなかった要因は端末の完成度の低さもありますが、あまりにもコンテンツが足りませんでした。

MobileHackerz再起動日記: 今だから褒めるシグマブックの話

本のように折った状態で見開き表示できる電子書籍端末は、私の知る限り多くありません。画面が二枚に増え、ソフトウェアも特別仕様が必要などコストの問題もありますが、そもそも文章を読むだけなら見開きである必然性がないのです。特に横書きでは。画集などは大きな画面で見た方がつなぎ目を気にする必要がありません。実質的に、日本の漫画を読むくらいしか二画面にするメリットがありません。

二画面の電子書籍端末としては「全巻一冊 北斗の拳」と、その関連商品くらいしかないと思います。

二画面端
二画面端末の夜は明ける?

これまでに、いくつかの二画面 Android 端末がリリースされてきました。2011年に Sony から 二画面の Tablet P が、最近では、ZTE MZ-01K や LG の Thin Q シリーズなどが二画面のAndroid 端末として発売されています。Surface Duo もそうですが、これらの二画面端末に求められているのは電子書籍ではなくデュアルタスクです。

LG GX8 Thin Q は漫画を見開き表示する端末として不向きです。端末が縦長なのもありますが、画面を横に二つ並べた見開き状態では縦画面と認識されるため、多くの電子書籍アプリで見開き表示ができないのです。

Surface Duo が気になっていたが・・・・・・

見開き用の電子書籍端末としては、画面比が 3:2 で縦持ちのまま Kindle を見開き表示できる Surface Duo が現状では最高峰でしょう。また、マルチタスクで作業をする場合でも、マイクロソフト Edge や Office なら左右に別々のウィンドウを立ち上げたり、左にメニューウィンドウ、右に作業ウィンドウといった使い方ができるため、GALAXY Z Fold2 より作業効率がよさそうです。

さらに、Surface Pen が使えるので、お絵かき用としても使い勝手がいいようです。ただ、私はこれまでに iPadSurface を電子ノートとして使ってきましたが、書き味がずっと気に入らず、最近になって紙のノートに回帰したのもあり、ペンの重要度は低いです。個人的な事情はさておき、Z Fold2 も S ペン が使えると便利な局面はありそうです。

Surface Duo の弱点としては、一枚の画面で通常のスマートフォンのように使うには、幅が広すぎること。ファブレットくらいの大きさで、海外 YouTuber のレビューを見ていると「pocketable でない」と述べられています。

また、二画面なので二枚を大きな画面として使うにはまたがるベゼルが邪魔です。その点、GALAXY Z Fold2 なら画面もシームレスです。

Surface Duo の二画面 UI はまだまだ洗練されていないようで、バグの報告も多いです。気になる日本キーボードの使い勝手ですかま、日本語のレビューが少ないので、全容がよく分かりません。Windows 8 や 10 の仮想キーボードから予想するに、あまり期待ができません。

ただ、これらはまだ我慢できるレベルだと思います。Surface Duo を購入するに至らなかった最大の理由はカメラです。セルフィー用と思われる画面側に 11MP のカメラがとりあえずついています。なぜ、外側にもつけなかったのか。レビューを見聞しても、ソフトのできが悪く使い方が分からない、使っているとイライラするなど酷評しかありません。ハード的にもソフト的にも全く洗練されていません。

私は、iPhone 4s 以降、スマートフォン選びではカメラを重視してきたので、あまり妥協したくはありません。その点、GALAXY Z Fold2 は 一世代前になりますが、GALAXY Note 10 と同クラスのカメラが搭載されています。折り曲げた状態だとスタンドがなくても、カメラを固定できるのがお役立ちです。セルフタイマーで撮影できるし、ナイトモードもきれいに撮影できます。

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2倍望遠で近所のカモを撮影

そもそも、Surface Duo の日本発売の音沙汰がまったくありません。さらに、二画面端末に対応した Windows 10X が搭載されるはずの Neo の情報が全く更新されない。そんなんだから、ThinkPad X1 Fold が中途半端になるんですよ。

