VRヘッドセットを5年間思い悩んだおばけがOculus Questを購入して満足した

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Amazonの初売りでOculus Questを購入しました。安売りされてたわけではなく、特定のセール中ではAmazonポイントが7.5%つくので、最近はセール既刊を狙って日用品や大きな買い物をしています。そのための、Amazonゴールドカード!
容量の大きい方を買っておけという先人の教えをもとに128GBにしました。VR動画は容量が大きいので128GBにしておいて良かったです。

スタンドアローンVR!!

Oculus QuestはスタンドアローンVRを体験できるのが楽しいです。バッテリーの寿命は2-3時間ですが、それ以上は身体や目に負担がかかるので、むしろ丁度よいのでしょう。またまだ使い始めですがやってみた感想をまとめてみます。主に360動画やGoogleストリートビューを見て、ゲームも幾つか遊んでみました。
普段使いとしては、動画を大画面で見ることになりそうです。Oculus Linkなどもお試し中です。3DCGを作るのでVR空間で作ったモデルをグルグルできないかなぁと画策中です。

Googleストリートビューがかなり楽しい

YouTubeや自分の撮影視した360動画やGoogleストリートビューなどを楽しんでいます。ディスプレイが高解像度なので没入感はバッチリです。
GoogleストリートビューはOculus LinkでGoogle Earth VRとOculus QuestでWANDERを試しました。Google Earth VRは鳥瞰モードが楽しいのですが、私の環境だとストリートビューの解像度がやや低かったです。WANDERは有料アプリですが、こちらの方が解像度は高かったです。ただし、回線状況によっては読み込みが遅くなるのが気になりました。
家の近所や、以前に住んでいたところ、旅行で行ったところを見ると、まるでそこにいるかのように感じられました。行ったことが無いところも見てみましたが、行ったことのある場所に比べると臨場感が少ないですよね。これはちょっと不思議だなぁと感じます。

VRゲームに可能性を感じる

ゲームはお馴染みの Baet Saber のデモ版を楽しんでいますが、まだ購入には踏み切っていません。身体を動かす系のゲームは、リングフィットアドベンチャーが忙しいんだ……。
お試しで遊んだ中ではスターウォーズファンなのでVader Immortalが楽しいです。本編ではなく、練習モードであるDojoしかプレイしていませんが、ライトセイバーを売り回すとコントローラーに感触があり、音も相まってジェダイの修行をしている感があります。
Oculus Questなので、VR空間を歩き回れるのですが家が狭いのでそこは十分に生かし切れていません。ルームスケールを設定する際にヘッドセット越しの空間が見られるパススルー機能があるので、その現実の景色とVRを重ねられるとより面白そうです。広い部屋などでVRにマッチした空間を作るとより楽しそうです。

ビデオを大画面で

Prime Video VRゆるキャン△のドラマ版を見ました。大きく見られるので映画館で見てるようです。VRではないのに富士山に立体感がありました。4Kテレビを見てるときにも感じるのですが、高解像度だと3D映像じゃないのに立体感がありますよね。ただ、Prime Video VRは寝っ転がって見られないのが残念。時間が無いので試してませんが、映画をじっくりと見たいです。

ニコニコ動画は専用アプリがないのでブラウザで見る必要がありますが、こちらだと寝っ転がって見られます。標準ブラウザが日本語非対応なためFirefoxをインストールしています。お気に入りなどを共有でき、日本語検索もできるのでこちらを標準にしたい……。
ブラウザでKindle Cloudを試しましたが、残念ながらマンガの見開きには未対応でした。ジャンプ+などブラウザ対応のマンガリーダーであれば見開きで読めます。VR読書も可能性を感じますが、アプリはまだまだ充実していません。VR図書館など、これからに期待したいです。

