かつてTwitterにいた「低能先生」とよく似たアカウント

「低能先生」とよく似たアカウントがTwitterで活動したことを思い出した。今にして思うと、初めて「低能先生」からIDコールされた時にあった既視感は、このアカウントだったのだろう。

私が「低能先生」と似ているなと感じたTwitterのアカウントは ユーザーネームはがluckyhitで、表示名は「おや?コティレドン・トメントサの様子が」であった。「お前は屑だ。屑は死ね。」というリプライをクライアントなどを用いずに、手動で投げかけるのを日課としていた。リプライしても即座に反応されないこともあったので、何かしら仕事をしていた可能性もある。2010年頃から活動しており、2013年頃にアカウントが凍結、もしくは削除されている。

かなりのアカウントからブロックされていたはずだし、「お前は屑だ。屑は死ね。」というリプライばかり投げかけていたので、現在のTwitterの基準から考えると、速攻でアカウントが凍結されるだろう。今にして思うと牧歌的ですらある。

「集団リンチ」を糾弾していたluckyhit

luckyhit氏のアカウントは削除され、togetterにまとめられても本人がツイートを削除していたので、その足跡を追うのは「低能先生」同様に難しい。
luckyhit 氏のツイートを非公式RTしていた、KYOUKEN_BYO (@KYOUKEN_BYO) | Twitter や、「リンチ」とは何か。 - Togetter のコメント欄など一部のtogetterまとめに残るのみである。

私は、luckyhit氏からリプライされた身である。その後、長期に渡ってリプライを交わしていたけれど、氏が自分自身のことはほとんど話すことが無かった。ただ、稀に「はーイニDラジオおもしれえ」などと日常を匂わせる一面もあった。
luckyhit氏は語ることを拒んでいたが、氏の根幹には「ネットでの集団リンチ」を糾弾する気持ちがあったように感じた。つまり、ネットウォッチを排除したかったのだろう。個人に限らず、炎上を狙って突飛な発言をする人や、道義的法的に問題のある発言をする人を晒しあげる行為を「集団リンチ」とし糾弾していた。

luckyhit氏はイケダハヤト氏へ批判を投げかける人、批判を超えた人も含まれたが、そのような人々にも「お前は屑だ。屑は死ね。」とリプライを送っていた。そのため、イケダハヤト氏の信者だとみられている節もあったが、恐らくそうではなかっただろう。
luckyhit氏の中に「お前は屑だ。屑は死ね。」とリプライを送る人の基準はあったようだが、それを語ってくれることは無かった。私は、ネットヲチをする身であるし、時に口汚い言葉で罵ることもあるので、luckyhit氏から糾弾される理由は十分にあると自覚している。一方で、togetterにまとめたことのあるだけの人にも同様に「お前は屑だ。屑は死ね。」とリプライを送っていたのは、個人的には解せなかった。
どちらにせよ、「お前は屑だ。屑は死ね。」と罵倒してくる相手と、まともにコミュニケーション取れるとは思えないのでブロックするのが通常の反応であろう。私は、割と根気よくリプライした方ではあるが、ついぞコミュニケーションが取れたとは思えない。
何よりも、luckyhit氏は「集団リンチ」を糾弾することを信条としていた。それ故に孤高である必要があったのかも知れない。

「低能先生」も「集団リンチ」を糾弾していた

「低能先生」とコンタクトを取ったことはない。luckyhit氏の経験もありコミュニケーションは不可能と、黙々とはてなに通報するのみであった。そもそも、コンタクトを取ろうにも当初は数日の内にアカウントが削除されていたし、最近では当日の内に数回削除されていた痕跡が確認できるのみであった。

私が「低能先生」からIDコールを貰うのは、はあちゅう氏やキングコングの西野氏に関するものであった。「低能先生」をイケダハヤト氏やはあちゅう氏の信者と認識している人がいるようだが、「低能先生」もluckyhit氏同様に「集団リンチ」を糾弾することを信条としていただけだろう。