折りたたみにも夢がある

折りたたみ端末は夢でした。そろそろ、巻き取り式のスマートフォンも発売されるらしい。

折りたたみのスマートフォンは、GALAXY Fold の他に、同時期に HUAWEI から Mate X が発売されました。ちなみに、世界初は Flex Pie のはず。かつての折りたたみ携帯電話のように開くタイプとして、モトローラから razr が、サムスンから Z Flip が販売されています。

第一世代である GALAXY Fold はサブディスプレイが小さく、折り目がペラペラで、開いた際のノッチが大きいのが気になっていました。外折りの HUAWEI MATE X に期待していたのですが、Google が使えなくなったので諦めざる得ません。

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本のように少し開いて電子書籍を読む

第二世代の Z Fold2 は画面が大きくなり、折りたたみ機構も改善され、ノッチがなくなりました。また、Fold が発売から一年経過したことで、折りたたみ機構の耐久性が示されたことも購入の後押しとなりました。

先述のように Windows としては ThinkPad X1 Fold が一般販売されました。この端末、非常に気になるので実機を触ってみたくはありますが、予算があっても買うか?、と問われると現時点では微妙だと感じます。GIZMODO の「この端末だからできることがない」とのレビューが的確で、私にもイメージできません。Lenovo は早弁ができるなどおふざけ紹介動画を公開してますが、本当にそれくらいにしか用途が思いつかない。

個人的には電子書籍が思いつくのですが、Windows 版の Kindle の使い勝手がよくありません。Surface シリーズで使おうと思って何度も挫折しています。Windows での電子書籍としては、BookLive の評判が良いのですが、そのためだけに Kindle から乗り換えるのも手間です。

また、本体が 960 g とモバイル端末としては重量級です。キーボードを含めれば 1.1 kg になり、電源などを含めれば重さはかさみます。形状としても、さっと取り出して使うには不向きです。開けば 13 インチになりますが、1 kg 前後の端末として考えると現在ではやや重い部類です。二画面で使うにも、Windows なら元々可能です。また、私は Windows でのペン入力を諦めてしまったので、その点でも魅力がありません。

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Phomemo プリンターとノートでブログのネタ作り

というわけで Windows 10X がリリースされていない、現時時点での折りたたみ Windows 端末って微妙だよねと。もう少し画面が大きいとか、巻き取り式でコンパクトになるとかだったら便利かもしれないんだけど。

時には Chromebook のように

GALAXY Z Fold2 は、iPad mini 程度の表示領域で、PC と違って立ち上がりを気にせずタスクをこなせます。スマートフォンで処理するには作業領域が狭く億劫だけど、そのだめだけに PC を開くのが面倒なタスクに向いています。

Chromebook でいいのでは?

使い勝手としては Chromebook っぽいのでしょう。

まさに、そのような用途として、LenovoIdeaPad Duet を検討していました。タブレットのように利用できます。しかし、日本では日本語キーボード版しか販売されてないため、迷いに迷って購入には至りませんでした。キーボードだけ別売りにしてくれよぅ。
海外版を入手する手もありますが、そうすると途端にお買い得感が薄れます。

また、重さも購入を躊躇するポイントでした。本体のみは 450 g と許容範囲ですが、スタンドカバーを加えると 690 g、キーボードも含めると 920 g と、750 g の Surface Go よりも重いくせに、できることは少ないっていう。

キーボード付きのお安い Chromebook もありますが、Yoga タイプであっても重く、タブレットのように利用するのは厳しいです。それなら、Surface GO を使います。そもそも、処理速度も記録容量も微妙な端末が多いんですよねぇ・・・・・・。

GALAXY Z Fold2 を Chromebook様に使うなら、外付けキーボードがあった方が便利です。ThinkPad トラックポイント キーボード II は Android に接続すると F9、F10、F11、F12 がそれぞれ、戻る、ホーム、アプリ検索、アプリ一覧として機能するので、色々と捗ります。

スマートフォンで二画面は狭い

Android は 7 ("N"ougat) 以降、iPhone は iOS11.0 以降で、二画面表示に対応しているのですが、イマイチ使使い勝手がよくありません。

