VRヘッドセットを5年間思い悩んだおばけがOculus Questを購入して満足した

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Amazonの初売りでOculus Questを購入しました。安売りされてたわけではなく、特定のセール中ではAmazonポイントが7.5%つくので、最近はセール既刊を狙って日用品や大きな買い物をしています。そのための、Amazonゴールドカード!
容量の大きい方を買っておけという先人の教えをもとに128GBにしました。VR動画は容量が大きいので128GBにしておいて良かったです。

スタンドアローンVR!!

Oculus QuestはスタンドアローンVRを体験できるのが楽しいです。バッテリーの寿命は2-3時間ですが、それ以上は身体や目に負担がかかるので、むしろ丁度よいのでしょう。またまだ使い始めですがやってみた感想をまとめてみます。主に360動画やGoogleストリートビューを見て、ゲームも幾つか遊んでみました。
普段使いとしては、動画を大画面で見ることになりそうです。Oculus Linkなどもお試し中です。3DCGを作るのでVR空間で作ったモデルをグルグルできないかなぁと画策中です。

Googleストリートビューがかなり楽しい

YouTubeや自分の撮影視した360動画やGoogleストリートビューなどを楽しんでいます。ディスプレイが高解像度なので没入感はバッチリです。
GoogleストリートビューはOculus LinkでGoogle Earth VRとOculus QuestでWANDERを試しました。Google Earth VRは鳥瞰モードが楽しいのですが、私の環境だとストリートビューの解像度がやや低かったです。WANDERは有料アプリですが、こちらの方が解像度は高かったです。ただし、回線状況によっては読み込みが遅くなるのが気になりました。
家の近所や、以前に住んでいたところ、旅行で行ったところを見ると、まるでそこにいるかのように感じられました。行ったことが無いところも見てみましたが、行ったことのある場所に比べると臨場感が少ないですよね。これはちょっと不思議だなぁと感じます。

VRゲームに可能性を感じる

ゲームはお馴染みの Baet Saber のデモ版を楽しんでいますが、まだ購入には踏み切っていません。身体を動かす系のゲームは、リングフィットアドベンチャーが忙しいんだ……。
お試しで遊んだ中ではスターウォーズファンなのでVader Immortalが楽しいです。本編ではなく、練習モードであるDojoしかプレイしていませんが、ライトセイバーを売り回すとコントローラーに感触があり、音も相まってジェダイの修行をしている感があります。
Oculus Questなので、VR空間を歩き回れるのですが家が狭いのでそこは十分に生かし切れていません。ルームスケールを設定する際にヘッドセット越しの空間が見られるパススルー機能があるので、その現実の景色とVRを重ねられるとより面白そうです。広い部屋などでVRにマッチした空間を作るとより楽しそうです。

ビデオを大画面で

Prime Video VRゆるキャン△のドラマ版を見ました。大きく見られるので映画館で見てるようです。VRではないのに富士山に立体感がありました。4Kテレビを見てるときにも感じるのですが、高解像度だと3D映像じゃないのに立体感がありますよね。ただ、Prime Video VRは寝っ転がって見られないのが残念。時間が無いので試してませんが、映画をじっくりと見たいです。

ニコニコ動画は専用アプリがないのでブラウザで見る必要がありますが、こちらだと寝っ転がって見られます。標準ブラウザが日本語非対応なためFirefoxをインストールしています。お気に入りなどを共有でき、日本語検索もできるのでこちらを標準にしたい……。
ブラウザでKindle Cloudを試しましたが、残念ながらマンガの見開きには未対応でした。ジャンプ+などブラウザ対応のマンガリーダーであれば見開きで読めます。VR読書も可能性を感じますが、アプリはまだまだ充実していません。VR図書館など、これからに期待したいです。