Virtual Desktopは素晴らしい

Oculus QuestにはPCとの接続方法として、Oculus Linkの他に、Virtual Desktopを利用する方法もあります。Virtual DesktopならWi-Fiでの接続が可能なので、USBケーブルをPCに接続する必要はありません。
私の環境だと、レスポンスも良くVirtual Desktop環境下で文章程度なら書けそうです。ただし、キーボードやマウスが見えないのは思ったよりも困りました。Oculus Quest にはパススルー機能があり、ベータ版ではありますがハンドトラッキングにも対応しているので、コントローラー以外もトラッキングできるようになって欲しい。

大画面でゲームができないかと試しましたが、ゲームをするにはレスポンスが遅かったです。Virtual DesktopはWi-Fiのため言うに及ばず。Oculus LinkのBig Screenではマシンパワーが足りない感じです。Oculus Linkのデスクトップモードは視線とマウスが連動しているため追従性はいいのですが、常に視線が動いてゲームプレイに支障をきたしました。Oculus Rift版のVirtual Desktopはまだ試していませんが、有料なので躊躇しています。

VRヘッドセットを思い続けて5年

コンシューマ向けが発表された5年前からVRヘッドセットに興味はあったのですが、本体が高価であり、高スペックなPCも必要だったので躊躇していました。また、HTC VIVE は Steamゲームに対応しているけど、Oculus は未対応など規格の違いがあり、アプリケーションも充実はしていませんでした。
興味はあったので2年前にVRに対応しているPCも購入しているのですが、常にPCが必要なのは面倒くさいとも感じていました。

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VRヘッドセットへの物欲を更に強くしたのが360カメラの存在です。Essential Phone を購入した際にオプションの360カメラもつけました。なんとはなしに360カメラで遊んでいたのですが、旅行で撮影した360写真や動画を見返すのが思いのほか面白かったのです。Google Cardboardで360動画を見ると、その時の思い出が思い起こされる以上に、360動画内で首を振るとその時には見られなかった風景が広がっていることに感動しました。360動画を撮影しておくと、後によりリッチな体験ができることが驚きでした。
私のVRヘッドセットへの興味は、ゲームよりも360動画やGoogleストリートビューなどに比重が大きいようです。そうなると、ますますPCへの接続が煩わしいと思うようになりました。

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Oculus Linkで踏み切る

スタンドアローン型のOculus Goが2018年の5月に発売されます。価格も二万から三万円とお手頃だったので興味はあったのですが、VR対応のPCを所有しているのもあり、PC版のVRも体験したいなぁと欲張りなことを考えていました。迷ったら買わないの精神で一年間迷っていたら、2019年の5月にOculus Questが発売され、同年11月にOculus Linkが発表されました。このOculus Linkこそまさに私が待ち焦がれていたものです。普段はスタンドアローンだけど、時々PCでVRを体験したいと考えていた私にぴったりです。
Twitterで疑問点を書くと、Oculus GoやQuestを持っている人からアドバイスが得られるのも購入の一助になりました。特にメガネを装着している場合の使用感などが参考になりました。私の場合は、Oculus Questにシリコンカバーを装着し、スポーツ用のメガネをかければ圧迫感がかなり低減されました。

また、Twitterで参考にしたのがカウンターバランスの装着。Oculus Questは本体に過重がかかるので、目の周りが圧迫されます。気がついたら歯を強く噛みしめています。後頭部あたりにおもりをつけてバランスをとれば、圧迫感が低減されます。このカウンターバランスとしてTwitterでよくみかけるのがダイソーのリストバンドです。私は250gを購入しました。マジックテープが付いているのでOculus Questにそのまま装着できます。ちなみに、KICKSTARTERでスタイリッシュなバランスがクランドファンディングされてます。日本には100円ショップがあってよかった!

www.kickstarter.com

VR沼にはまりそう

360動画が思いのほか楽しかったのですが、そうすると高解像度の360カメラも欲しくなりますし、よりハイスペックのPCも買いたいと思うようになります。また、VIVE Cosmos などより良いVRヘッドセットにも興味がそそられます。VR沼にはまりそうです。

スカイウォーカーの夜は明けたの?