多くのスマートフォンのアプリが縦画面表示前提で作られているため、二画面表示すると縦が詰まって情報量が減ってしまいます。そこに、キーボード表示させるとキーボードしか見えなくなります。一方のウィンドウで情報を表示しつつ、もう片方でそれを参照しつつ入力なんてことは、できなくないがすさまじく面倒でした。そもそも、二つのアプリを同時に起動できるほどのスペックがない端末がほとんどです。

その点、GALAXY Fold ならスマートフォンの縦画面を二つ並べて表示でき、メモリも十分。メールを見ながら、カレンダーで予定を確認しつつ、入力のためにキーボードを表示させても十分なスペースがあります。

GALAXY のクセが強い

サムスンは長年 Android スマートフォンをリリースしてきただけあって、GALAXY Z Fold2 にも搭載されている One UI は優れているのですが、Pixel シリーズを使ってきた身としては細かな違いが気になります。

デフォルトのナビゲーションは GALAXY おなじみの右に「戻る」があるタイプです。Android 10 で搭載されたジェスチャーナビゲーションにも設定できますが、アプリ一覧は左右スワイプでページ送りのままです。ジェスチャーナビゲーションの動きに合わせるならば、下にスクロールでアプリ一覧を見たい所存。

また、ホーム画面を左にスワイプしたら、GALAXY daily ではなく、Google の Home を表示したいとか、画面を閉じた際はホーム画面を自動で回転しないでほしいとか細かくカスタマイズしたいケースがあります。

GALAXY 専用のアプリ推しなのも微妙で、当所はパスワードの自動入力として、GALAXY Pass しか選択できなかったのがマジで困りました。Z Fold2 の画面を生かして、パスワードを保存している chrome との二画面で入力をがんばったのですが、バックアップ用の Dropbox Password の認証をしたら、自動入力から「Google」が選択できるようになってました。

通常の Android ならランチャーアプリでカスタマイズできますが、残念ながらその多くが GALAXY Z Fold2 に対応していません。これは、Surface Duo も同じですが、こんな変態仕様かつ出荷台数が限られるスマホのために、わざわざアプリを対応させないでしょう。

キーボードも困りもので、標準の GALAXY キーボードのできも悪くはないのですが、縦画面で QWERTY キーボードを出すと狭すぎます。微妙に Fold 用にカスタマイズされていません。

フリック入力のみなら、GALAXY キーボードでいいんですが、QWERTY キーボードと共存したり、外付けキーボードなどの対応も今ひとつです。

とりあえず、ATOK のサイズを適宜調整しながら使用していますが、可能ならば閉じた状態、開いた状態、マルチウィンドウ時などなど、それぞれでキーボードの配置やサイズが自動で切り替わるようになってほしい。

文句は多いですが、One UI まわりの完成度は高くアプリランチャーや画面キャプチャーなどの各種ツールを呼び出せる「エッジパネル」とかは便利です。また、GALAXY は デスクトップみたいに使える DeX が使え、Windows との連携がやりやすいので使い勝手がいいです。

Windows ともシームレス

GALAXY シリーズの一部端末と Surface Duo は「スマホ同期」を経由すると Windows 上で Android アプリを起動できます。

私の使用しているアプリの多くは、PC でも使えるものがほとんどですが、最近手書きノート生活を始めて導入した モバイルプリンターである Phomemo を Windows から使えるのが助かっています。

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Phomemo プリンターと B6 ノート

Phomemo は別記事で紹介する予定ですが、スマートフォン用のプリンターです。レシートみたいに文字や図表を印刷でき、裏面がシールになっているので紙などに貼り付けられます。ノート整理に最適です。ただ、アプリがスマートフォン用しかないので、Windows で作業している際に印刷したいものがあっても、その手順が煩わしかったのです。

Windows 内にある印刷したい図表を何らかの方法でスマートフォンに転送し、スマートフォンから印刷する必要がありました。GALAXY の一部端末や Surface Duo なら「スマホ同期」経由で印刷できます。たったそれだけのことなんですが、ここにもシームレスが現れてきます。

モニターにつなげば、PC みたいに使える DeX モードも便利。Switch や Surface  Go を外部ディスプレイに表示するために購入した GENKI Dock がさらに役立ちそう。リモート会議が増えたので、あまり機会はないですが、GALAXY Z Fold2 と GENKI Dock でプレゼントとかやってみたいところ。