また、zaikabou氏は、何度か「低能先生」とコンタクトを取っているようだが、以下のようにもコメントしている。

あの人なりの独自の信念がありそうで、なるべくはてブで会話しようとはしていたのだが、罵倒はいいけど肝心な部分で核心をはぐらかされたり、垢BANされて毎度有耶無耶になってしまっていた

あの人なりの独自の信念がありそうで、なるべくはてブで会話しようとはしていたのだが、罵倒はいいけど肝心な部分で核心をはぐらかされたり、垢BANされて毎度有耶無耶になってしまっていた - zaikabouのコメント / はてなブックマーク

これは、私が luckyhit氏に感じたことに近い。初手が罵倒な上に、コンタクトを試みても肝心なところは明かさない。中身が無いのか、あるいは負けない戦法として自分のことを明らかにしなかったのか。そして、「低能先生」もまた、「集団リンチ」を糾弾するが故に独りで戦う必要があったのかもしれない。

luckyhit氏と「低能先生」の比較

私の他にもluckyhit氏と「低能先生」が似ていると感じている方がいた。もちろん確証はなく、ただの印象に過ぎない。

luckyhit氏と「低能先生」を比較するにも、両者ともに足跡を追うのが非常に難しい。「低能先生」と呼ばれていた人の書き込みと思われるもの など、増田のトラックバックなどから追うしかない。
推測でしかないが、低能先生の捨てIDをわかる限り集める(2018/5/31まで) における「id:はてなアカウント名」でそのアカウント名に言及しているトラックバックは、恐らく「低能先生」によるものだと思う。

luckyhit氏は2013年5月にTwitterでの活動を止めている。「低能先生」がいつ頃から増田で活動しているかはよく分からないが、【魚拓】http://anond.hatelabo.jp/20130826185021 が「低能先生」によるものであったなら、2013年8月頃までは遡れるだろう。この魚拓で興味深いのは「放射脳」という言葉を使ってる人を攻めている点だ。luckyhit氏も同様に「放射脳」という言葉を使う人を糾弾していたと記憶している。あるいは、そのようなレッテル貼りを良しとはしなかった。この点は、私も同意できる。「集団リンチ」はダメだという点も理解できる。しかし、「集団リンチ」に関しては何を持って「集団リンチ」とするかが難しい。理解はできるが、それへの対抗策として罵倒を行うのは悪手でしかない。

luckyhit氏も「低能先生」も「集団リンチ」を糾弾するために活動しており、初手が罵倒である点も共通している。また、コンタクトを取っても自信のことを語りたがらなかった点もよく似ている。両者ともに、時折素が見え隠れしているのが興味深い。また、共にイケダハヤト氏の信者に見られているのも面白い。

言葉遣いも非常に似通っている。luckyhit氏は「屑」、「低脳」、「死ね」を好んで使っていた。
「低能先生」も「クズ」、「低能」、「死ね」が口癖であった。ただ、よくよく見てみると、違いもある。luckyhit氏は「屑」を漢字で書くが、「低能先生」は「クズ」をカタカナで書く。また、luckyhit氏は「低脳」と脳味噌の「脳」であるが、「低能先生」はその呼びなの通り能力の「能」である。両者は一貫しており表記ゆれはない。
これを、人物の違いとみるか、同一人物がわざと使い分けたとみるかはわからない。あるいは、単にPCを買い換えたり、環境が変わったことで登録辞書をそのまま使っているだけかも知れない。

luckyhit氏は「低能先生」なのか?

luckyhit氏と「低能先生」が同一人物であるという確証は何もない。ただし、両者の行動やその原理などは非常に似通っている。「低能先生」を考える上でluckyhit氏は参考になるのではないかと思う。ただ、先に述べたように痕跡はほぼ残っていないのだが・・・・・・。

個人的には、luckyhit氏がひょっこり復活して罵倒を飛ばしてくる方を期待する。