スターウォーズ Ep. 9 こと「スカイウォーカーの夜明け」をを見てきました。感想を一言で述べるなら「新シリーズを作る必要あった?」ですね。私は、全然楽しめませんでした。前半は眠気と戦っていました。
Ep. 4 や Ep. 5 のオマージュとして、レイとフィンとポー、時々チューバッカのドタバタ冒険劇をやりたかったのでしょうが、必然性の感じられないエピソードが多く長すぎる。ドタバタ劇としては、Ep.8 の方ができがよかったです。
それにしても、Ep. 8 で示された方向性とはなんだったのか。

以下はネタバレあり愚痴

レイによってネタバレ全開で感想を書きます。
スターウォーズのEp. 1 から Ep. 6 は二人のスカイウォーカーの話でした。Ep. 8 ではスターウォーズを今後続けて行く上で、そのスカイウォーカー=血筋からの脱却を示したのだと受け取っていました。なにものでもない人物が主役になれることが、Ep. 8 で示されたものだと感じていました。Ep. 9 もスカイウォーカーを血筋ではなく、ジェダイのような概念に仕立てる意味で「スカイウォーカーの夜明け」と名付けたのでしょう。実際、最後のシーンはそれを示唆しています。ところが、Ep.9でレイはパルパティーンの孫と明かされました。つまりは、スターウォーズ全シリーズは影の主役であるパルパティーンの話になっていまいました。もちろん、スターウォーズジェダイとシスの物語なので、シスが影の主役なのは当然です。ただパルパティーンが復活するなら、 Ep. 8 あたりで仄めかしておけよと。

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旧作のキャラクターを雑に扱っている割に、そのエピソード自体が必須ではなく眠気を誘いました。チューバッカを死んだと思わせて、実は生きてました。C-3POのメモリーが飛びましたがバックアップで復活しました。喪失からの復活を天丼にしてどうする。もちろん、C-3POはバックアップがある点が先に述べられているのですが、それならシスの言語を翻訳するとメモリーが消去される共和国のシステムはガバガバ過ぎませんかね。

レイとベンのキスシーンで頭に大きなクエスチョンマークが浮かびました。一体、どこにヘタレのベンに惹かれる要素が?もちろん、Ep. 7 の頃からずっと二人は精神的に繋がれていましたが、それはレイにとっては宿敵であり、カイロ・レン(ベン)にとっては暗黒面への誘いであって、互いを尊重し合う関係ではありませんでした。もちろん、最終戦ではレイがベンにライトセイバーを託すまでの信頼していますが、それは共にジェダイとして戦う仲間であって男女の仲ではないと思っていました。男女の関係を匂わせる程度で、キスまで行かずに互いに抱き合うだけくらいで十分だと思うんですけど。

今思えば、Ep. 7 をハリウッドのチャイニーズシアターで英語版を見たときが一番興奮しましたね。

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2019年に買ったと良かったものと2020年に気になるもの

年末定例。2019年に買ってよかったものをまとめておきます。

モバイルディスプレイ

greenfunding.jp

ゲーム用にノートPCくらいのディスプレイが欲しいなと思っていたら、今年になって「モバイルディスプレイ」が爆発的に増えました。私は、Vinpork のグラウドファンディングで15インチタッチ対応のモバイルディスプレイを出資しましたが、今だともっと安いのがありますね。
持ち歩くことはありませんが、ノートPCのように使っていないときに仕舞えるので場所を取らない点が気に入っています。

PC に接続すればタッチパネルも使用できます。Android 10 がデスクトップモードに対応予定だったのにスルーされたのが残念です。

加湿器

冬場は乾燥で、唇は割れるし、鼻炎の鼻水が固まって寝ている間に息苦しいので、以前から加湿器は欲しかったのです。家電量販店で物色しても適当な大きさのがないので購入には至っていませんでした。Amazon を物色しているとGoogle Home に対応している製品があったので購入しました。サイズは底辺が 17 cm × 17 cm で高さが 34 cm と、ちょうどXbox の次世代機である Series X と同じくらいのサイズですね。そう考えると、 Series X ってでかいですね。

