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「Splendor-宝石の煌めき」の貴族の元ネタ

Splendorというボードゲームをプレイしました。2014年のゲームなので知ってる人には今更でしょうが、シンプルなゲームで気に入りました。
ただ、品切れなようでアマゾンなどでも高騰してますね。ルールは簡単で日本語版である必要がないため、私はアメリカのAmazonで購入しました。ただ、届くのに半月くらいかかりますが……。

詳しいルールなどは、上記のサイトが詳しいです。資産管理ゲームに分類されるでしょうか。お金に当たる宝石で資源を購入し、勝利点を獲得するゲームです。
6種類の宝石トークン、その宝石トークンの組み合わせで購入できる発展カード、特定の発展カードを集めると手に入る貴族タイルからなりますが、全て公開情報で、誰が何を持っているのかをお互いに把握できます。
資源が限られているので、相手が何を狙っているのかを類推しやすく、そこに駆け引きが生まれます。単純ではありますが、時間をかけて考えないといけない程度にバランスが調整されています。プレイ時間は30分くらいなので、何度も遊びたくなるゲームですね。

貴族の元ネタ(ただし、実質王族)

貴族タイルを得るのが、このゲームのポイントかと思います。なにしろ、貴族は特定のカードを揃えればターンの最後に勝手に訪問してくるので。1ターンに1回しか行動できない本ゲームにおいて、自動的に点数を得られるのは大きいです。

さて、この貴族カードですが、どこかで見た顔が並んでいます。きっと元ネタがあるはずで、調べてみたら海外の掲示板にまとめられていました。

貴族というか、ほとんどはルネサンス期の王族でした。しかも、フランス関係が多かったです。フランスのゲームだから当然でしょうが。

イザベル一世

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トラスタマラ朝カスティーリャ女王こと、イザベル一世。スペイン女王とも。非常に熱心なカトリック教徒であり、カトリック両王の称号を得ている。コロンブスのアメリカ大陸進出にも援助している。背景は、多分マドリード王宮だと思うのですが。

カトリーヌ・ド・メディシス

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フランス王アンリ二世の王妃で、フランソワ二世、シャルル九世、アンリ三世の母。ロレンツォ・デ・メディチの孫にあたるロレンツォ2世・デ・メディチの娘でもある。背景は、メディチ家が滞在していたことのあるフィレンツェのヴェッキオ宮殿。
フランスの芸術や食文化の発展にも貢献しました。

マキャベリ

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唯一王族ではない。
メディチ家のお膝元フィレンツェの法律家であり思想家でもあるマキャベリ。かの君主論を献上したのは、カトリーヌ・ド・メディシスの父であるロレンツォ2世・デ・メディチ
なんかすげー笑顔ですね。

エリザベート・ドートリッシュ

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フランス王シャルル九世の王妃であるエリザベート。シャルル九世の母で実質実権を握っていたカトリーヌ・ド・メディシスが新教と旧教の諍いを融和させるため、旧教に融和的であった神聖ローマ皇帝マクシミリアン2世の娘であるエリザベート皇女に目をつけ結婚させたのだそうな。
背景は恐らくアルプス山脈でしょう。

アンヌ・ド・ブルターニュ

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フランス王シャルル八世の王妃となり、シャルル八世が亡くなった後は、ルイ一二世に嫁いだアンヌ王妃。フランソワ二世の娘のため、ヨーロッパ諸国の王子たちはアンヌのことを狙っていたのだとか。

カール五世

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神聖ローマ帝国の皇帝である、カール五世。スペイン国王としてはカルロス一世とも。ハプスブルク家の全盛時代に君臨し、神聖ローマ皇帝、スペイン国王の他に数々の称号を有している。
下顎前突症のためあごが突出している。ハプスブルク家は下顎前突症の方々が多く、肖像画にもその独特な身体的特徴が残されています。
背景の紋章は、帝国の象徴である双頭の鷲が配されているのですが、赤と白(銀)のパーティション(もしくはマーシャリング)は誰の紋章なのか分かりません。前述のようにカール五世は数々の称号を持っているのですが、そのどれにも当たらないように思われます。

ヘンリー八世

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テューダー朝の第二代イングランド王にして、アイルランド王にもなり、さらにフランス王まで要求したヘンリー八世。この絵の元となったと思われる、そのままの肖像画があります。
本ゲームだとカール5世と関係が深く、共にフランスを攻めフランシス一世を捕虜にしています。

エリザベス一世

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ヘンリー八世の王女として生まれ、テューダー朝第五代のイングランド王かつアイルランド王でもあるエリザベス一世
本ゲームだと、ロレンツォ・デ・メディチと関係が深いでしょうか。

フランソワ一世

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ヴァロワ朝第九代のフランス王であるフランソワ一世。こちらもヘンリー八世同様に、元となった肖像画がありますね。
ルネサンスを開花させた君主として知られています。

スレイマン一世

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オスマン帝国の第10代皇帝であるスレイマン一世。遠征を繰り返しオスマン帝国を最盛期へ導いた。ヨーロッパ遠征の際にカール五世と対立している。