ケースなどは少ない

GALAXY Z Fold2 に限らず、Android あるあるですが、ケースなどの種類は少ないです。ちなみに、保護フィルムは、最初から貼り付けられています。

普段使いするなら保護用のケースはつけたいです。そして、この大きさならスマホリングもつけておきたい。GALAXY の公式で販売してるアラミド繊維製のカバーは良さそうなんですが、値段が高くサブディスプレイ側を保護できないのが残念です。

とりあえず、Amazonスマホリング付きのケースを探してみたのですが、ワイヤレス充電ができませんでした。そこで、薄めのケースに薄めのスマホリングを組み合わせたら、いい具合になりました。

Cavor のリング付きケース

ケースとしては頑丈そうで、スマホリングの具合もよく、スタンドにもなるので使い勝手がよいです。

ただし、 Qi 充電に対応と謳いながら、全く充電せきません。三台あるワイヤレス充電器で試して、どれもダメだったのでカバーの問題でしょう。

また、サブディスプレイ側に高さがあるため、指が干渉し画面端をスワイプするジェスチャーがやりにくいのも気になりました。QWERTY キーボードの左端が反応しないのも困りものです。"Q"は兎も角"A"が入力できないのはありえないです。

Cavor のリング付き透明ケース

透明タイプのスマホリング付きのケース。耐久性は不透明タイプよりも 劣りそう。スマホリングの具合はいいです。

Cavor 同様に Qi 充電対応としながら充電できず、サブディスプレイの端も高さがあり指と干渉します。

Lazy otter のケース + DUSUN のスマホリング

サブディスプレイ側の高さもなく、ジェスチャーで指と干渉することもない。サブディスプレイ側の装着感が甘いのが気になりますが、まぁ問題ないでしょう。

DUSUN の薄いスマホリングを装着したら、Qi 充電もできました。ケースの表面がザラザラしているので、そのままではリングの粘着が弱いです。付属の薄い透明シールをケースの裏面のつけると、リングをしっかり固定できました。

スタンドとしては、Cavor の方が安定感がありますが、DUSUN のスマホリングでも問題なく利用できそうです。

すべては Unihertz Jelly 2 が来ないのが悪い

Android 10 端末としては最小となる Unihertz Jelly 2 が年末までに来る予定だったのです。それなのに、税関のトラブルで来年までお預けに。

Jelly 2 の具合を見て GALAXY Z Fold2 をどうしようか悩んでいました。おサイフケータイ対応ですし、小さいのでメールの確認とかにうってつけだなと。ただ、年が明けたら Z Fold2 の国内正規版の在庫がなくなり。また、通知の確認やおサイフケータイなどを wena3 で代替できちゃったのも Z Fold2 を購入してしてしまった理由です。

それは兎も角、Jelly 2 が届く見通しがたたないのは困りもの。

税関にしても、Unihertz にしても、どちらも信用のならない所があります。税関がよく分からない理由で差し止めすることもありますし、Unihertz が詳細不明としているのもいまい一つ信じられません。

これまでの Unihertz 端末とは異なり、Jelly 2 は香港からの個別配送ではなく、日本にまとめて輸入し、国内で個別配送する方式をとっています。おそらく関税の処理方法が違うのでしょう。その辺の事情で、差し戻しになったんじゃないかなと。旧正月前までには届いて欲しい。

まとめに代えてシームレス

高い、重い、厚いデメリットはありますが、様々なシームレスがそれを上回っていると私は感じました。

手に持っているスマートフォンタブレットサイズになるのは、想像以上に便利です。閉じて開いて、本みたいに少し開いてと、用途に応じてシームレスにスタイルを切り替えられます。

スマートフォンながら、マルチタスクをこなす画面領域かつ作業領域となるメモリがあるので、ちょっとしたタスクもささっと処理できます。そこには、二台持ちにはできないシームレスさがあります。

二画面端末とは違って画面もシームレス。ウィンドウ幅を変えたり、大画面で動画を見たりとスムーズです。
Windows とも「スマホ同期」でシームレスにつながって、Android アプリまで起動できる。