Virtual Desktopは素晴らしい

Oculus QuestにはPCとの接続方法として、Oculus Linkの他に、Virtual Desktopを利用する方法もあります。Virtual DesktopならWi-Fiでの接続が可能なので、USBケーブルをPCに接続する必要はありません。
私の環境だと、レスポンスも良くVirtual Desktop環境下で文章程度なら書けそうです。ただし、キーボードやマウスが見えないのは思ったよりも困りました。Oculus Quest にはパススルー機能があり、ベータ版ではありますがハンドトラッキングにも対応しているので、コントローラー以外もトラッキングできるようになって欲しい。

大画面でゲームができないかと試しましたが、ゲームをするにはレスポンスが遅かったです。Virtual DesktopはWi-Fiのため言うに及ばず。Oculus LinkのBig Screenではマシンパワーが足りない感じです。Oculus Linkのデスクトップモードは視線とマウスが連動しているため追従性はいいのですが、常に視線が動いてゲームプレイに支障をきたしました。Oculus Rift版のVirtual Desktopはまだ試していませんが、有料なので躊躇しています。

VRヘッドセットを思い続けて5年

コンシューマ向けが発表された5年前からVRヘッドセットに興味はあったのですが、本体が高価であり、高スペックなPCも必要だったので躊躇していました。また、HTC VIVE は Steamゲームに対応しているけど、Oculus は未対応など規格の違いがあり、アプリケーションも充実はしていませんでした。
興味はあったので2年前にVRに対応しているPCも購入しているのですが、常にPCが必要なのは面倒くさいとも感じていました。

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VRヘッドセットへの物欲を更に強くしたのが360カメラの存在です。Essential Phone を購入した際にオプションの360カメラもつけました。なんとはなしに360カメラで遊んでいたのですが、旅行で撮影した360写真や動画を見返すのが思いのほか面白かったのです。Google Cardboardで360動画を見ると、その時の思い出が思い起こされる以上に、360動画内で首を振るとその時には見られなかった風景が広がっていることに感動しました。360動画を撮影しておくと、後によりリッチな体験ができることが驚きでした。
私のVRヘッドセットへの興味は、ゲームよりも360動画やGoogleストリートビューなどに比重が大きいようです。そうなると、ますますPCへの接続が煩わしいと思うようになりました。

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Oculus Linkで踏み切る

スタンドアローン型のOculus Goが2018年の5月に発売されます。価格も二万から三万円とお手頃だったので興味はあったのですが、VR対応のPCを所有しているのもあり、PC版のVRも体験したいなぁと欲張りなことを考えていました。迷ったら買わないの精神で一年間迷っていたら、2019年の5月にOculus Questが発売され、同年11月にOculus Linkが発表されました。このOculus Linkこそまさに私が待ち焦がれていたものです。普段はスタンドアローンだけど、時々PCでVRを体験したいと考えていた私にぴったりです。
Twitterで疑問点を書くと、Oculus GoやQuestを持っている人からアドバイスが得られるのも購入の一助になりました。特にメガネを装着している場合の使用感などが参考になりました。私の場合は、Oculus Questにシリコンカバーを装着し、スポーツ用のメガネをかければ圧迫感がかなり低減されました。

また、Twitterで参考にしたのがカウンターバランスの装着。Oculus Questは本体に過重がかかるので、目の周りが圧迫されます。気がついたら歯を強く噛みしめています。後頭部あたりにおもりをつけてバランスをとれば、圧迫感が低減されます。このカウンターバランスとしてTwitterでよくみかけるのがダイソーのリストバンドです。私は250gを購入しました。マジックテープが付いているのでOculus Questにそのまま装着できます。ちなみに、KICKSTARTERでスタイリッシュなバランスがクランドファンディングされてます。日本には100円ショップがあってよかった!

www.kickstarter.com

VR沼にはまりそう

360動画が思いのほか楽しかったのですが、そうすると高解像度の360カメラも欲しくなりますし、よりハイスペックのPCも買いたいと思うようになります。また、VIVE Cosmos などより良いVRヘッドセットにも興味がそそられます。VR沼にはまりそうです。