Skyrim Special Editionをバニラでやるだけやった

世間はFF15だというのに、Skyrim Special Edition(以下、SE)のPC版を黙々とやっていた。やれることは大体やってしまったので、感想を書いておこうと思う。
Skyrimはオリジナル(以下、旧版)をPS3、その後PCでやり直したので、通しプレイは今回で3回目。全部バニラでやっている。MODを導入すると、MODを導入するゲームになってしまい、それに時間を奪われるのが嫌なので。

画面はやはり綺麗になっている。旧版が5年前の2011年に発売されているので、より綺麗になって当たり前であるが、水や空の表現が大層美しい。近所の公園にある池の表面が太陽光によりテラテラと光っているのをみるとSkyrimみたいだなと感じるくらいには現実味がある。とは言うものの、慣れとは恐ろしいもので、ずっとSEをプレイしていると綺麗な画面が普通になってくる。綺麗さの確認のため、旧版を立ち上げてみたら、美しさを再確認できた。フレームレートもSEの方がスムーズであった。
画面の綺麗さの他に、SEの方がロードが早い。同じマシンで旧版とSEを立ち上げロードさせると、読む混む容量が多いはずのSEの方が早く終了する。理由はよく分からないが、SEの方が画面もロードもスムーズで快適にプレイできるようになっている。

画面とロードはスムーズになったが、その他は旧版のままであった。バグもそのままだ。超錬金なども残っているし、クエストが進行できなくなる不具合も一部残っている。日本語訳も旧版のままだ。吟遊詩人は音痴だし、一部にト書きが残っている字幕は相変わらずだ。
SEとは全く関係なく旧版からずっと疑問に思っていたことの一つが、配達人が「ちょっと待ってくれよ」とキレ気味に答えながら手紙を渡すシーンである。何かを静止するため注意を引きつけるイントネーションなのだが、この場合は相手を落ち着かせるイントネーションが適切だろう。ずっと疑問に思っていたが、ゲームにおける翻訳方法を知って腑に落ちた。
昨今のゲームはセリフが多いため、たくさんの翻訳者に振り分けるのが一般的らしい。ディレクションの問題ではあるのだが、翻訳を頼む方もゲーム全体のストーリーやシステムが分からないまま発注せざる得ないのだとか。そのため、訳者は細切れにされ前後関係が分からないテキストを訳すしかない。アフレコも同様の状況のため「ちょっと待ってくれよ」のニュアンスが分からなかったのだろう。「ちょっと待って下さいね」みたいな柔らかい口調ならば、キレ気味なイントネーションにもならなかったが、配達人はぶっきらぼうな性格付けがされているので、それも難しかっただろう。

変わったのかどうかは分からないけど、衛兵から「昔はお前みたいなぼうけんしゃだったが、膝に矢を受けてしまってな」を聞く機会が減りました。記憶の限りでは数回でしたね。以前は何度も耳にした気がしましたが話題になったので頻度を減らしたのかな?

戦闘システムも当然同じである。久しぶりにプレイしてみると、元から大味だったのが、年月が経ったせいかさらに大味に感じられる。敵に囲まれてボコらると普通に死ぬけど、死にそうになったら薬をガバガバ飲めばほぼ問題無い。ボコられないために従者を連れて行くも、従者が前に出てくるため援護するのが面倒くさい。従者のレベルが固定されるため、低レベルで出会った従者は後々役に立たなくなる。

今回は、特に意識したわけでは無いが、隠密と軽装、弓術と召喚の初歩的なパークを取得してからは、ずっとレベル25に固定していた。ドラゴンを楽に倒せる程度のレベルに調整したわけだが、割と楽にプレイできたかと思う。また、召喚のレベルを上げるために「魔法の弓」を中心に使っていたが、矢の数を心配する必要がないのは非常に便利だなと。しかも、結構強いですし。
クエストの進行としては、ホワイトランに到着してからは、資金稼ぎを兼ねて盗賊ギルドのクエストラインを進めた。7万ゴールドくらいは貯められたと思う。その後、メインクエストを声の道まで進めたら、ミラーク信者に襲われたので、先にソルスセイムのクエストを進めるのも有りかなと。結果として、「従順」や「ドラゴンアスペクト」など対ドラゴンに有利なシャウトや、魔法系スキルの上昇に役立つ「アルカナの秘密」など、楽な能力を取得できたのが良かった。
「アルカナの秘密」を取得したので、先ず大学関連のクエストをクリアしておいた。大学は、メインクエストやドーンガードなどとも拘わってくるので、さっさと入学しておくに限る。その後は、街に吸血鬼がやってきてNPCが殺されまくり面倒なので、ドーンガードを吸血鬼側で進める。「ダーネヴィール召喚」のシャウトを取得したことで、ドラゴン同士の戦いを見られて、非常に愉快であった。
吸血鬼のまま、闇の一党に入信。餌にもありつけて一石二鳥である。この頃から、家を購入したり建てたりし始め、結婚し養子を迎えた。ちなみに、結婚相手を吸血鬼にしつつ、自分は治療してしまった。
闇の一党後に、やり残したデイドラクエストなどを追いつつ、メインクエストを進めた。星霜の書を手に入れるためのブラックリーチに関するクエストを、ドーンガードで先にやっておくと、元々あっさりだったメインクエストがさらにスカスカになりますな。
メインクエストと並行して同胞団も進めたが、従者バグにより「純粋」のクエストが完了できなくなる。メインクエスト終了後にコンソールで直ったがひどいバグである。ちなみに、同胞団は人狼が睡眠ボーナスを得られなくなるので、あまり好きなクエストではなかったのだが、今回はスキル上げがほぼ終了していたため、病気にならないメリットの方が大きく、そのままにしてある。我が屋は人狼と吸血鬼の同性婚となった。
内戦クエストを始める前に、各都市の従者関連のイベントを終わらせておいた。内戦クエストは、帝国とストームロークのどちらでも良かったのだけど、ソリチュードに引っ越してから養子が帝国軍に入りたいといういうので、帝国側につくことにした。まぁ、それくらいどうでも良いクエストだと思う。
大体のクエストをやり終えたので、25で止めていたレベルを一挙に70前半まで上昇させた後、超錬金を使って錬金、鍛造、話術のスキルを100まで上げる。その後は、「アルカナの秘密」と「念動力」をつかって「変性」を何度かレジェンダリすることで80まで上げ、ボエジアの呼び声や、黒壇の戦士などレベル25では発生しないクエストを終える。

実績が5つくらい残っていたり、スリと重装のスキルを100まで上げていないのだが、まぁ面倒なので良いかなと。

Skyrimは何度も繰り返しやりたくなるゲームの中の一つで、他にはFF5聖剣伝説2クロノトリガーMGS3など。育成の自由度がそれなりにあるなどのゲームが好きなのかなと思います。後は、夢をみる島もですが、こちらはSkyrim同様に箱庭感が好きなのでしょう。