ただ、重さと厚さを補うために、スマートウォッチなどを併用した方がいいでしょう。また、ハードとしては非接触決済には対応してますが、おサイフケータイには対応していないので、実質的に日本では非接触決済ができません。この点も何らかの代替が必要です。そのための Jelly 2 だったはずなんですが届かない。まぁ、wena3 があるから ヨシ!

iPad mini くらいのサイズ感の Android タブレットのように使えるのが気に入っています。日本国内だと、性能が微妙な Android タブレットしかなく、Chromebook でも、このサイズ感は手に入りません。

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少し一息

やはり、最大のネックは価格でしょう。16インチの MacBook Pro の安い方が買えちゃいますからね。ただし、唯一無二の端末です。そこに価値を見いだせれば、価格に見合った製品だと思います。

最後に

というわけで、本記事は GALAXY Z Fold2 とトラックポイントキーボードII で書き上げました。マルチウィンドウのおかげで、通常のスマートフォンなら面倒な調べ物やリンクの取得もストレスなくこなせました。記事の執筆中をしながら、Twitter も同時に閲覧可能できたりと、息抜きにも向いている。
短い記事なら、外付けキーボードなしに GALAXY Z Fold2 だけでも更新できそうです。

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最後の仕上げはノートPCライクに

*1:GALAXY Z Fold2 の撮影は Pixel 3 XL だけど、ノーカン

*2:日本国内で販売されている端末として

*3:GALAXY のサポートで確認した

*4:GALAXY Z Fold2 の容量が 256 GB

*5:色の変化で温度を知らせるシールがコレステリック液晶です

wena3 を3週間:個人的には満足してるけど、素人にはおすすめできない

wena3 を使い始めて3週間経過したので、改めてレビューします。

お勧めのレビューなど

レビューとしては 「wena 3」レビュー。万人向けではないが、唯一無二にして究極の浪漫 – すまほん!! あたりが、きちんとデメリットも書かれているので、購入を検討している人は一読をお勧めします。また、腕時計としては 【レビュー】スマートウォッチを超えたスマートさ。「wena 3」を使う-Impress Watch を読むと理解が深まると思います。
あまり知られていませんが、高級レザーを扱うジャン・ルソーで、wena3 のレザーをオーダーメイドできちゃいます。こればっかりは、レザーモデルを買っておけば!と思いました。

ただ、wena シリーズとしてみると、wena3 は小さくなりましたが、それでもやはり腕の細い人には不向きかなと思います。腕が細いとあまり大きな盤面の時計はつけられません。ラグ幅が 18-24 mm の時計を装着できますが、レディースの時計のラグ幅はそれ未満なものが多いです。
ちなみに、私の手腕周りは 150 mmです。ラバーのサイズは自分で切って調整しますが、その段階が15個に分かれており、私は下から5番目の SS 、手首周りにして 145-149 mm に設定しています。
サイズ調整などは 【レビュー】スマートウォッチ『wena 3』開梱レポート&セッティングガイド - ソニー新商品レビューを随時更新! ソニーストアのお買い物なら正規e-Sony Shop テックスタッフへ を参考にするとイメージしやすいです。

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まだまだ発展途上の製品で、万人にお勧めできるガジェットではありません。それ故に、デメリットをきちんと書いていないレビューは読む価値がないです。
いつの間にか、FAQ|wena が非常に充実してるのですが、逆に、これだけ長い FAQ が必要とも言えます。また、Alexa との接続不具合の解決鬱方法は、現時点*1で明記されていません。

ダブルスマートウォッチ

ticwatch E と合体させた写真を Twitter にアップしたら、それなりに拡散されて、公式アカウントまで辿り着いたのに驚きました。バッテリーの持ちが悪く、電子決済のできない Android Ware に、スマートウォッチとしては機能が貧弱な wena3 を組み合わせると、互いの弱点を補完できて最強に見える。
ラバーモデルだと、色んな時計を付けられるのも魅力です。

また、先日ようやく wena3 で改札を通りましたが、反応がいいのでコートの袖越しからも余裕で認識しました。普段使っている Pixel 3 よりも反応がよく、流石 SONY をいったところ。個人的には右手に付けたほうが、通りやすいと思いますが、左手のままでもそんなには困らないかなぁという印象でした。