充電式の加湿器も購入。こちらは、350 mL のペットボトルよりもやや太いくらいでしょうか。充電式なので、場所を問わず使えます。一回充電すれば、間欠運転なら8時間くらいは持ちます。加湿器のないホテルで寝る際にベッドのそばに置いておく、なんて使い方もできます。小型のため広い範囲での仕様には向きませんが、車の中などで使用するのにも向いてるんじゃないでしょうか。

Nature Remo mini

Nature スマートリモコン Nature Remo mini Remo-2W1

Nature スマートリモコン Nature Remo mini Remo-2W1

  • 出版社/メーカー: Nature 株式会社
  • メディア: エレクトロニクス

Googleクラウドストレージサービスである Google One を利用していたら、Google Home mini をくれるというのに貰いました。YouTube Premium でも似たようなキャンペーンをやっていますね。
Google Home をテレビのリモコンとして使いたかったので「Nature Remo mini」を購入しました。テレビを音声で操作するには、さらに「IFTTT」でコマンドを設定してあげる必要があるんですが、音声でテレビのオン・オフ、チャンネル変更ができるのは便利です。
温度計が内蔵されているので、エアコンと連動して室温を制御できるのですが、そこまではやっていません。

マグネット式USBケーブル

地味だけど便利だったのが、マグネット式のUSBケーブルです。

Fire HD 10 を持っているのですが、受電する際にUSBケーブルを挿すのが面倒でした。それ故に使用頻度も下がっていました。マグネット式だと挿す手間も、抜く手間もなくなり、くっつけるだけなので使用頻度も向上しました。持ち運んだり、家の色々な場所で使いたいとなったらUSBケーブルをマグネット式に統一する必要があるかと思いますが、特定の機器を特定の保管場所で充電するだけなら、一本あれば十分でしょう。

ヒーロークリップ

またしても地味に便利だったものとして「ヒーロークリップ」。バックパックやトートバッグに付けていますが、色んな場所に引っかけられるのが本当に便利です。カフェなら机、棚の端っこなどなど。ミニサイズもありますが、引っかける用途なら大きいサイズをお勧めします。

ジェットウォッシャー ドルツ

セールで6,000円くらいだったので購入。歯間のゴミがすごく取れる!って感じはありませんが、歯ブラシでは取り除きにくい汚れも落とせますし、なにより歯茎のマッサージとしてはすごく良さそうです。寝る前にやっておくと、朝の口の不快感が軽減できる気がします。
ノズルから水がガンガンでるので、最初の内は自分も周りもべちゃべちゃに濡れると思います。夏頃に買って冬あたりには扱いに慣れておくのがおすすめ。

2020年に気になるもの

ずっと気になっているのはVRで、その中でも Oculus シリーズに興味があるのですが、どれを買えばいいのかという。用途としては、バーチャルデスクトップや映画などの鑑賞、自分で撮影した360カメラのビデオ再生で、時々PC用のVRゲームもやりたいなと思っているので恐らく Quest なのでしょうが、仕様が定まっているんだか、いないんだか。迷っている間に、新しいのが出そうな気配がします。

スマートフォンを買い換えるかもしれないので今からPixel 5 が気になっています。一番気になっているのは、Surface Duo/Neo なんですが来年の年末と言われているのでまだまだですね。

ロマザカ3のリマスター版を楽しんでいる

マルチプラットフォーム

ロマザカ3のリマスター版を楽しんでいます。本作はたくさんのプラットフォームで発売されており、私はSwitch版、Steam版、Android版で悩んで、テレビでも手に持ってもプレイできるSwitch版にしました。
外出先で遊ぶことはそんなにないのですが、手持ちだと家の中でも気軽で遊べます。スリープ機能があるので、中断と再開がスムーズです。追加ダンジョンやアイテム等を引き継げるニューゲーム+のおかげで、SFC版よりもレアアイテムを手に入れやすくなっているので、楽しくプレイできています。

