かくれんぼ好きなら是非スプリンターセル ブラックリストを

スプリンターセル ブラックリストをクリアしました。スプリンターセルシリーズは本作で6作目となりますが、私自身はこれがシリーズとして初めてプレイしたタイトルとなります。

メタルギアソリッド5 グラウンド・ゼロス、スナイパーエリート V2の後なので、ステルスゲームばっかりやってますね。今はスナイパーエリート 3を始めますし、その次は恐らくメタルギアソリッド5の本編をやるので、今年はずっとステルス三昧でしょう。

スプリンターセルは非接触による完全ステルスを目指すゲームなので、メタルギアソリッドとともスナイパーエリートとも趣向が異なっています。
隠しルートを発見したり、パイプや窓の縁で敵をやり過ごしたり、スパイ映画さながらに赤外線センサーの間をくぐり抜けたりと、かくれんぼ好きとしてはかなり楽しめました。
ストーリーがそのまま映画やテレビシリーズにできそうで、そこがまた潜入の臨場感を盛り立てます。潜入方法もバリエーションがあり、流石トム・クランシー監修のゲームだなと。

一方、完全ステルスを目指すということは、そのルートが予め用意されているわけで、ルート構築というよりも、ルートを探すゲームだと感じました。
臨場感はあるのですが、このルートを用意されている感じが、やや緊張感を削ぐかなぁとも。隠されてはいるものの、登頂ルートが確保されているフリークライミングといった感じですね。
それでも、メインイベントのイラク大使館は結構大変でしたが。

ステルス以外にも、敵に見つからないように殺していく、あるいは正面から倒しても進めるので、プレイスタイルごとに異なった遊び方ができます。
一番簡単なのは敵を無力化しながらステルスで進む方法ですね。逆に難しいのが、正面から倒していくスタイル。主人公は超人ではないため簡単に死ねます。

使えるアイテムの種類が多く、カスタマイズもできます。ギミックとして、スパイ映画に出てきそうなアイテムがあるのも楽しいです。ドアの下から除けるカメラや、敵の位置を壁越しに表示できるスキャンゴーグルなどはステルス任務に重宝します。
ただし、最終的に使う武器は偏ってくるので、もうちょっとバリエーションがあっても良かったのかなぁと。

サイドミッションは、仲間ごとに特色が異なっています。グリムはステルス、ブリックスは協力、コビンは制圧、チャーリーは殲滅。

個人的には、色々なプレイスタイルが楽しめるコビンのミッションが好きでした。魚市場なんかは、イスタンブールのマーケットの雰囲気が出ていて良いですね。ゲーム全体として、イスラム圏ステージにおいて醸し出される雰囲気が気に入っています。

ブリックスは協力オンリーで、発売からしばらく経過したゲームのためマッチングがなかなかできませんでした。しかも、エリア移動の際に、通信エラーで先に進めなくなることが何度かあり困りました。
発売から時間が経っている点は通信対戦にも影響しており、マッチングにおいてもレベル差がありすぎて全然楽しめませんでした。
対戦に関しては、過疎って先鋭化するのは仕方がない面はありますが、ブリックスのミッションは他プレイヤーとの協力でなくても、AIで遊べるようにして欲しかったです。

チャーリーのミッションは、敵を殲滅するのが目的で、唯一ステルスが主体ではありません。兎に角犬が嫌いになります。ドロイドもかなりむかつきますが、犬の方がやっかいです。
一番骨の折れるミッションですが、その分やりがいもありますね。このミッションに限っては、自分でルートを構築している気になりました。プレイヤーの力量で変わってくる部分が多いからでしょう。

何だかんだと書いていますが、ステルスゲーム好きなら文句なしでおすすめのゲームです。