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ハイスコアガールがSNKプレイモアから承諾を得ていなかった件で電子書籍版はどうなる?

追記:ハイスコアガールがSNKプレイモアに承諾を得ていなかった件まとめ - 最終防衛ライン3 を投稿しましたので、興味がある方は御覧下さい。

ハイスコアガールSNKプレイモアから承諾を得ていなかった件

(C)表記があるのに、承諾を得ていなかったというのは驚きです*1


ちなみに、記事中の「キャラクターを、許諾なしに勝手に使用した」なる表現は、あたかもキャラクターそのものに著作権があるかのような書き方ですが、正確にはキャラクターの絵などに著作権が生じるが正しいです。
ハイスコアガールの物語を考慮するに、既存のゲームありきの話であるため、引用であると強弁するのは困難でしょう。また。巻末ににSNKプレイモアの(C)表記があるにも拘わらず、承諾を得ていないのも言い逃れはできないでしょう。

記事によると事実が明らかになったのは昨年夏で、アニメ化の際に制作会社がSNKプレイモアに問い合わせたからでのようです。SNKプレイモアが告訴は今年の5月と、昨年の夏から期間があることから、スクウェアエニックスSNKプレイモアの間で何かしらの協議をしていたものの、折り合いがつかなかったのかもしれません。


ところで、SNK知的財産権SNKプレイモア - Wikipedia に譲渡されている点が少々ややこしいですね。ただし、譲渡されたのは2001年で、ハイスコアガールの連載は2010年なので、承諾を得ていないのはガンガンが悪いわけですが。
本件との関係性は不明ですがSNKプレイモアと言えば 携帯ネオジオ NEOGEO X は発売一年経たずに終了、SNKがライセンス引きあげ - Engadget Japanese が思い起こされます。

ハイスコアガール電子書籍はどうなる?

本は資産だが、電子書籍は資産にならない - 狐の王国 に書かれているように電子書籍は、自身の所有物では無く、有効期限が明記されていないレンタル本に過ぎません。

例えば、Amazon.co.jp ヘルプ: AMAZON KINDLEストア利用規約 を以下に引用します。

Kindleコンテンツは、コンテンツプロバイダーからお客様にライセンスが提供されるものであり、販売されるものではありません

Kindleコンテンツの定義は以下となります。

Kindleコンテンツ」とは、書籍、新聞、雑誌、ジャーナル、ブログ、RSSフィード、ゲーム、またその他の静的およびインタラクティブな電子コンテンツ等、Kindleストアで入手できるデジタル化された電子コンテンツを意味します。

つまり、閲覧する権利を購入しているに過ぎません。


ハイスコアガールは権利関係に問題が明らかになりましたが、それ故に販売を自粛するのか、停止するのかは現段階では分かりません。
仮に書籍が販売停止になるならば、電子版も購入できなくなるでしょう。その後、取られる対応としては以下の3点が考えられます。
1. 既購入者は再ダウンロード可能
2. 再ダウンロード不可
3, 端末のデータが削除させられる。
2番目の、端末にデータがある限りは閲覧可能な状態になるのが、一番あり得そうですが。3番目の端末のデータが削除される事例も十分に考えられます。

2009年にKindleから誤って書籍データが削除された事例がありました。Kindleから無断で購入済みの書籍データが削除された事件に対するAmazonの対応 としては、書籍の無料提供あるいはギフトカードあるいは小切手での返金を受け付けました。

仮に、端末のデータが削除された場合に、返金まで受け付けるかは分かりません。返金したくないから、ほとぼりが冷めるまで再ダウンロード不可当りになりそうかなと予想します。

家宅捜索が始まったばかりなので、どのような結着を迎えるかは分かりませんが、権利侵害があった電子書籍の取り扱われ方のテストケースとして動向を注目していたいです。

おまけ 権利関係に厳しいビホルダー

漫画とアニメの権利関係と言えば、ビホルダーと鈴木土下座ェ門の話が思い起こされるかなと。詳しくは、ビホルダー / 他のファンタジー作品におけるビホルダー- Wikipedia に述べられています。
ビホルダーダンジョンズ&ドラゴンズに登場する巨大な口と目を有するモンスター。萩原一至がバスタードの連載時に、ビホルダーを登場させましたが、権利関係の問題から、単行本掲載時には手足が追加されたデザインとなり、名前も鈴木土下座ェ門に変更されました。
ビホルダーは見た目のインパクトのためか、同様の形状のモンスターが様々なフィクションでも登場します。

例えば、まさに渦中のスクウェアですが、FF1や魔界塔士Sa・Gaにもビホルダーは登場しています。どちらも、リメイク時にデザインと名称が変更されています

魔界塔士Sa・Gaにはビホルダーの他にも権利関係を鑑みて、リメイク時に名称が変更されたモンスターがいます。

  • ビホールダー→デスアイ
  • ねずみおとこ→ねずみおやじ
  • ねこむすめ→ねこおんな
  • モビルスーツ→モビルマシーン

*1:C表記自体は、著作権者を明示する意味しかないので、承諾を得ていた否か関係が無いです。他社の承諾は得ている状況で、さらにSNKプレイもが著作権者である把握して要るにも拘わらず承諾を得ていないのは驚きです。