Steam版とは別に Windows 10版があるのが珍しいなと思いました。Windows 10 は Xbox One とセーブを連携できるようです。PS4 と Vita、また iOS 端末間でもセーブが共有できます。Android は端末間の連携が弱いのが残念です。

多分私は三週目だから・・・・・・

初回はカタリナでプレイし、その後データを引き継いでハリードでもクリアしました。現在は、ミカエルで施政に四苦八苦してます。

ロマサガ3は何度かプレイしていますが、通しでやったのは2,3回くらいです。ニコニコ動画でやり込み動画を見続けていたのでイベントや閃きなどの仕様をしっかり覚えているのもあり、割とサクサクでプレイできました。
最終的に、水晶の廃墟でのオートレベルアップでカタリナ、ハリード、エレン、ようせいの体術レベルを50まであげたので、ラスボスは楽勝でした。洗濯ばさみでAボタンを固定するだけで連射機などは必要ありません。

ハリードとエレンはどの主人公でも仲間にできて強いので、ニューゲーム+で周回するならの二人を育てるのがいいと思います。

SFC版との違い

ボタン配置がやや異なり、また敵の動き方がやや変化しているため、敵の避けやすさが変わっています。SFC版になれた人ほど避けるのが難しいと感じるようです。ただ、私はリマスター版の方が避けやすいなと感じます。

指輪転がしや、シャールを利用した夢みる宝石の取得などはSFC同様に可能ですが、実体化バグなどメモリ破壊系のバグは修正されています。
リマスター版の追加要素として、新しいダンジョンの追加やニューゲーム+などがあります。

追加要素はありますが、SFC版を踏襲しているのでSFC版の攻略サイトが便利です。ダメージ計算や閃き確率なども恐らSFC版と同じですが、ボストンのハサミの仕様などがやや変わっているようなので、解析系の情報は当てはまらない場合があるかも?

追加ダンジョン

追加ダンジョンでは、JPやWPが半減する装備や、死のかけらが入手できます。つまり、死の弓と死の指輪の両立が可能です。また、SFC版では内部上は存在するものの仕様により出現しなかったスフィンクスやトウテツなどとも戦えます。ヤマはSFC版の内部データよりも強化され、裏ボスのような扱いになっています。

追加ダンジョンでは出現する敵が固定化されているので、技の閃きやアイテム集めが捗ります。アスラも登場しますし、グリフォン×2、ドラゴンパンジー×2、ゼラビートル×2 + 玄竜、なども登場するので、レアアイテムのドロップを狙いやすくなっています。ゼラビートルとアスラの閃きレベルは同じなので、水心の爪や水鏡の盾狙いで、ゼラビートルでの稼ぎをお勧めします。
ドラゴンパンジーはナジュ砂漠でも登場しますが、追加ダンジョンでは二体出現するので、こちらのほうがドロップ率は高いはず。ただし、レアドロップの入手確率は恐らSFC版と同じく2%位だと思われます。一番苦労したのが、竜槍スマウグで、氷湖のドラゴンルーラー(白)と200回ほど戦ってようやく入手できました。

ニューゲーム+

ニューゲーム+では、セーブデータを引き継いでニューゲームを開始できます。クリアする必要はなく、それこそオープニングが終わった直後のセーブデータも引き継げます。ミカエルで始めるとロードアーマーや生命の杖やロアーヌの倉庫のアイテムを引き継げるので序盤が楽になります。頑張って手に入れた竜槍スマウグも消えない!ただし、イベントアイテムは引き継げません。
武器・術レベル、WP、JP、極意化した技も引き継げます。序盤から高火力を出せますが、技や術王冠を付けたい場合は要注意です。特に、高難度の技を閃く場合は技王冠があったほうが確率が高くなるので、閃き要因には術を覚えさせない方がよいでしょう*1