通知、Suica、バッテリーの持ちはすばらしい

私は、通知や予定を簡易的に確認でき、Suica が使え、好きなヘッドを付け替えられるので満足しています。現在の所、活動量計はおまけと割り切っています。

通知は、ほぼスマートフォンと同時に来ます。その後に、少し遅れて Android Wear に通知が来る感じ。通知はアプリ毎にバイブレーションなどを設定でき、さらにアプリ内でもフィルタを利用すれば細かく分けることもできます。wena3 の通知は消せませんが、10件までの履歴を確認できる仕様は、私としては使い勝手がいいです。スマートフォンだと通知を消してしまうと履歴を見るのが少々手間ですからね。
wena3 の盤面に3つの情報を表示できます。通知数を確認できますが、wena3 で通知を見ないと通知数は減らないので、通知しない方がいいんじゃないかな?と思います。ちなみに、私は右から、Suicaの残額、心拍数、時計にしています。

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バッテリーの持ちは非常によいです。1日に10%くらい低下するので、10日前後は充電なしで利用できます。wena3 本体のバッテリー表示が小さくて分かりにくいですが、あまり気にする必要は無いでしょう。バッテリーが10%を切ると、その旨がディスプレイに大きく表示されます。そこからでも一日くらいは利用できるので、直ぐに充電する必要もありません。

活動量計は wena3 本体はほぼ問題がないものの、それをスマートフォンに同期するためのアプリの完成度が低いのが不満です。wena3 本体のログと、同期したアプリとで違いが出るのが理解できません。また、ログをバックアップ、もしくはエクスポートできないのも不満です。wena3 本体を初期化すると、アプリのログも消えてしまいます。Google Fit などと対応予定とのことですが、早くして欲しいです。
運動をする人は、wena3 の活動量計では満足できないでしょう。たとえば、アクティビティの設定はできません。とりあえず、活動ログが取れればいいなという人向けです。

Alexa は便利だが・・・・・・

前回の感想に付け加えるなら、Alexa でスマート家電を操作できるのが思いのほか便利でした。

音声アシスタントだと声を張る必要があるので、朝一ではやや億劫。スマートフォンからなら無音声で操作できますが、手順がやや手間です。wena3 を睡眠ログ用に常時装着してるので、寝床からあまり声を張らずに操作できるのが、冬だと特に助かります。

ただ、Alexa がいつの間にか使えなくなってることがあるので困ります。スマートフォン側のアプリを再起動すると、Amazonに再ログインする必要があるのは慣れたのですが、知らぬ間に wena3 と Alexa の連携ができなくなっていることがありますあります。再接続や、wena3 の再起動、スマートフォンの再起動など、色々試すのですが、原因が分からないので、何が正解かイマイチわかりません。Google Home を使うなど代替手段はあるものの、使いたい時に使えないのはストレスです。
この辺も含めて、アプリの使い勝手がイマイチですね。また、早く Alexa でタイマーやリマインダーの設定ができるようになって欲しいです。

割り切ればアリ!

wena3 単体では使える機能が限られます。通知は簡易的にしか確認できませんし、スマートフォン上の通知を消すことはできません。音楽再生の操作もできません。ただ、ワイヤレスイヤホンを使っているなら、スマートウォッチで音量などを操作する必要はないと思いますけどね・・・・・・。
人を選ぶ「製品」です。というか「製品」というのはアラが多く、まだまだ「試作品」レベルかと思います。今後のアップデート次第ではありますが、そういうアラを含めて楽しめるなら、むしろアリでしょう。レビューにおいて、デメリットに触れていないものは読む価値がないと断言します。

Twitter を読むと、通知が来ない人もいるようです。この辺はスマートフォンとの相性もあると思います。特に、バッテリー制御系のシステムが搭載されていると、例外処理などを設定しないと、wena3 に通知が来ないことは Android Wear でもありますし。

個人的には、通知を確認できて Suica が使えるだけでかなり満足しています。バッテリーが一週間以上もち、Alexa が思っていたよりも便利だったので、買って良かったです。アップデートにより、睡眠ログもきちんと測定できるようになりましたし、未来の歩数が加算されることも無くなりました。ボディエネルギーは全然回復しませんけど。

*1:2020/12/23現在