その他に、マスコンバットの戦術やトレードのかけひきと自社資金が引き継がれます。トレードで資金が1億オーラム以上あると、フルブライトから最初に受ける依頼は即クリアとなります。また、物件を買いあさっていると本来複数物件を所有しているフルブライト商会やドフォーレ商会も一社運営になるため、物件を一件ずつ買収する必要が面倒になります。ただし、自社資金で殴ればドフォーレ商会やアビスリーグの壊滅も時間はかかりません。

ハーマンでアイテム増殖

リマスター版の新しいバグとして、ハーマンでのアイテム増殖があります。ハーマンをパーティーに入れてフォルネウスを倒すと元の姿であるブラックに戻ります。内部的にハーマンとブラックは別キャラとして扱われていて、ブラックがハーマンのレベルや装備を継承するように処理されています。
ニューゲーム+では途中で離脱した仲間のアイテムもニューゲームの「倉庫」に引き継がれます。ブラック化の際にハーマンが離脱された都処理され、アイテムが倉庫に格納されるのでしょう。その結果、セーブを引き継いだ際にハーマンのアイテムが増殖します。
1週目にスマウグを手に入れれば、3週目までに4本に増やせます。また、ヒドラ革やタイニーフェザーなどのレア素材を装備させてブラック化後に開発に回せば、レア素材を残したまま引き継げます。まぁ素直にヒドラレザーやタイニーフェザーを増やした方が早いですけど。

ただし、この仕様はブラックをメインで使いたい場合には注意が必要です。ブラックがハーマンを継承する仕様により、ブラックのレベルを上げてもニューゲーム+には引き継がれません。つまり、ハーマンの状態でレベル上げをする必要がありますが、LP4なので辛いところ。

新しいバグ

ダンシングソードを使うとなぜか「乱れ雪月花」の極意を取得できます。ダンシングソードが乱れ雪月花として扱われているようで、極意化のフラグを消すのを忘れたのでしょう。

コマンダーモードのバグが多いようです。SFC版でもコマンダーモードは複雑で、バグなのか仕様なのかよく分からない部分が多いです。それを差し引いても、合成術がパーティーアタックになるのはよく分からないバグです。

*1:閃き特性なしからの 0.4% に賭けるのもありではあります

ステマに関わったらダメ絶対

自身の信頼を失う可能性が高いので、ステマに関わったらダメです。

アナ雪2のステマ疑惑

12月3日の19時に複数のアナと雪の女王2の感想マンガが同時にアップロードされたことから、ステルスマーケティング、いわゆるステマなのではとユーザー間で疑惑が飛び交いました。この疑惑に対して 「伝達ミスだった」「ステマではないと認識」 アナ雪2の“ステマ疑惑”にディズニーがコメント - ITmedia NEWS との報道ありました。この報道で、ディズニーは公式サイトでの説明はしないと述べていたにも拘わらず、「『アナと雪の女王2』感想漫画企画」に関するお詫び|企業情報|ディズニー公式 において経緯を説明しています。
アナ雪2以前にも、アベンジャーズなどで同様の手法がとられていたことが https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/ で検証されています。

アナ雪2のステマ騒動で考えるべき、ステマ疑惑の大きすぎる代償(徳力基彦) - 個人 - Yahoo!ニュース でも語られるように、ステマがばれた際に毀損されるのは作品や広告主、広告に関わった人の信頼です。ユーザーが広告を信頼しなくなったら、困るのは広告に関わる人です。自分たちを守るためにも、ステマなどユーザーの信頼を損なう広告は止めた方がいい。
とは言うものの、広告主や広告代理店が「信頼」に重きを置いているなら、「優良・有利誤認」などの「不当な顧客誘引」が「景品表示法」で禁止されないでしょう。

どこに「PR」と表記するのか

アナ雪2の広告マンガに関して、やしろあずき氏が「PRとつけなくても広告主や代理店に指定されたタグをつければ広告と認識されるだろう」とコメントしています。広告主や代理店と漫画家との関係性であって、ユーザーとの関係がまるっと抜け落ちています。

PR表記に関しては、宮脇氏、ヨッピー氏、おおつね氏のPR表記を巡るネットバトルまとめ(追記あり) - Hagex-day info が思い出されます。ヨッピー氏の場合はリンク先の記事にはPRであることが明記されています。アナ雪2の場合は、マンガ内にその説明はありません。個人的には、記事タイトルにPR表記はなくてもいいと考える派ですが、記事広告PR表記問題やネイティブアドの論争が不毛と思う理由(徳力基彦) - 個人 - Yahoo!ニュース にもあるように、「信頼」を重視するなら記事タイトルにも「PR」と表記した方がいいのでしょう。

関連:【アナ雪2ステマ騒動】漫画家達は本気でステマという意識が無かった?広告漫画家と読者のPRタグに関する意識の違い - Togetter

エンタメとは「体験」であり、その「体験」を毀損するステマ

アナ雪2などの一連のマンガには、試写会であることや、それに招待されたことなどが描かれていません。謝礼の有無に拘わらず、その点を説明しない感想は不誠実でしょう。映画やマンガ、ゲームなどの娯楽はそれぞれのユーザーにとっての「体験」です。ユーザーがどのような作品に触れてきたかというバックグランドが「体験」に影響を与えるのはもちろんのこと、情況が違えば「体験」も変わってきます。盛り上がっているときと、旬が過ぎてから体験するのとでは異なる「体験」となるでしょう。
一連のマンガは「アナ雪の一作目を見ていない人が、2を見に行った感想」として描かれていますが、実際は「アナ雪に興味なく見ていなかった人が、2の試写会に招待された感想」の方が正確に思えます。その点を伝えない感想は仮に「PR」だったとしてもユーザーの信頼を損なうものです。

問題点は、マンガを描いた人だけでなく、広告代理店や広告主であるディズニーがユーザーの信頼を損なうマンガをPRとして用いたことです。また、マンガを描いた人も自信を守るためにも「PR」であることをアピールすべきでしょう。はっきり言って、今回の疑惑に関わった人のマンガを今後読んでも信頼はしないでしょう。

広告業界がダメすぎる

先の「景品表示法」に限りませんが、広告業界がダメすぎるのが最大の問題なのでしょう。ユーザーをだまして人を集めることに先鋭化しています。そのためには「炎上」も辞さない構えです。

私がインターネット上の広告をクリックしない理由に「広告の表示する製品やサービスに辿り着けないから」ってのがあります。面白そうなマンガだなと思ってクリックしても、その電子書籍サービスのトップページに飛ばされて目当てにしたマンガがどこにあるのかさっぱり分からない。こんなことを繰り返し行くにつれて、広告をクリックしなくなりました。
Twitterでは、漫画作品に辿り着けないケースは随分と減りましたが、広告でイメージさせるゲームと内容が異なることがあるようです。有名なところで やたら見かけるあのエロそうなゲームのバナー広告、非公式Wikiでまとまってた「作る方も、まとめる執念もすごい」 - Togetter がありますが、ダウンロード数が上がればストアの上位に入れるため、このような手法をとるのでしょう。

広告ではありませんが Amazon.co.jpのブラックフライデーセール、「見せかけの大幅値引き商品がある」との指摘 - ITmedia NEWS も「信頼」に関わる問題です。ブラックフライデー以前から行われており、Amazonは他にも 「レビュー消してくれたら2倍返金するよ」 Amazonで低評価レビューを書いたらとんでもないメールが来た―― 投稿者に経緯を聞いた - ねとらぼ などの事例があるので、きちんとして欲しいところです。

広告にしても、Amazon にしても「炎上」してでも、注目された方が勝ちであると認識しているようなので、業界の自浄作用など期待できません。そのためにも、個人がその手の業界に関わる場合は自分を守るためにもステマなどをやらないなどの対策をすべきだとも思えます。アナ雪2のマンガに関わった人達は、あまりにも無防備です。